概要
アルコバレーノとはイタリア語で虹を意味する、マフィア界最強の7人の赤ん坊。
全員二頭身の赤ん坊の姿だが、非常に高い戦闘能力を持っており、アルコバレーノの証としてそれぞれが虹の一色を持つおしゃぶりを胸から下げている。
別名「呪われた赤ん坊」「選ばれし7人(イ・プレシェルティ・セッテ)」。
謎の男チェッカーフェイスによって集められた各分野の逸材7人(+α)が、「運命の日の呪い」によって赤ん坊の姿にされ、そのまま成長しなくなり、ある種の不老状態に陥った。例外的に当時ルーチェが身ごもっていたアリアとアリアの娘のユニは成長するが、代わりに短命の呪いがかかっている。
胸にはそれぞれの属性の色のおしゃぶりが密着しており、これを無理矢理取ることは死に等しいらしい。おしゃぶりが無事であれば、大空の命と引換えに生き返ることができる。精神・体力年齢は呪いがかかった当時で止まっているようである。アルコバレーノ同士が近づくと、おしゃぶりが光ってそれを知らせる。
30年近く赤ん坊体型で過ごし、互いに反発し合いながらも、各自地道に呪いを解く方法を探していた。そんなある日、チェッカーフェイスが再びアルコバレーノの前に現れた。「虹の呪いを解きたいか!?」
各々、呪いを解くため、興味本位で参加した、アイツの呪いを解いてやりたい、アイツを鍛えたい等の理由で参戦し、代理戦争形式で戦闘したが、二日目、透明のおしゃぶりを持つバミューダが参戦し、事態はアルコバレーノの秘密とバミューダの復讐へと繋がっていく。
基本的にはルーチェ(アリア、ユニ)、リボーン、ヴェルデ、コロネロ、バイパー(マーモン)、スカル、風を指す。人によってはラル・ミルチを含む場合もある。
メンバー
晴れのアルコバレーノ。黄のおしゃぶりを持つ。フリーの殺し屋(ヒットマン)で、沢田綱吉(ツナ)の家庭教師。
大空のアルコバレーノ。橙のおしゃぶりを持つ。ジッリョネロファミリーの女ボスで、ユニの祖母。未来を見通す予知能力を持つシャーマン。アリア(ユニの母)を身ごもった状態でアルコバレーノ化したため、妊婦姿で描かれることが多い。
雨のアルコバレーノ。青のおしゃぶりを持つ。当初は「選ばれし7人」には含まれていなかった。元イタリア海軍コムスビン所属の軍人で、ラル・ミルチはその当時の教官。笹川了平の家庭教師。重火器のスペシャリスト。
嵐のアルコバレーノ。赤のおしゃぶりを持つ。弾丸をも素手で止めると言われる武道家。イーピンの師匠。雲雀恭弥と顔が似ている。
雲のアルコバレーノ。紫のおしゃぶりを持つ。カルカッサファミリーの軍師。身体が異常に頑丈で「不死身のスカル」の異名を持つ。リボーン達にパシリにされており、扱いの酷さには定評がある。
霧のアルコバレーノ。藍のおしゃぶりを持つ。ヴァリアー隊員。当代屈指の超能力者。7人の中で一際幼さが強調されており、それゆえか元の姿への執着心が凄まじい。
雷のアルコバレーノ。緑のおしゃぶりを持つ。光学迷彩の研究や匣(ボックス)の開発を行うマッドサイエンティスト。
番外
本来彼女が雨のアルコバレーノになる予定だったがコロネロが庇い中途半端な呪いを受けている。自称「アルコバレーノのなりそこない」。
濁った色のおしゃぶりを持つ。CEDEF(チェデフ)所属。
「未来編」では成長した姿で登場し、ツナ達を指導・サポートする。
元イタリア海軍特殊部隊コムスビンの教官。ツンデレ。
チェッカーフェイス曰く、最も優秀なアルコバレーノであった男。素顔は包帯で隠されているので不明。
いまだに赤ん坊の姿でいるのは何らかの手違いにより現在も呪いを受けているため。
ボンゴレ創立以前より存在している。透明のおしゃぶりを持つ。復讐者の創設者であり第8の夜の炎を生み出した張本人。常にイェーガーの肩に乗っている。「継承式編」「虹の呪い編」に登場。