ミルフィオーレファミリーとは、白蘭率いる「ジェッソファミリー」とユニ率いる「ジッリョネロファミリー」が統合してできた巨大なマフィア組織。未来編においてはツナ率いるボンゴレファミリーと敵対する存在として登場する。
元々は別の組織だったため、統合された現在はジェッソがホワイトスペル、ジッリョネロがブラックスペルとして区別され活動しているが、両者の仲はあまり良くないらしい。
また、「6弔花」と呼ばれるボンゴレの守護者にあたる幹部が存在し、Aランク以上であるマーレリングを所持している。
ミルフィオーレは表向きには白蘭とユニ両者合意の元で結成され、ボスも二人体制という形をとっているが、結成の経緯にはきな臭い点も多く、現在事実上の実権は白蘭が握っている。
ホワイトスペル
前身は白蘭率いる新進気鋭の「ジェッソファミリー」。
白蘭(びゃくらん)
ミルフィオーレの実質的なボス。大空のマーレリングを所持している。
一見飄々としていていつも笑顔を浮かべている好青年。だが目的のために手段を選ばなかったり、部下を簡単に切り捨てるなどの非道な一面も見られる。また、ミルフィオーレ結成の経緯からブラックスペルの面々からは不信感を抱かれている。食道楽で登場するたび何か食べているが、とりわけマシマロが好物らしい。
入江正一
6弔花の一人。属性は晴れ。
白蘭からの信頼が厚く、ファミリーの中でも中心的な立場に据えられている実質的なNO.2。情報工学系に強く、ミルフィオーレが他ファミリーに比べて技術方面で秀でているのは彼の功績。ただし白蘭から無茶ぶりされることも多く、神経質な性格も手伝ってたびたび胃を痛めている。
グロ・キシニア
6弔花の一人。属性は雨。
グロとエロをこよなく愛する変態。雨イカと雨フクロウの匣兵器を所持し乗馬鞭にも似た武器で戦う。
ちなみに本誌で登場した時にはそのあまりのインパクトで読者に大きな衝撃を与えた。
ジンジャー・ブレッド
属性は晴れ。
通称「魔導師の人形」(マジシャンズドール)。人形遣いであり、一見すると人間にしか見えない精巧で強力な人形を用いて戦う。戦闘時には自身が操る人形のみを送り込み、決して本人は戦場へと出てこない。用いる人形は髪型や服装などは微妙に異なるが、皆少年の姿をしている。
アイリス・ヘプバーン
属性は雲。
通称「妖花」。死茎隊と呼ばれる4人の屈強な男たちを従えた、アフロヘアーの女。
妖艶な雰囲気を醸し出しているが残虐で凶暴な性格をしている。
ラジエル(ジル)
6弔花の一人。属性は嵐。
ヴァリアーのベルフェゴールの死んだと思われていた双子の兄でもある。
オルゲルト
属性は雨。
ジルの執事で常にジルの傍らに控える。
レオナルド・リッピ(グイド・グレコ)
新しく配属された白蘭の秘書。
まじめで実直そうな青年。白蘭の飄々とした性格に戸惑いながらもきちんと仕事をこなす。
しかし・・・?
ブラックスペル
前身はボンゴレと同等の歴史を持つマフィア「ジッリョネロファミリー」。
ユニ
ミルフィオーレファミリーのもう一人のボス。見た目は10代前半くらいの少女。
かつては笑顔あふれる心優しい女の子だったが、白蘭と出会い、ミルフィオーレができてからは常に無表情で感情の起伏も少ない人形のようになってしまった。
γ(ガンマ)
6弔花の一人。属性は雷。
元ジッリョネロファミリーの雷の守護者。当時のジッリョネロのボス・アリアの側近で、元ジッリョネロのメンバーからの信頼は厚い。アリアの娘・ユニからも慕われており、本人もユニを大切に思っているが、白蘭に対してはミルフィオーレ結成の経緯から不信感をもっており敵対心を抱いている。
幻騎士(げんきし)
6弔花の一人。属性は霧。
元ジッリョネロファミリーの霧の守護者。現在は白蘭に心酔しており、ホワイトスペルに肩入れするその姿勢は元ジッリョネロのメンバーからは快く思われていない。
スパナ
ミルフィオーレのロボット技術者。戦闘時には「ストゥラオ・モスカ」に乗り込み戦う。自作のスパナ型棒キャンディを口に咥えているのが特徴で、自分の名前を「酢花゜」と書くほどの日本びいき。戦ったツナの技に興味を持ったことから、なりゆきでボンゴレファミリーに入ることに。入江正一とは高校時代からの知人。
太猿(たざる)
γを兄貴と慕う褐色肌の青年。属性は嵐。
野猿(のさる)
γと太猿を兄貴と慕う紫髪の少年。属性は嵐。
真6弔花(リアルろくちょうか)
白蘭が独自に組織した6人の真のマーレリング守護者。その存在はファミリーにはおろか、入江を始めとする6弔花の幹部にも知らされていなかった。
桔梗(ききょう)
真6弔花のリーダー。雲のマーレリング守護者。
口癖は「ハハン」。常に慇懃な態度でほかのメンバーを率いており、白蘭に対して心からの忠誠を誓っている。数字は「99」。
ザクロ
嵐のマーレリング守護者。
真6弔花になる覚悟を「マグマ風呂」で示したことで、読者に強烈なインパクトを残した。
デイジー
晴れのマーレリング守護者。
いつもぼろぼろになった人形を抱いている。戦闘能力は低いように見えるが、チョイス篇にて思わぬ能力が判明しツナたちは苦境を強いられることになる。
ブルーベル
雨のマーレリング守護者。
自由奔放な性格。メンバーの中では最年少と思われ、よくザクロや桔梗と戯れている。
脱ぎたがりの危ない幼女。
トリカブト
霧のマーレリング守護者。仮面をつけた無口の大男。仮面の方が本体らしいが結局正体は明かされなかった。数字は「16」。
GHOST(ゴースト)
雷のマーレリング守護者。元々はパラレルワールドに居た白蘭だったが、不完全な転移の影響により、意思をもたずただ周囲の死ぬ気の炎を吸い付くそうとするだけの存在になっていた。復讐者の牢獄に囚われていたが取引により解放された。数字は「52」。
ジッリョネロファミリー
ブラックスペルの前身。
アリア
ジッリョネロファミリーのボス。ルーチェの娘でユニの母。