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降り積もれ孤独な死よの編集履歴

2024/09/08 23:02:44 版

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概要

『降り積もれ孤独な死よ』は、原作:井龍一、漫画:伊藤翔太による日本の漫画作品。『マガジンポケット』にて、2021年8月28日より連載中。2人によるタッグは『親愛なる僕へ殺意をこめて』以来となる。

ある事件をきっかけに過去と現在が交差するヒューマンサスペンス。

2024年7月に実写ドラマ化。日曜ドラマ枠で放送される。製作は読売テレビ。主演は成田凌。主題歌はあいみょんの「ざらめ」。

原作が連載中で未完の状態であるため、井龍一氏はドラマ化に際して「原作が未完結という事もあり思う存分にオリジナルの展開にして下さいとこちらの方からもお願い致しました。」とコメントしている。

そのため、時系列(原作では灰川邸殺人事件が2006年に発生しているが、ドラマでは2017年。そもそも原作に2024年の現代パートは無くドラマオリジナル要素。第7話からはほぼオリジナル。)や登場人物の過去(特に灰川)が大幅にオミット・もしくは追加されている。

あらすじ

ドラマ版

2017年、子どもの白骨死体遺棄事件が発生。現場には謎のマークが残されていた。7年後の2024年、それが再び現れる。過去と現在をつなぐ事件の真相とは…。

登場人物

※ここではあくまでドラマ準拠

山梨県警富字山南警察署(ドラマでは富士山北警察署)の刑事。7年前の2017年、灰川邸殺人事件の真相を追っていた。

幼い頃に母が病死。その後、父が由香と再婚し弟の蒼佑が生まれた。仁が12歳の時に、母の実家の冴木家の養子になり家族とは疎遠に。2007年に父が事故死した時以来、由香と蒼佑には会っていない。

彼もまた蒼佑と同様に父親から虐待を受けており、その生い立ち故に子供を虐待する親への憎悪が強く残っている。

後に(当初はあくまで五味の推測だったが)連続暴行事件の犯人だったことが判明。その点を五味に指摘された際には肯定も否定もしなかったが、五味からは「自首するまでこのことは他言無用にする」と言われた。

その後、蓮水にのみ自身が父親と同じ暴力衝動を持っていたこと、「子供たちのため」という免罪符のもと虐待する親達を暴行し、私刑を行っていたことを告白した。その際に、彼女から弟と真剣に向き合った方がいいとアドバイスされたことで、これまで避けてきた弟との対話を試み、自身のこれまでのことを全て告白した。

五味にも灰川邸事件解決後に自首することを伝えた。なお、そのことを伝えられた五味は「ケリをつけるのはお前だ。お前がそれを決めろ。」と容認した。

それ以降、暴力性は鳴りを潜めていたが、鈴木が自分と弟、そして亡くなった子供達を愚弄したことでそのリミッターが外れてしまい、ただひたすら鈴木を殴打していた…。

しかし、鈴木が土壇場で冴木の拳銃を奪い反撃。そのまま撃たれそうになるが、寸前で蒼佑が庇ったことで間一髪助かった。しかし、その代償として蒼佑を喪ってしまい、彼の心に大きな影を落とすことになり、警察を退職。

一度、再び暴行に手を染めそうになったが、蒼佑が遺した留守番電話に気づき、それを聞いたことで思い留まり、警察に自首した。(なお、ターゲットになっていた父親は冴木の通報によりそのまま逮捕された。)

2024年現在は、警備員へと転職していた。事件のことを避け、無気力に生きていたが過去と決着をつけるため森と共に真相を追う決意を固めた。その過程で、蓮水の行動を不審に感じながらも彼女が信じるに値すると信じて「一緒に逃げませんか?」と誘ったが、その直後顔に傷のある男に強襲される。しかし、五味のおかげで何とか助かり、顔に傷のある男と蓮水の関係、健流やマヤの死因について探り始める。

全ての真相を知った後、五味から「お前は何もしなくていい」と告げられたが、嘗ての蓮水の言葉を思い出し、車で灰川邸へと向かった。

謎の女性。6年前まで灰川邸で暮らしており、灰川邸事件で生き残った子供の一人で「次女」として扱われている。「父」である灰川の無罪を主張し、冴木と共に事件の真相を追う。

幼少期は母親からの育児放棄(ネグレクト)で常に空腹で時にはティッシュを食べることもあった。そんな中、灰川と出会うことになる。

なお、母親は彼女が赤ん坊の頃に夫との痴話喧嘩の末彼を殺害。その間、施設「あかりの郷」に預けられた。その後、刑期を終えて施設に彼女を迎えに来た。

母親は彼女が18歳の時に火事で亡くなっている。

幼少期の経験故に他人の表情を伺う癖がある。

帰宅中に何者かに階段の前で突き飛ばされたが、怪我を負っただけで生命に別状はなかった。(原作では駅のホーム)

冴木と灰川邸を訪れた際に、顔に傷のある男に襲われたがライターと殺虫剤で即席の火炎放射器を作り撃退に成功する。しかし、腹部を銃撃され一時は意識不明の重体となってしまう。幸い2日で目を覚まし、その後退院した。

その後、鈴木に誘拐・監禁されるが、蒼佑共々冴木に救い出された。

2024年現在、消息は不明。生きていることは取材を通して明らかになったものの、月島と一緒にいる疑いがある、沖島とは因縁があり互いに襲う理由があった可能性が浮上する、灰川邸周辺の山中での死体遺棄事件への関与が疑われるなど不審な足跡が見つかっている。

その後、冴木が蒼佑の墓参りに来た際に何故か彼女がその墓地へ訪れており、冴木が意を決して話しかけたが、「大丈夫です。もう冴木さんを巻き込むつもりはありません。」と言い残し、そのままタクシーで去っていった。

その後、美来からの証言で彼女が美来を保護し、住む場所と食べ物を一時的に提供していたことが明らかとなった。

その後、灰川の故郷である蔵土村を訪れていたが、そこで冴木と再会。彼から「一緒に逃げませんか?」と誘われるが、その直後顔に傷のある男が冴木を強襲。2人から「逃げろ!」と言われ、その場を離れた。

その後、灰川邸に陽子を呼び出し、「私がここで全部終わらせます…。」と呟いていた。

それと同時期に悟の元に蓮水が切り取っていた灰川の日記の一部が届けられており、その日記から(不慮の事故とはいえ)蓮水とマヤが健流を死に追いやったことが判明した。

灰川邸事件の容疑者とされる人物であり、灰川邸所有者。手のひらにリッカのマークが刻まれている。事件後、行方不明となった。しかし、突如湖の畔に姿を現し近くにいた警察官によって逮捕された。

逮捕後は、殺害を自供したものの、犯行動機については黙秘したままだった。

しかし、突如留置所で自ら首を絞め自殺してしまった。(原作では死因が他の囚人との内輪揉めを原因とした報復による殺人となっている。)

遺骨は後に蓮水達の手で遺言通り灰となって空に撒かれた。

後に捜査で「灰川十三」という名前自体偽名であり他人から戸籍を買った可能性があることが判明した。

本人曰く「俺の故郷には灰色の雪が降っていた」らしく、その事を思い出した蒼佑が冴木に話したことで彼の出身地が蔵土村であること、50年前に蔵土村で就寝中の父親を刺殺する殺人事件(原作では父親のみならず村人の殆どを殺害する「蔵土三十人殺し」を起こしている。)が発生し、犯人だった当時14歳の少年の顔には痣があったことも判明した。そして、村人の西浦の証言で彼の本名が「佐藤創」であったことが判明した。

彼は父親である文吾から日常的に虐待を受けており、脱走した際に手のひらにナイフでバツ印を付けられた。

その後、犬山という人物と出会うものの、彼も父親の手にかかり最終的に死に追いやられたため、友人であり兄貴分でもある彼の仇討ちとして父親を殺害。リッカのマークは殺害後にバツ印を誤魔化すために付けられたものだった。

上記の過去を日記に記しており、自邸の庭に埋めていたが、彼の死後蓮水が掘り起こし、切り取った一部を除き冴木に渡した。その一部は後に悟の元へ届けられた。

山梨県警富字山南警察署(富士山北警察署)

刑事。警部補。冴木の先輩であり、よき理解者。

7年後の2024年も刑事を続けており、森からの取材依頼を断っていた。しかし、マヤの殺害事件を受けて関係者としてマヤを取材していた森の名前が浮上。自分から彼女と接触し、冴木の行方を知っていた彼女から聞き出し、久しぶりに冴木と再会。7年ですっかり変わり果てた冴木に対して「一生後悔だけ抱えて生きていくつもり?」と問いかけ、彼が過去の因縁にケリをつける決意を固めるきっかけとなった。

なお、原作では男性だったがドラマでは女性へと変更されている。

新米刑事で、冴木の後輩。巡查。顔に傷のある男に襲撃されたことで脳震盪により気絶。幸い生命に別状はなかったものの、精神的ダメージは残り休み始めるようになる…

と思われていたが、後に灰川の日記から灰川の実子かつ灰川邸殺人事件の真犯人であることが判明した。(殺害方法は「子供たちを一人一人探し出して部屋に監禁して餓死させる」という至ってシンプルなもの。)

なお、原作では灰川が無精子病のため彼との親子関係そのものが無いような描写がある。

また、本人の独白により灰川を自殺に見せ掛けて殺害した犯人であることも明かされた。(上記の通り原作での灰川の死因とは異なる。)

赤ん坊の頃に児童養護施設の前に捨てられ、施設の中で育っていた。施設の先生から毎年花が贈られていることを知り、灰川と再会することはできたが罪の意識故に彼は息子を拒絶。更には、灰川邸で父親が血の繋がりもない子供達に愛情に注いでいる姿を見て絶望。同時に嫉妬心を抱いたことで灰川が愛情を注いでいた子供たちを葬ろうと上述の殺人事件を起こす。

そして、灰川邸の生き残った子供たちを葬るべく蒼佑と花音に狙いを定めて誘拐。2人を監禁して餓死させようと目論む。

自身に捜査の手が着々と及んでいることを察知したため、デリバリーの配達員を呼んだ上で配達員を拘束し変装して自宅を捨てた。そして、計画を変更し灰川邸周辺の監禁部屋にて2人を焼き殺そうとした。

しかし、2人から「あなたを捨てたのはあなたを守るため」と告げられたことで否定していた父親の自身への愛情に気付かされ精神が不安定となり、潜伏場所に着いた冴木に銃を突きつけるも、反撃され逮捕される。

しかし、逮捕後も冴木と蒼佑を煽ったことで冴木の怒りを買い、ひたすら殴打された。その隙を見て冴木の銃を奪い、撃とうとしたが、直前に蒼佑に庇われ、失敗に終わったが、蒼佑の殺害と冴木を絶望させるという本来の目的は達成された。

とはいえ、父親の行動全てが「息子への愛」故のものだと理解できず、五味に投降を促されるも涙を流しながら自分の頭を拳銃で撃ち抜き自殺した。

刑事。警部。冴木の上司。基本的に面倒なことは避けたいタイプだが、部下を信頼して自ら責任を取って彼らの行動を容認する理想の上司。

事件関係者

自動車整備工場に勤務する冴木の腹違いの弟(異母弟)。灰川邸事件で生き残った子供の一人で「四男」として扱われている。冴木は父親の葬式以来弟とは全く会っておらず音信不通だった。

勝手に家を出ていった兄に対しては快く思っておらず、久しぶりの再会の際にも「今更兄貴面すんな。」と邪険に扱っている。

出ていった兄と入れ替わるように父親から虐待を受けていたため、灰川邸には幼少期から度々入り浸っており、母親にも「ある人のお世話になっている」とだけ告げるのみだった。

しかし、現在は灰川から何らかの理由で6人を一方的に追い出されたためか、父親代わりだった彼を「アイツ」呼ばわりして嫌悪するなど複雑な心境を抱えている。(原作では逆に蓮水達と同じく灰川を信じていた。)

母親曰く「もうとっくに心が壊れてしまっている」らしく、日常的に虐待を行っていた父親と同様に暴力性が垣間見えるようになり、母親に暴力を振るっていた。

兄との対話で兄もまた内に抱える暴力性に苦しんでいたことを知り、以前よりも態度が軟化した。

その後、父親の過去を知るために父親の親戚を訪ね、父親も自身と同じ境遇の持ち主であることを知った。

その帰宅途中、鈴木に襲われ監禁されてしまったが、最終的に冴木に救い出された。

しかし、鈴木に反撃され銃口を向けられた兄を庇う形で凶弾に倒れ、そのまま出血多量で息を引き取った

かつて灰川邸で暮らしていた女性。タトゥースタジオで勤務。灰川邸事件で生き残った子供の一人で「長女」として扱われている。幼少期に両親が亡くなり天涯孤独の身となる。その後、叔父に引き取られるが、叔父による性的虐待を受けていた。9歳の頃に叔父が逮捕され、行き場を失い彷徨う中で灰川と出会う。

灰川邸を追い出された後、タトゥースタジオの店長曰く「荒れていた時期もあった」が、タトゥーを彫ったことと現在の職場に勤務し始めたことで落ち着いた模様。

7年後も勤務し続けており、月島の行方について森から取材を受けるよう頼まれていたが、頑なに答えようとしなかった。

しかし、ある日何者かに襲われ、屋上まで追いかけられた末に転落死してしまう。

後に彼女が(不慮の事故とはいえ)蓮水と共に健流を死に追いやったことが判明した。

法科大学院生。灰川邸事件で生き残った子供の一人で「三男」として扱われている。

両親が学歴至上主義だったこともあり、教育虐待を受けていた。

2024年現在は、弁護士になっていた。森からの取材を受けた際には健流が犯人ではないかと推測しており、過去に起きた不審な出来事と共に明かしていた。

灰川邸事件で生き残った子供の一人で「次男」として扱われている。事件後、詐欺罪等で逮捕され刑務所に収監中。(ドラマでは行方不明となっている。)

元々母の陽子、再婚相手の義父、弟の4人で暮らしていたが、義父は血の繋がらない自分を虐待。陽子は恐怖のあまり抗うことも出来なかったが、そんな母親を察して今でも毎年誕生日にカーネーションを送っているらしい。

その後、灰川邸で暮らしていたがある日を境に灰川に反抗的な態度を取るようになり、やがてガラの悪い者たちと関わりを持ち始めたことで灰川や他の子供たちから危険視され、子供たちを匿っていることを口外されることを恐れた灰川の意向で灰川邸から追い出されることとなり、花音に「アイツには血の繋がった本当の子供がいるのに俺たちを騙していた。」と意味深な言葉を告げて灰川邸を去り消息を絶つ。

実際、後に潤が灰川邸を訪れ灰川に拒絶されている姿を目撃していたことが判明した。

その後、陽子の元に帰り、母と弟の3人で暮らしていたが、弟が母のために買った黄色のカーネーションに対し「変だ」とケチをつけたことで激昂。弟の首を絞めてあわや殺人未遂になりそうだったところを母親に制止され、家を出ていくよう言われてしまった。

東からは「自分から家族を捨てた」と言われている。

その後、灰川邸周辺で発見された白骨死体のDNA検査でその死体が彼のものであることが判明した

後に彼の死因は刺殺であり、犯人は蓮水とマヤだったことが判明した。とはいえ、「俺は本当の家族からも、偽物の家族からも愛されていない」と吐露した直後にその鬱憤を蓮水にぶつけてきたのは紛れもなく健流であり、それを救おうとマヤがハサミで刺突。マヤにも反撃しようと襲いかかってきたため押したところ転倒し死亡したため、言ってしまえば正当防衛であり不慮の事故に近い

上記のカーネーションも元々健流の死後、灰川が受け継いでおり灰川の死後は蓮水が受け継いでいた。しかし、蓮水の代わりにマヤが彼女に赤色のカーネーションを送ったことで全てが狂い始める…。

運送会社の元従業員。(同僚曰く「無断欠勤が多すぎて解雇された」とのこと。)灰川邸事件で生き残った子供の一人で「長男」として扱われている。

母親が新興宗教にのめり込んだことで教義に背くと折檻を受けていた。

2024年現在も変わらず無職のようで、マヤが殺害されたことで自分たちも殺されるのではないかという恐怖に駆られる。

その後、何者かに追われたのか、突然道路を疾走し交差点を飛び出したところでトラックと衝突し意識不明の重体となる。

その後、意識を取り戻し「花音が行くとしたらあの場所しかない」と悟に伝えた。

その他

少女失踪事件を追う出版社「週刊文苑」の記者。マル横の家出少女を中心に取材を行っている。現在は、7年後の2024年に発生した少女失踪事件の被害者・月島美来の行方を追っている。また、7年前の2017年に灰川邸事件を追っていた冴木や五味と接触し、その関連性を追究しようとしている。

腕時計で隠しているものの、手首に浅い切り傷がある。

高校時代に同級生の東野梓と親友になったものの、彼女とより親密になりたいがために自身の出生や家庭環境について嘘をつき、結果的に彼女を騙してしまった。その直後に彼女が自殺したため、その嘘が原因で自殺に追い込んだのではないかと後悔している。手の切り傷はその時にリストカットしようとして失敗した時のもの。

原作には登場しないドラマオリジナルキャラクター。なお、登場に際して原作の井龍一氏と意見交換を行い了承を得ている。

7年後に発生した少女失踪事件の被害者。マル横キッズの一人で、現在行方不明。手首に灰川邸に残されていたのと同じリッカのマークのタトゥーが入っている。

元々山梨県で両親と兄の四人暮らしだったが、高校入学を機に上京しマル横に入り浸るようになる。

基本的に家庭環境を他人に話そうとせず森にも話そうとしなかった。

マル横にいたキッズ達によると、「案件(パパ活)は絶対やらない」らしく、そのキッズ達にクレジットカードの暗証番号(自分の誕生日)がバレてしまい盗まれた。

取材により、蓮水が彼女と共に居る可能性が浮上。蓮水の足取りを追いながら彼女の行方を探していたが、カフェ兼シェルターで保護されていたことが判明。無事に森と再会を果たした。

その後、森に対し蓮水と行動していた時の様子やリッカのマークのタトゥーを入れた理由が蓮水への尊敬であったことを明かした。

蒼佑の母親。冴木の義母。蒼佑を「優しい子」と評しているものの、父親から遺伝した暴力性に悩まされており、日常的に暴力を受けている。そのため、息子の精神状態を心配しており、「心がとっくに壊れてしまっている」とも呟いていた。

灰川…もとい創の父。息子の創に対して育児放棄(ネグレクト)を行っており、「顔に痣がある」という理由で物置に閉じ込めており、息子が脱走した際には彼の手にナイフでバツ印を作っていた。

その後、息子が犬山とともに居る姿を目撃したことで「以前殺人事件を起こした犯罪者」とありもしないデマを故意に村中に広めて死に追い込んだ。しかし、それが原因で就寝中に息子の手でメッタ刺しにされて死亡した。

自称・芸術家。村に居ついた流れ者。原作では彼にも顔に傷があるが、ドラマ版では無くなっている。創と仲良くなるが、創の父・文吾によって「以前殺人事件を起こした犯罪者」というありもしないデマを故意に村中に広められたことに耐えきれず入水自殺した。

灰川邸事件の容疑者として浮上している謎の男。冴木と蓮水が灰川邸を訪れた際に2人を強襲。拳銃で2人を撃ち負傷させるが、蓮水の機転で火傷し、その場から逃げ去る。

冴木達は彼が灰川の実子ではないかと疑っているが、鈴木曰く「赤の他人」らしい。

7年後も生存しており、森は「健流が火傷を負い、整形した姿ではないか?」と疑われていたが、当の健流は白骨死体となっていたことが判明。

7年の間かそれ以前に花音と親密な関係になっているようで、蔵土村に冴木と蓮水が来た際には冴木を強襲し、蓮水に対して「花音、逃げろ!」と叫んでいた。彼女が逃げたのを見届けて冴木を殺害しようとしたが五味に阻止され、殺人未遂の容疑で逮捕された。

その後、施設「あかりの郷」の職員の証言で名前が瀬川涼であること、花音にとっては兄のような存在だったことが明かされた。

また、花音が18歳の時に起こった放火事件の真犯人であることも明かされた。

灰川とも面識があり、幼少期に灰川に連れられた花音を追いかける形で灰川邸の前に赴き、彼から「彼女のことは俺が守る」と宣言された。その後、灰川邸事件直後にニュースを聞いて灰川に居なくなった理由を問いつめたところ、逆に秘密を打ち明けられ、「今度は君が花音を守る番だ」と告げられた。その想いに応えるように花音を守ることを第一に、彼女の周辺にいる冴木や鈴木を強襲していたが、尽く空回りする自分を悔やみ、自暴自棄となっていた。

その後、頭を打ち付けたことで頭部を怪我してしまい、病院で精密検査を受けることになったが、手錠を外した隙に逃走。オートバイを盗み、灰川邸へと向かった。

原作では、犬山との血縁関係を疑われているが、ドラマではそのようなことは無い。

灰川、もとい創の内縁の妻。既婚者だが、夫のDVが酷く、それに耐えかねて家出した。その後、創と生活するようになり、彼との子供を妊娠した。しかし、婚外子として扱わざるを得ずそのまま出生届を出さずに男児を出産。彼に「ジュン」と名付けた。

しかし、その後ジュンや自身を取り戻そうと押しかけてきた夫に衝動的に殺害される。

健流の母。健流が幼いころに再婚し、もう1人息子を生んでいる。健流が再婚相手に虐待されていたが、次男を守るのに必死で健流のことは守れなかった。現在はその相手とも離婚し、1人暮らししている。健流とは彼が19歳の時以来会っていないが、今でも健流から誕生日にカーネーションが届いている。

その後、東の事故現場に何故か彼女がいたことやマヤが健流の代わりにカーネーションを送っていることに気づき、「お礼をしなきゃね」と呟きながら黄色いカーネーションを買い直していたことから、容疑者候補として捜査線上に浮上することに

その予想通り、彼女がマヤを死に追いやった犯人であることが判明。上記の件でマヤに問いただしたところ、マヤが全てを告白したため、半狂乱に陥り、しつこく問い詰めた結果、結果的に転落死してしまったのが真相だった。

その後、灰川邸の白骨死体が息子のものであると知った際にも信じようとせず、「健流は何処かで生きている」と無理やり思うようになり、優磨の家を訪れ問いただそうとしたが、恐怖のあまり彼が逃げ出し、偶然とはいえ事故の間接的な原因となってしまった。

森の高校時代の同級生。元々遅刻、無断欠席の常習犯でお世辞にも優等生とは言えなかったが、そもそも父親が家に帰って来ず祖母も認知症を患っている等家庭環境が劣悪だったことが原因だった。誰もが自分を避ける中、話しかけてくれた森に心を開き親友となったものの、彼女が嘘をついていることを知り「上辺だけわかったつもりをされていた」と思い込んだのか、その直後に自殺。その彼女の死が森に大きな傷を残すこととなる。

降り積もれ孤独な死よの編集履歴

2024/09/08 23:02:44 版

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