概要
マクラーレンMP4/7Aは、1992年のF1に投入されたF1マシン。これは2015年までの第2期活動期にホンダがエンジン供給した最後のマクラーレンF1マシン。
構造面では、モノコックが前型までのオス型整形からメス型整形に変わり見た目も洗練されエンジンもバンク角を75°とやや広角にしたうえで補機の配置変更やエキゾーストマニホールドの形状の工夫などでよりコンパクトにまとめほとんど完全新規に近い構造になり 同チームでは初搭載のセミオートマチックミッションなど古風な作りの前型とは一転してかなりの意欲作であった。
なお、完全新規開発のマシンなのに最初から型番にAがつくのは、当初からアクティブサスペンションなどのハイテク搭載版のB型の投入が予定されていたためである。
しかし、実際には高性能進化版の開発は遅れに遅れ実績投入ならず、新規投入した技術の数々も熟成不足でトラブルを頻繁させたことから結果ライバルチームウィリアムズの FW14Bに圧倒的な差をつけられ ドライバーとコンストラクタの両タイトルを奪取されることとなった。(最終順位はどちらも2位)
関連タグ
アイルトン・セナ ゲルハルト・ベルガー McLaren 本田技研工業 F1
先代型MP4/6
後継型 MP4/8