本名は、ジェームズ・モリアーティ
コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』シリーズに登場するキャラクター
シャーロック・ホームズと並ぶ高い知能を持つ元数学教授という表の姿と
その高い知能を駆使し、自らの手を汚すことなく犯罪を成功させる犯罪組織の頭領という裏の姿を持つ男。ホームズ曰く「犯罪界のナポレオン」で、部下にセバスチャン・モーラン大佐ほか、有能な犯罪者を抱えている。
シャーロックホームズシリーズを終了させたかった作者のコナン・ドイルが、『最後の事件』でホームズと相打ちさせるために作ったキャラクターだと言われている。そのため、シャーロッキアンの間でも『最後の事件』の評価は分かれ、『恐怖の谷』でも出番があるが、明らかにストーリーに矛盾が生じている。
なお、パロディ作品では、単にホームズの家庭教師だっただけの善良なおじさんで、ホームズがコカイン中毒で妄想に苦しみ、フロイトによる治療を受けた、という有名な話もある。
なお、pixivでは、ジャームズ・モリアーティを元ネタとした『名探偵ホームズ』のモリアーティ教授のイラストがほとんどである。
モリアーティ教授(名探偵ホームズ)
声:大塚周夫
アニメ『名探偵ホームズ』のキャラクター。主要キャラクターでありながら初登場は第2話。
コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』のジェームズ・モリアーティをモデルとするが、原作のような高い知能を持つ天才犯罪者ではなく、間抜けな知能犯といった感じである。だが、彼も英国紳士のひとりであり、マダム・ハドソンや女性にはきわめて丁寧に接する、というか、事実上の主役といってもさしつかえない。
キャラクターを造形した宮崎駿氏曰く「天才と超人のあいのこですよね。バイタリティが凄い」。
外見は、紫色の狼っぽい犬で、白いシルクハットにマント、モノクルといった格好。
トッドとスマイリーという部下がいる。余談だがトッドとスマイリーの二人(?)はモリアーティ教授の部下になる前(第1話)は海賊であったため、スマイリーの兄貴分であるトッドの台詞には海の男が云々という言葉が見受けられる。