概要
ボクシングやキックボクシング、柔道、レスリングなど、体重によって階級分けがされている格闘技で、選手の体重が規定された範囲に収まっていることを確認するために行う。
もちろん、計量をクリアできなければ試合に出場することはできない。
商業性の高い大会では、試合の宣伝も兼ねて前日などに公開計量が行われることが多い。
計量で規定の体重を超過してしまった場合、男子選手はその場でパンツを脱ぎ、全裸での再計量を行う。それでもクリアできなかった場合、ルールによっては定められた時間内で減量を行って計量のクリアを目指すことができる。
女子選手は計量時に着用する水着やウェアの重さをあらかじめ計っておき、着用して計った体重からその重さを引いて規定体重に収まっていればクリアとすることが一般的である。
アマチュアボクシングでの計量
アマチュアボクシングでは計量は一度だけと定められており、再計量は存在しない。
計量時の服装については、2013年までは一律に、男子は必ず全裸、女子は競技用服装等を着用することと定められていた。
ちなみに、高校生の大会もこのルールに基づいて実施されていたのだが、女子マネージャーは選手の計量に付き添って記録や手伝いをすることが多かったので、男子部員たちのフルチンを見慣れていた人もいた。
現在では男女ともに、全裸になるか水着もしくは下着を着用するかを自分で選択できるようになっている。
ただし、水着もしくは下着を着用して計量に臨んで体重が超過していた場合に、体重計の上でそれを脱いで全裸になることは認められていない。そのため、体重が超過してしまう恐れがある場合は全裸で計量を受けるのが安全策となっており、男子は全裸になる人が多い。