ベイマックスザ・シリーズ
べいまっくすざしりーず
概要
『ベイマックス ザ・シリーズ』とは、ディズニー映画『ベイマックス』の続編となるアメリカのテレビアニメシリーズ。序章は『帰ってきたベイマックス』として公開された。
アメリカのディズニーチャンネルで2017年11月20日から2021年2月15日まで放送され、日本では2018年4月21日から放送されている。全3シーズン。
MARVEL原作の戦隊ヒーロー系アニメだが、少年少女とパートナーのロボットが戦闘モードに変身して最新テクノロジーを利用する犯罪者を捕まえるストーリーは、どことなく勇者シリーズを彷彿とさせる。
日本語版ではフレッドの父親を除いて映画版と同じ声優が続投。映画版と同様に、翻訳を石山祐子、吹き替え演出を岩見純一、録音制作をHALF H・P STUDIOが担当した。音楽演出は一ノ瀬洋一から石原慎一に交代している。
あらすじ
帰ってきたベイマックスでの出来事をきっかけに、サンフランソウキョウの町に科学技術を利用した犯罪者が次々と現れ、ヒロとベイマックスたちはスーパーヒーローチーム『ビッグヒーロー6』を再結成。
普段はサンフランソウキョウ工科大学で学園生活を送りながら、大学で学んだ科学技術をヒーロー活動に生かしてサンフランソウキョウを守っていく。
登場人物
・ヒロ・ハマダ(CV:ライアン・ポッター/日本語:本城雄太郎):14歳にして、大学生になった天才少年。タダシが使っていた大学の研究室を使わせてもらっている。クレイテックのインターンとしてビッグヒーロー6の活動をしている。
・ベイマックス(CV:スコット・アツィット/川島得愛):タダシの発明品であり、遺品でもあるケアロボット。新たにダンスモードと嘘発見機機能が搭載された。戦闘面ではパワーアップ形態のオーバードライブモードが新たに搭載されたが、エネルギー消費が激しく一度使うと動けなくなる。
・ゴー・ゴー(CV:ジェイミー・チャン/浅野真澄):ぶっきらぼうだが、仲間思いの少女。嘘をつかない性格。ハニー・レモンを家に住まわせている。
・ワサビ(CV:カリー・ペイトン/武田幸史):ドレッドヘアの青年。相変わらず涙もろく繊細で高所恐怖症。マキアートが作れるなど手先が器用。
・ハニー・レモン(CV:ジェネシス・ロドリゲス/山根舞):眼鏡をかけた長身細身の少女。発明品を詰め込んだバッグを持ち歩いている。可愛いものが大好き。サンフランソウキョウを興した天才科学者レノーア・シマモトを尊敬している。
・フレッド(CV:ブルックス・ウィーラン/新田英人):射撃や看板回しの名手であり、アメコミや怪獣オタクのブロンド青年。学生ではないが、富豪の親が大学に多額の寄付をして学内に出入りしている。ヌードルバーガーが好物。父親がスーパーヒーローだったり、芸術方面に才能があることが判明。
・ミニマックス(CV:保村真/川島得愛):ヒロがフレッドのために作った、ミニマム版ベイマックス。小さい割に、身体能力は凄い。
・キャスおばさん(CV:マーヤ・ルドルフ/菅野美穂):ラッキーキャットカフェを経営するヒロの叔母。色んな人にモテる美人。ビッグヒーロー6の正体は知らない。対戦型料理番組で勝ち抜くほどの料理の腕前を持つ。
・アリステア・クレイ(CV:アラン・テュディック/森田順平):クレイテックの社長。ビッグヒーロー6の正体を知っている一人で、相変わらず利益を追求してはトラブルに巻き込まれる。キャスおばさんに一目惚れしてデートを申し込んだ。秘書の名前はジュディだが、名前を覚えていない。元ボーイスカウトでヒロとゴーゴーを庇ういい所もある。
・グレイス・グランビル(CV:ジェニファー・ルイス/斉藤貴美子):ヒロたちの大学の学生主任で、熱化学の教授。「何事にも限界がある」をモットーにし、ヒロの探求心を警戒している。実はビッグヒーロー6の正体に初めから気付いていた。
・カルミ・グランビル(CV:ヘイリー・テュ/たかしたみか):ヒロが大学に入る前の最年少学生であり、グレイスの娘。ビッグヒーロー6のヒロの大ファンで、キューティー999号と名付けた彼と自分の恋愛小説をネットに投稿して大人気になった。リヴに気に入られ、シコラックス社のインターンに雇われている。
・ディエゴ・クルス(CV:泰勇気):サンフランソウキョウの警察署長に就任した人物。
・メーガン・クルス(CV:悠木碧):ヒロと同い年であり、ディエゴの娘。
・フレッドの父(CV:スタン・リー/高桑満):フレッドの父。70年代にスーパーヒーロー『ボス・オーサム』として活躍していた。
・リチャードソン・モール(CV:ショーン・ジアンブローネ/冨永みーな):コミック店を経営するフレッドのライバル。ゴー・ゴーを気に入っている。
・オバケ(CV:アンドリュー・スコット/加瀬康之):シーズン1におけるヴィラン。帰ってきたベイマックスのサブキャラであり、ミスターヤマを雇っていた謎の男。顔の左半分が紫色に光る。ヌードルバーガー坊やの顔認証データからビッグヒーロー6の正体を割り出し、ヒロの才能に興味を持つ。
その正体はグランビル教授の教え子だったボブ・アーケン。発明の事故で脳に障害を負い、善悪を判断する機能を失っている。
・モモカセ(CV:森尚子/合田絵利):寿司職人であり日本刀使いのヴィラン。料理勝負で勝ったキャスおばさんを襲い、ビッグヒーロー6に阻止される。オバケからビッグヒーロー6の正体を知らされている。
・ミスタースパークルズ(CV:パットン・オズワルト/佐藤せつじ):過激が売りの視聴者参加型ゲーム番組の司会者。モチに人気を奪われて番組も打ち切られ、モチとビッグヒーロー6を襲ってヴィランになった。
・ハイボルテックス(CV:ケイティー・ミクソン/勝生真沙子、ソフィー・レイノルズ/丸山有香):母バーブと娘ジュニパーの親子ヴィラン。電撃を出す装置を腕につけてダンスを踊り、出演料と称して強盗をする。
・ネバー(CV:アンディ・リクター/内田紳一郎):ドジなコソ泥だったが、ハニーレモンのバッグを盗んだことからスライム生物に変身した。ハニーレモンの励ましから自信をつけ、強力なヴィランになってしまう。極悪カールという友人がいる。オバケからビッグヒーロー6の正体を知らされている。
・リヴ・アマラ(CV:沢城みゆき):バイオ企業シコラックス社長。一代で会社を大企業にのし上げた天才科学者。助手のクリスを連れている。シーズン2におけるヴィラン。その正体はリヴ・アマラのクローンのダイアン。実験の失敗で病に侵されたリヴの治療法を探して資金を稼ぐ目的で、アップグレードと称して人間をモンスター化させていた。
・ヌードルバーガー坊や(CV:ルーカス・ネフ/加藤将之):ヌードルバーガーショップのマスコット兼接客係。実はクレイテックに軍用兵器の技術を転用されて作られ、オバケに改造されてヴィランになった。
・トリーナ:ヒロがロボットバトルの競技場で出会った少女で、ヒロをロボットバトルに引き戻そうとする。その正体はオバケが作ったアンドロイド。