CV:松田健一郎(リベンジオブザセブン)
概要
初期から仲間にできるクラスの1つ。バレンヌ帝国諸兵団に属する兵卒の1区分。
全身鎧を身に付けた重装備戦士で、HP・LP・体力は高いが素早さ・器用さは低い。
男性のみ。ベア、バイソン、ウォーラス、スネイル、ヘッジホッグ、トータス、ライノ、フェルディナントの8人。
名前の由来は動物(大型、もしくは足が遅い動物)。
全員剣の技能を持ってはいるが、技に関してはスネイル以外は中途半端なものしか閃けない。
序盤こそ壁役として活躍してくれるものの、ロマサガ2は基本的に速攻で片付けるか全体を固めるかなゲームバランスのため、ベアがジェラールを護りきった後は重装歩兵という存在自体がお役御免になるケースが多い。
全体的に不遇な扱いを受けがちなクラスだが、コアなファンも存在する(主にベアに)。
帝国重装歩兵ベア
本クラスにおける一番手であるキャラクター。
ゲームスタート時にメンバーの1人として加入しており、陣形「インペリアルクロス」で最も攻撃の集中するポジションを担当する。強力な全身鎧と大盾で物理攻撃に高い耐性を持ち、序盤からひらめくことができる防御技パリイがそれを補強する。
…のだが、このパリイ、常時発動ではなく、防御などのコマンドと同じく「パリイをコマンド選択して敵の攻撃に備えなくては発動しない」という性質を持っている。
そのため、役割は自ずと「毎ターンパリイパリイパリイパリパリパリパリパーリイパリイー」となり、代表格のベアの印象の強さと共に、いつしか「ベア=パリイ、パリイ=ベア」と称されるようになっていた。
(主にベアのおかげで)パリイの代名詞的存在となってはいるものの、実は回避・カウンター技は成功率が素早さに依存している。勿論、帝国重装歩兵は素早さが非常に低い。
その為、パリイとの相性は壊滅的に悪い。
そしてインペリアルクロスの先頭は素早さに下降補正がかかるため、更にパリイとの相性は悪い。
ああ、南無三。
書籍『冒険ガイドブック』によると年齢は28歳。
画集『時織人』に拠れば豪放な性格であり、その巨体を買われてインペリアルクロスの前衛を任されたことを大変誇りに思っているらしい。
また「戦場ではその怪力で不動明王のごとき強さを示す」…とのことだが、実際のゲームでは本クラスの売りは体力であり、腕力はそれほど高くない。不動剣は閃けるが。
ゲーム中でも軽装歩兵と異なり腕力の高いクラス扱いされておらず、人力風起こしは使用できないしマイルズでいい仕事を引き受けることもできない。
コミカライズ版では後に将軍となっていた。
リベンジオブザセブン
リメイク版ではアビリティというシステムが各クラスごとに追加されており、このクラスは剣装備時に40%の確率で自動でパリイを発動させる「オートパリイ」と公式でもネタにされるのだった。
…が、本作は原作以上に被弾する機会が多く、最早「死ななきゃ安い」レベルの攻撃が飛び交うオリジナルやロマンシングなどの高難易度では「狙われやすい」アビリティをつけ狙われやすい位置に配置しパリイやディフレクトで耐えるという戦術が欠かせないのでネタ抜きで非常に有用なスキルとなっている。
重装歩兵自体もステータスの体力が物理防御に影響するようになったため高い体力も戦闘で有利に働き、高いLPもあってかなり頼りがいのあるクラスになった。
要は「原作ファンがニヤリとする要素を組み込みつつ、当時に求められた盾という役割を正しくそして存分に果たせるようになった」ということである。
関連タグ
レオン ジェラール 帝国軽装歩兵 帝国猟兵/テレーズ- 同じ初期パーティのメンバー。
格闘家- 実はより体力とLPが高く、壁役としての適性はこちらが上。ただし、体術は両手武器扱いで盾との相性は悪い。