戦闘獣ケルビニウス
せんとうじゅうけるびにうす
「もう二度とミケーネの平和な日々は訪れてこないのか。地上の楽園は蘇ってこないのか」
CV:井上真樹夫
第16話「立て!! ミケーネの若きプリンス!!」に登場。
元はミケーネ帝国の前身であるミケーネ王国の元王子だったが国を侵略した闇の帝王の命令で暗黒大将軍に捕えられ、戦闘獣に改造されてしまった。
背中から生えた翼で空中を自由に飛行可能。武器は左手に持つ先端から炎を発するトライデントと、右手に構えた盾。
野原にへそべりながら物思いにふけっていたところを暗黒大将軍に捕えられ、無理やり地上へと派遣された。
しかし、超人将軍ユリシーザーから「もしグレートマジンガーに勝てば平和なミケーネ帝国を返し、お前を王者にしてやる」とそそのかされ、万能要塞ミケロスより出撃した。
戦闘獣出現の報告で出撃したビューナスA、ボスボロットと遭遇。初めはグレートマジンガー以外に用はないと相手にしなかったが、彼の居場所を教えるよう迫るとジュンが「私が助けを求めればいつでもやって来るわ」と答えたため戦闘に入る。
巧な戦闘術や武器裁きでビューナスAとボスボロットを圧倒するが、ミケロスに阻まれながらも鉄也が幼少時代兜剣造から特訓を受けた島より帰還し、出撃したグレートマジンガーが到着したことでミケーネの再興をかけて勝負に出る。
一歩も譲らぬ交戦攻防を繰り広げ、空中戦に移るとマジンガーブレードで左翼を切断されるが、同時に投げたトライデントと盾でスクランブルダッシュの左翼も切断する。
互いの強さを認め合った後地上で戦うが、トライデントと盾をブレストバーンで失ってしまい敗北を悟った。ネーブルミサイルで止めを刺されそうになったところにジュンが介入し、ケルビニウスの戦う理由を聞くよう鉄也に促した。
そして、平和な日々が戻らず、戦闘獣にされてしまったミケーネの民達に心中で詫びながらグレートマジンガーに「一刻も早く自分を殺してくれ」と泣きながら言い出すが、そんなケルビニウスの甘さが許せない鉄也は「貴様は戦う相手を間違えている。ミケーネ帝国を再興するなら何故(ミケーネ帝国を乗っ取った)暗黒大将軍と戦わないのか」と激怒。
それから鉄也に自分の境遇を語るが、却って自分が所詮は温室育ちの王子でしかない事を鉄也に喝破されてしまった。
その後、しびれを切らしたユリシーザーは操縦するミケーネスに殺せと命じて発進させる。
このミケーネスも、恐らくミケーネ王国に仕えていた兵士であった可能性が高い。仕えていた国の王子を手にかけることを躊躇したが結局従うしかなかった。
向かってくるミケロスに傷つきながらも一人で立ち向かい、ミケロスを炎上させて死亡した。
その後、鉄也達は、最期の最期で王子としての意地を示し雄々しく散っていったケルビニウスの冥福を祈るのだった。
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vs戦闘獣ケルビニウス(グレートマジンガー)
第16話「立て!! ミケーネの若きプリンス!!」より。 今回はhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=17548607と同じグレートマジンガーから、スパロボ未参戦の戦闘獣です。闇の帝王に支配された”ミケーネ王国”の王子という、悲劇の出自のキャラであります。 そして最後はオマケ。今となってはスパロボで再現不能である話を元に少し書いてみました。3,255文字pixiv小説作品