概要
第7話「救助不可能?! ほら吹き少年の恐怖」に登場した人間型戦闘獣。
シローのクラスメイト、野村信一の描いたロボットに酷似しており、それを利用するゴーゴン大公の作戦で出撃した。
両足の裏からのジェット噴射での飛行能力の他、地中も移動できる。
左手首にはハサミ状の爪を持ち、ドリルのように回転させて攻撃の他、地中を掘り進む事もできる
両目からは白色の破壊光線を発射する。また、額からはピンク色の停止光線を放ち、これを浴びた者は動けなくなる。
腹部には人質を閉じ込めるための、檻と格子が内蔵。この檻は高熱を放つ事が可能で、中に入れられ人質にされた信一少年を苦しめた。
Zに似た頭部には、戦闘獣の本体であるミケーネ人の首が(ちょうど、Zのパイルダーがドッキングする場所に)そのまま据え付けられている。
原案デザインは石川賢。
原案時には、頭部はそれほどZに似てはいなかったが、リライトされた際にZのような頭部デザインになってしまった。
また、原案時は両手首は同じ形状で、三本指の爪状で、腹部に檻もなかった。
決定稿になり、リライトされた際に右手首は普通の五指に、左手首はハサミ状の爪にされ、ストーリーに合わせて腹部に檻を付け加えられた。
(なお、放送当時のテレビマガジンの付録「グレートマジンガートランプ」に描かれたグレシオスは、両手の形状が三本指の原案デザインに近いものになっている)
身長25m、重量320t。
余談
機械獣グロマゼンR9およびブルタスM3と同様に、その頭部はマジンガーZによく似ている。
ただし、機械獣二体の方は、顔面および口元の格子状パーツは似ているが、(パイルダーが収まる箇所である)頭部の形状は全く似ていない。
グレシオスはその逆で、顔面部は外装が覆い、両目は(ウルトラマンにも似た)卵型の半球。鼻部分も若干尖り、格子状の口元パーツも無いため、顔自体は似ていない。
しかし、頭部の形状は非常によく似た形状で、パイルダーが収まる場所には、代わりに本体のミケーネ人の首が乗っている。
グレシオスも原案のラフデザイン時は、頭部はZよりも大きく広がっており、あまり似たイメージではない。なので、機械獣二種と同様に、元から似せようという意図はなかったものと思われる。