るーちゃん
るーちゃん
曖昧さ回避
るーちゃん(がっこうぐらし!)
鞣河小学校所属。学園生活部とともに行動している。みんなからは「るーちゃん」と呼ばれている。
薄いベージュ色の髪に茶色いたれ目。茶色いボンボンの髪留めを動物の耳のようにつけている。蝶ネクタイ、大きなボタン、動物の手のような形のポケットなど装飾品の多い服をきている。熊のキャラクターのポシェットをいつも付けている。
無口で最初学園生活部と出会ったころは何も喋らなかったが、喋れないわけではないらしい。静かで自ら行動することはないが子供らしく笑ったりふざけたりする一面もある。
本編に初めて登場するまで、数ヶ月水と食料がない状態で小学校に立てこもっていた。
学園生活部が小学校に偵察に行った際はくるみが「調べるだけ無駄」と判断するほど荒れており、バリケードの中にもゾンビがいた。ゆきでさえも助けの声を聞きとれないほど弱っていたが、りーさんによって奇跡的に助けだされた。
本名不明。(そのため、二次創作においては「若狭瑠璃」、「若狭留美」といった名前が付けられることがある。)名前を言うことが出来ないのでりーさんの妹と同じ「るーちゃん」という名前で呼ばれており、当人もそれを受け入れている。
りーさんによく懐いており、救助されて以後は常に行動を共にしている。また、ゆきとも仲が良い。
以下、ネタバレ注意
……そんな都合がいい奇跡、ある訳がない
8巻の最後でクマのぬいぐるみであることがはっきりした…
また、12巻75話「もえつきても」で、
るーちゃん自体は実在していたが、本物のるーちゃんはゾンビ・パンデミック以前に、りーさんの目の前で交通事故に遭い命を落としていた事が判明した…
正体判明前から、ファンの間ではヒゲクマぬいぐるみの『グーマちゃん』(原作ではゆきが名づけ、アニメでは5話の次回予告でゆきとめぐねえが話題に出している)を妹だと思い込んでいるのではないか(※)という一説があったが、本当に的中していた。
(※注:入ることの叶わなかった教室前にゆきがお供えしていた「グーマ」を、りーさんが持ち帰ったと考えれば辻褄は合うことから。また、36話の扉絵も正体を示唆している。)
また、高上の反応や朱夏の「そんなにこれが大事なの?」といった発言などから、るーちゃんは人ではなく物であることが示唆されている。
外見も丸い二つの髪留め、ヒゲのような形状のリボン、熊の手をあしらったポケットとこれまたグーマちゃんを思わせるモチーフである(ただしお供え以前のりーさんの回想にいる本物のるーちゃんも同じ服装)。
またロクな避難用設備がないと思われる小学校に長期間いたにしては小綺麗な姿で発見され、ゆき達も生存者に喜ぶどころか全員どこかしら戸惑っている。
更に極端な俯瞰やりーさん以外の視点が色濃い場面では、時に存在そのものがオミットされてしまうことも。
様々な出来事によって立て続けに精神が打ちのめされた後にるーちゃんの話題を出しているため、妹が通っていた小学校もまたパンデミックに遭っていたことのショックで追い打ちをかけられ、いよいよ妄想に囚われてしまったのだろう。
そして、第9巻54話で武闘派と決着を付けた後りーさんはるーちゃんをランダルには連れていけないとして、シノウに預けた(この行動によってこれ以降のりーさんの精神が安定するようになった)。
アニメ2期の制作予定は無く、アニメではグーマを高校に放置したまま終了したため、仮に2期が制作されたとしても彼女が登場する可能性は低い。