手加減

てかげん

力を調節してやる事。

全力を出さず、力を調整して、本来の実力ではなく、力を抜いて、あえて弱くして行う事。意図的な弱体化と言えなくもない。相手有利ないし自分不利なハンデを付けるといった行為も多い。

実戦においてもおいそれと殺傷することは容易だが、相手の陣営や国家・組織などを敵に回すなど無用なトラブルを防ぐといった理由もある。手抜きをしつつ防御や回避、観察および分析に徹するなど、相応の実力や胆力・自信の裏付けがなければできない芸当でもある。

もちろん元から実力が無い場合は手加減ではないし、やらない言い訳にされることも。

手加減をする理由

• 相手が弱者や子供・弟子や訓練生である場合
  • 順を追って難易度を上昇させ、無理なく順応させる。
  • 素人や未熟者相手に手加減を行うことで怪我や殺傷を防ぐ。
• 相手を殺傷することなく威嚇・牽制・無力化し、戦意を喪失させる。
• 相手を見下していたり、油断や自信過剰といった演出。挑発も行う。
• 相手を油断させる作戦のひとつ。
• 体力・精神力・魔力などを温存、無駄や消耗を防ぎ、長期活動備える。
• 単純に実施者にやる気がなく怠惰なだけ。

…など様々。

当初は侮っていた相手の実力を見抜き本気へ移行する、同時に全力で戦った相手が本気でなかった場合を知るなど、人物や読者に絶望を突きつける展開もあるある。

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