エイブ(勝利の女神:NIKKE)
えいぶ
「台無しにされたおとぎ話を、書き直すんだ」
概要
声優:金元寿子
約100年前にシンデレラ、レッドシューズ、リトルマーメイド、ヘンゼルとグレーテルの第2世代フェアリーテールモデル5体を製造した天才技術者。
腕は一流だが無許可でニケを製造したり、シンデレラが侵食された事件の後意図的に通信を断つなど度々問題行動も起こしている。
頭脳明晰だがコミュニケーション能力にはやや難があり、つっけんどんな言い方をする。
また、ニケではあるが戦闘能力は皆無。
作中の動向
OLD TALES1
2周年イベント「OLD TALES」にて中心的人物として描かれる。
度重なるテストの末、遂にゴッデス部隊のサポートとして「第2世代フェアリーテールモデル：シンデレラ」の実戦配備が決定した。
彼女の華々しい活躍を信じて疑わなかったエイブだったが、侵食により出撃直前でシンデレラは暴走。同期のニケ達に重傷を負わせ姿を消してしまう。
その後、侵食事件を引き起こした容疑者として「エイブ達の身柄を拘束せよ」との指令が中央政府から下る。
オスワルドの敷いた包囲網を強引に突破したエイブと第2世代フェアリーテールは、「ヘレティック：アナキオール」と化したシンデレラに挑む。全員が死力を尽くすも、その人智を超えた再生力と火力の前に完敗。
それでも諦めず立ち上がったエイブは、ガラスの靴に返り血に染まるアナキオールを映す。それは内に潜むシンデレラの意識を大きく揺さぶったものの侵食を克服させるには至らず、アナキオールは次なる標的をゴッデス部隊に定め姿を消した。
OLD TALES2
先述の戦いで致命傷を負ったエイブ達は、オスワルドによって回収され治療を受ける。さらに自らの容疑を晴らすために奔走するうち、2カ月が経過していた。
これとほぼ同時期に、RED ASHで描かれたゴッデス部隊とアナキオールの戦闘が発生。大破したアナキオールはヘレティック研究所に運び込まれ、様々な実験の材料にされていた。
晴れて潔白の身となったエイブは、アンチェインドによってアナキオールの意識が戻ったと聞き研究所を訪れる。
研究員の制止をよそに自我を取り戻したシンデレラへと手を伸ばし、ここから逃げるよう説得するエイブ。研究員がいよいよ発砲しようとした瞬間、タイラント級5体を含むラプチャーの大群が押し寄せてきた。
襲撃によりヘレティック研究所は壊滅。シンデレラと共に研究所から脱出したエイブは、改めてシンデレラを勝利の女神とすべく同期の第2世代フェアリーテール達と引き合わせる。
しかしレッドシューズが密談で思わぬ本性を暴露したことで、シンデレラは彼女を衝動的に殺害。それに反発した他の第2世代フェアリーテール達を見たシンデレラは、悲嘆に暮れ姿を消す。
「いつか何もかも終わったら、雲一つない空と地平線がつながった場所で過ごしたい」
かつてシンデレラが語った言葉を頼りに、エイブは居場所を探り当てる。
ガラスの靴にこびり付いた血を拭き取ったエイブは最愛の娘、自身の最高傑作に語りかける。
鏡すら汚れたときは、お前を見る私の瞳を見ろ。そこに、誰より美しい…勝利の女神がいるはずだ
口下手な彼女から飛び出した一世一代の口説き文句は、ついにシンデレラの心を氷解させた。
美しい物語を書き直すため、クイーンを倒す。シンデレラの描く逆転の青写真を形にすべく、エイブは中央政府に潜入して第2世代フェアリーテールに協力を仰ぐ覚悟を決める。
そこへ「アナキオールを抹殺せよ」との命を受けたオスワルドが同期のフェアリーテールモデル達を率いてやって来るが、彼は何故かレッドシューズが秘密裏に行っていた侵食の研究について語り始める。
仲間たちと和解し抱き合うシンデレラ、完全に任務を放棄し貰い泣きするオスワルドを見たエイブは悟る。彼は任務にかこつけてフェアリーテール達を連れ出し、エイブとシンデレラの元に連れてきてくれたのだった。
人類に勝利を。オスワルドの言葉、そして安全な場所やルートの情報を受け取ったエイブ達はクイーン討伐に向けて歩き出す。
余談
- 手掛けたニケの4/5がツインテールであり、彼女の趣味ではないかと疑われている。
- 唯一の非該当者であるレッドシューズが(ネタバレ)であることがこの疑惑を強めている。
- また無許可で独断製造したヘンゼル、グレーテルの衣装が、お色気街道を突っ走るNIKKEの基準でもとんでもないことになっているため淑女疑惑も上がっている。
