解説
夏休みの宿題の定番であり、子供たちから恐れられる作文である。全世代のトラウマでもある。
何か本を1冊選んで感想文を規定の枚数書く。本であれば何でも良いわけではなく、一般的に漫画やライトノベルは禁止とされる。学校によってはミステリー小説や推理小説、更には定番の本までもダメとしている事もある。
本選びから書くまでにも苦痛を感じることが多く近年では読書感想文不要説も唱えられており、実際に読書感想文を課さない学校が増えている。
なお提出された読書感想文は教師が読んで返却するのではなく、コンクールへと出品される。読書感想文の全国コンクールというのが存在し、校内で選出された優秀な作品が出品される。実は大人用の読書感想文コンクールがあったりする。
対応
子供にとって悩みの種であり、少しでも楽に片付けたいという需要に応えるべく、ネットの海には有志によって作られた使用フリーの読書感想文のサイトが存在する。丸コピすればバレてしまうが、真逆のことを書いてしまえばそうそうバレるものではない。
タイトルが長い本を選べばそれだけで原稿用紙の文字数をかなり埋めることが出来る。ただし最近の教師はそれに抜かりがないため、双方の方法がバレれば再提出を食らうためお勧めできない。
ポイントとして、自分の思った感想をそのままグダグダと長く書いていけば割と埋まる。将来的に小説家や文豪になりたい人を除けば、その人らのレベルの文章なんて書けるわけがない。日常的に本なんて読まない人ならなおさらである。開き直ってしまうのもひとつの手。
せっかく苦労して書いたのに、それでも親や教師が自分に「小説家のような文章を書け」というなら疑っていい。無駄な罪悪感を背負う必要はない。
親御さんへ
最後に読書感想文を書く子供をもつ親御さんは作文の出来に口を出さず適度にアドバイスすることが大事である。強要して書くとそれは感想文の意味を持たなくなるからだ。最近では前述する読書感想文のサイトだけではなくプロが教える読書感想文の教養本も出ているためこちらも利用してもいいだろう。
どうしても子供がグズるようであれば親御さん自身が書いてみてどうアドバイスするか把握するといい。大人になった君は子供と同じ条件で読書感想文を書くと新たな発見があるかもしれない。前述した大人の読書感想コンクールに挑むのも悪くない。
ガチで書きたくもないのに無理強いしたところで国語嫌い・読書嫌い・勉強嫌いが加速する上に恨まれ、よほど嫌われたい物好きでもなければメリットがない。