概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場はTC18巻収録「お金がわいて出た話」。
小切手型のひみつ道具で、金額とサインを書きこめばそれを現金代わりとして使役する事ができる。
一見便利な道具のようであるが、実際には使用者が将来手にする予定の現金を先取りしている一種のクレジットカードに過ぎず、一度でも使用した後に給与やボーナスはもちろん、お小遣いを貰うと忽然として消えてしまう。そのため、計画も立てずに使いすぎたり一度に多額の金額を記載してしまうと将来で極貧生活を強いられるといった大変な事になってしまう(所謂カード破産とも言える状態)。
ただし、一応品物を返して小切手を取り返せば取引を帳消しに出来るシステムになっている。
わさドラ「スネ夫より金持ちがきた」
ここでは水田わさび版アニメオリジナルエピソード「スネ夫より金持ちがきた」に触れる。
未来小切手帳そのものは当エピソードに登場するが原作とは全く違うエピソードである。2015年2月20日放送。
ある日のび太たちの学校に外国からの転校生のビル・マネーという少年がやってくる。スケールの違う金持ちである彼に嫉妬したスネ夫は、嘘を吐いてドラえもんに未来小切手帳を出してもらう。だがスネ夫はドラえもんの忠告を全く聞いてなかった上、未来小切手帳を金ピカの衣装、リムジン、果てまではタワーの建設まで使いまくった結果、タイムテレビで見た未来では「おじいさんになってもお金が一円も入らない」という状態に。
これを見たスネ夫は全てを失った喪失感に陥ったが、「お金なんて関係ない、僕たちは友達じゃないか」というのび太の言葉で人間の価値はお金でないことを痛感し、建設を中止させた。
(中止しようと決めた時には既に着工が始まっていたので、建設をキャンセルする際の違約金等の関係で被害はゼロではないものの、軽微に収まったと思われる)