概要
初出はファイナルファンタジー4の召喚魔法で、ゴブリンの非常に弱い攻撃を再現したものである。詠唱時間が短いので特殊な攻略では使われることもある。
それが脚光を浴びるのはファイナルファンタジー5。青魔道士が「ラーニング」することで習得できる形式に変更された。消費MPは「0」であり、武器の威力を参照した物理ダメージを与える。そのため「格闘」や「弓矢装備」といった力の値に補正が掛かるアビリティや二刀流で装備を増やすことで威力が増す(「両手持ち」はSFC版のみ参照されない)。ダメージ自体は概ね通常攻撃に近いため、魔法版の通常攻撃と言えなくもない。また原則的に、武器の特徴を無視して攻撃力だけを参照するので、ブラッドソードでアンデッドを殴ったり、エクスカリパーで攻撃力100を発揮する使い道も可能。魔法と言うことで、眠った相手を起こさない・後列からもダメージが落ちないなどのメリットもある。デメリットはクリティカルヒットが出ないので期待値が存在しないことで、良くも悪くも安定した攻撃法だといえる。
しかし、この魔法の神髄は「攻撃対象が同じレベルの場合に限り、大ダメージを与える」事である。「青魔法」や「調合」の中には戦闘中のレベルを調整する物が数種類あるので、相手のレベルさえ知っていれば、それに(自分または相手を)合わせる事はある程度可能であり、しかもこの場合は防御力無視。そのため痛烈な攻撃手段に成り得るのである。