ここでは映画版の兎山大福について説明する。『わんだふるぷりきゅあ!』本編で登場する大福については、大福(プリキュア)を参照。
CV:中村悠一
「待たせたな」
「悟、いろはの事なら心配すんな」(映画『ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』)
概要
『わんだふるぷりきゅあ!』の映画、『ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』に登場するキャラクター。
こむぎやユキに並ぶ本作のマスコットであり、傍観者ではありつつも積極的にプリキュアに関する事柄に関わろうとしていた。
ウサギゆえに殆ど声を発することがなかった大福だが、多くのファンは「こむぎやユキと同じく、大福もいつか人語を喋ったり人間に変身したりするのではないか?」と予想していた。
そして、映画『ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』公開初日、公式から映画劇中で大福がウサギの姿のまま人語を喋るようになり、さらには人間化もする事がサプライズ発表された。劇中では、プリキュアではない戦士に変身もはたした。
容姿
※ここでは大福が人間化した姿に限定した解説を行う。ウサギの姿については大福(プリキュア)を参照。
毛先が灰色の銀髪が特徴の幼い感じの小柄な少年。髪型は元の姿の耳の部分を踏襲しており、左側の毛先が三又に分かれる(蛇に噛まれた傷跡を反映したもの)。身長は悟より頭半分ぐらい低く、恐らくこむぎ(人間態)やいろはを下回る。瞳の色は元の姿と同じく赤。
服装は黄色・灰色・黒のパーカーの下に白いワイシャツと青いネクタイをラフに着こなし、グレーの短パン、グレーのソックスと茶色のショートブーツという、外見相応の少年らしいファッション。
しかし見た目の印象に反して声は中村氏によるイケボであり、口調も兄貴分的なワイルドなもの。
テレビシリーズで見た目は可愛らしいが口調はハードボイルドな事が描かれていたが、人間態もこれを踏襲している。映画公開後に悟との出会いが明かされ、少なくとも3歳(人間で言えば低く見積もっても30代後半)以上である事が判明しており、実年齢を考えればハードボイルド調でも無理はないと言えるが、その割に人間態の容姿は相当幼い。
pixivにおいて
映画公開前から、大福が人間化した姿の予想が投稿されていた。
演者について
演じる中村悠一氏は『魔法つかいプリキュア!』のクシィ以来8年ぶりのプリキュアシリーズ出演となった。
既に20年以上のキャリアを持つ中村氏にとっても、大福のような役柄は殆ど経験がなく新たな挑戦としており、「大福は自分が今まで演じた事ないぐらい可愛らしいキャラクターでした」「性格面はこれまでも演じたことがあるようなキャラクターだったので、そういった面は今までの経験を活かしつつ、見た目の可愛らしさもあるので、声とのギャップを音として表現できるように意識しました」と語った。
キャスティングはTVシリーズのスタッフとも相談の上で映画サイドで決めており、映画プロデューサーの舟腰優子は「『わんぷり』のキャラクターたちを、引っ張ってくれるような存在の方がいいだろう」という事で中村氏を選んだとしている。
映画公開以降の本編においても、大福は声を出していないが、大福が出る度にXにおいて「中村悠一」がトレンドになる事態が発生している。
飼い主の思いにやきもきしていた節があったため中の人繋がりも見られたが、本編36話で「早く告白しちまえよっていつも思ってた」ことが語られている。