「俺たちは命ある限り諦めない。それが空間騎兵魂だ!忘れるな!」
cv:森功至
概要
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の登場人物。
国連宇宙軍・空間騎兵第7連隊隊長。部下に斉藤始や永倉志織がいる。ヤマト技術科員・桐生美影の父。
ヤマトの地球発進前、部隊を率いて月に駐留したが、ガミラス軍の空爆によって斉藤ら数人を除いて壊滅。自身も瀕死の重傷を負い、生き残りの隊員たちと地球からの救援を待つ。
しかし地球へ通信を送り続けても一向に救助は来ず(ちなみに空爆が2月8日頃、ヤマト発進が同月12日なので、3~4日くらい放置されていたことになる)、生き残りの一人である倉田勝は「自分たちは地球(軍上層部)に忘れられた」と諦めていたが、苦しい息のもと桐生はそれを否定し、空間騎兵として最後まで諦めない姿勢を見せた。
そうこうするうちに、彼らは地球から旅立っていくヤマトを目撃。そしてそのヤマトの護衛の任務を終えたキリシマがようやく生き残りの救助に駆けつけるが、その時にはすでに桐生は息を引き取っていた。
その後、やるせない思いを抱えた斉藤は残存部隊を指揮する土方竜に救援の遅れのことを詰め寄るが、土方は彼の抗議に動ぜず、救助はヤマト護衛のついでだったという事実を淡々と説明した。
余談
妻(桐生美影の母)は文化人類学者と設定され、美影が言語学の専門家となるべく勉強し、ヤマトに乗り組んだあとも勉強をつづけ、「ガミラス語」、「ガトランティス語」に通じているのもその影響だと設定されている。
また、部下の斉藤とは家族ぐるみのつきあいをしており、斉藤と美影は幼馴染であるとされ、美影は彼を兄のように慕っているとされている。