※一部文章はウィキペディアより引用しています。ご了承ください。
概要
メディアワークスの月刊コミック『電撃大王』に連載されていた。基本的に1話1ページのショートコミックで、単行本は全1巻。コミックスの初回限定版には、他所では未公開のオリジナルアニメーションDVDが同梱されている。
2003年11月27日にはコナミからプレイステーション2用ソフト『一撃殺虫!!ホイホイさん』としてテレビゲーム化された。
2007年9月発売の『電撃黒「マ)王』より、続編である『一撃殺虫!!ホイホイさんLEGACY』が開始された。なお、『電撃黒「マ)王』が2010年6月発売号を以て『電撃「マ)王』へ統合されたため、同年7月発売の同年9月号から同誌に移行している。
ストーリー
20XX年、すべての害虫は薬品に対して耐性を持ってしまった。そこで開発されたのが、小型害虫駆除ロボット「ホイホイさん」だった。ホイホイさんは、薬品で殺せないのならば物理的に殺す、というコンセプトの身長約10cmの半自律型人型ロボットである。
主な登場人物
害虫駆除ロボット
- ホイホイさん
声 - 釘宮理恵(PS2では田村ゆかり、平松晶子、野田順子等の5種類の声優が選択可)
この漫画の主役機。「マーズ製薬」が開発した害虫駆除ロボット。外見はメイド服を着た女の子。銃器を駆使して害虫を駆除する他、火災用の水鉄砲も装備可能。服装、武器などあらゆるカスタマイズが可能で、本来の役割の害虫駆除以外にも人気に火がつく。後発の機体に比べ、若干スペックは低いが、常にバージョンアップを繰り返して対応している。
その後、マーズ製薬が「XENTEX」に合併吸収されて「ゼンテックス・マーズ」となり、その新社長となった古屋敷の案で強化外骨格などの販売が行われている。
ホイホイさんMini
ホイホイさんのサポートユニットとして発売された、小さいサイズのホイホイさん。ホイホイさんの入れない隙間などで駆除を行い、ホイホイさん用の専用武器や弾を運んだりする。
- コンバットさん
声 - 田中理恵
「マーズ製薬」のライバル会社、「KINRYU(キンリュー)」がホイホイさんに対抗して開発した害虫駆除ロボット。後発メーカーらしく、ホイホイさんよりも更にミリタリー色が濃い製品に。狙ってか知らずか、ホイホイさんと同時に起動させておくと、ホイホイさんを害虫と判断し攻撃する。命令するとそれに対して返答するが、理解・承諾できない命令にも適当に返答をしている。ちなみに水をかけられると故障する。「寸止め君」というホイホイさんを攻撃しないようにするジャミングパーツが、別会社から発売されているが、コンバットさんを複数所持していると、それぞれが勝手に外してしまう(「寸止め君」はレドームを思わせる円盤状の機器。背中に装着する)。何かと厄介な機能と欠点を抱えているロボットである。
- ペストXさん
懲戒免職処分でマーズ製薬を辞めさせられた古屋敷が、アメリカの知り合いに誘われて再就職した会社「XENTEX(ゼンテックス)」にて開発した第3のインターセプタードール。オボロという名の専用バイクがあり、移動用だけでは無く変形して大鉄腕となって合体する機能も備えている。ホイホイさんを守るように設定されており、逆にホイホイさんを攻撃するコンバットさんを「キンリューの犬」と呼んで破壊も辞さない。武器は主に近接武器限定であるが、後発という事もあってかホイホイさんやコンバットさんよりもスペックが高く、問題はない模様。
登場人物(無印)
- 油壷
声 - 森久保祥太郎
「ホイホイさん」にはまっている青年。本来の目的である害虫駆除以外に大金をつぎ込んでおり、そのせいで食生活を破綻させている、所謂「痛い人」。きみ子に若干恋心を抱いているが、自身が重傷レベルのホイホイさん依存の為、成就していない。
- 出羽きみ子
声 - 那須めぐみ
薬局で働く女性。人形が好きでその服を自分でつくってしまうほどだが、見ただけで拒絶反応を示すほどの大の虫嫌い。人形好き故にホイホイさんを購入するものの、説明書などを一切読まず、ホイホイさん本来の役目も完全に失念していた為、駆除後のゴキブリまみれになったホイホイさんの姿を見てしまい、発狂。これがトラウマとなり、それ以後はホイホイさんにも拒絶反応を示す様になった。その苦い経験から、「命令を聞く」という触れ込みのコンバットさんを購入するが、結局は油壺にあげてしまう(ホイホイさん同様に注意書き等を一切読まなかった為)。油壺の事が若干気にはなっているようだが、その油壷がホイホイさんに御執心な事も手伝って、付き合うところまでは考えていない。実は隠れ巨乳。
- 不死川睦美(しなずがわ むつみ)
声 - 中原麻衣
きみ子の友人。きみ子に同人イベントでのホイホイさん用オリジナル衣装の販売を誘う。部屋はホイホイさんグッズに埋もれており、自らもコスプレをするマニア。日本でのマーケット調査の為限定販売された「ペストXさん」をオークション転売(しかも規約違反である知り合いによる「価格釣り上げ」を行った)するという商魂逞しい場面もあった。部屋はアパートの2階に住んでいたのだが、あまりのホイホイさんグッズの多さと重量に耐え切れず、床が抜けてしまった(1階には誰もいなかった為、怪我人は出なかった)。
- 店長
声 - 田中完
きみ子が働く、薬局の店長。
- 古屋敷
声 - 大塚明夫
「マーズ製薬」で「ホイホイさん」を開発した人。そのためか異常なまでにホイホイさんに愛情を注ぎ、コンバットさんに対しては凄まじいライバル心を抱いている。データよりも実際に見て感じた事を企画として提出するため(「ホイホイさん」用のジェットエンジンの飛行ユニットや強化外骨格、レーザー兵器などが上げられる)、上層部の受けの悪さからあまり採用はされず、いつも却下されている。一度、レーザー兵器の案が「KINRYU」より発売された際、部下の矢崎の事を疑った(実はレーザー兵器の案は古屋敷が矢崎にしか話していなかった。この為、スパイではないかと思い殴ってしまったことで上層部の不興を買い、一週間の自宅謹慎処分となった)。挙句にはドルケ(ドールマーケット)にてホイホイさんのコスプレをして行ってしまい、その時の写真が社内でメール配信されてしまう。その結果、当時、会場に来ていた矢崎を再び疑って殴ってしまった事で上層部の逆鱗に触れてしまい、懲戒免職処分となってしまう。だが、その手腕とホイホイさんの開発に携わった経験から、アメリカにいる以前仕事で一緒だった人に誘われ「XENTEX」に入社して「ペストXさん」を開発。後に「マーズ製薬」が「XENTEX」に吸収されて「ゼンテックス・マーズ」となり、その新社長として返り咲いた。
- 矢崎
声 - 森久保祥太郎
「マーズ製薬」の社員。古屋敷の部下だが、とばっちりを喰らいやすい。「色が選べるホイホイさん」など、古屋敷とは正反対にデータを重視したマーケティングで企画案を出す為、上層部からの受けが非常に良く、古屋敷よりも採用されることは多いが、「マニア」や「オタク」と言った顧客層には受けない。古屋敷が懲戒免職処分を受けた後、その業務を引き継いだが、顧客層を無視したやり方が仇となって販売は低迷の一途を辿る。最終的には「マーズ製薬」が「XENTEX」の傘下に入り、古屋敷が新社長として戻った際、ホイホイさんを守れなかったと古屋敷に謝罪している。
登場人物(LEGACY)
- 百目鬼まゆ
主人公。14歳の誕生日にホイホイさんを買ってもらう。倹約家のため最初は興味がなかったが。
- 百目鬼幸太郎
まゆの父親。まゆと2人暮らしで、電気料を滞納するほど家庭は貧乏。
- 栂村めぐる
まゆの友人。
- 栂村みゆき
- 栂村ゆうき
- 篠木まみ
- 古屋敷
ゲーム
プレイステーション2ソフト。ホイホイさんを操作して害虫を駆除するミッションクリア型の3Dアクションゲーム。2003年11月27日発売。限定版は等身大フィギュア付き、通常版はミニミニハンドブック付き。2006年3月2日には廉価版「コナミ・ザ・ベスト」として再発売されている。
PS2キャスト
ホイホイさん:釘宮理恵
ホイホイさんクール:田村ゆかり
ホイホイさんお姉さん:平松晶子
ホイホイさん関西弁:桜るみ
ホイホイさんヒロイン:野田順子
コンバットさん:田中理恵
油壺、矢崎:森久保祥太郎
出羽きみ子:那須めぐみ
店長、ナレーション:山崎良平
古屋敷部長、OPナレーション:大塚明夫
PS2製作スタッフ
原作:田中久仁彦
企画・脚本:斉藤義宏
プログラムデザイン:高橋朋
サウンド:神保直明
アニメーションムービー制作
絵コンテ:加瀬充子
演出:山田弘和
作画監督:内田孝
制作:スタジオ・ファンタジア
制作:株式会社コナミコンピュータエンタテインメント東京
制作:コナミ株式会社
アニメ
OVA(第1作)
『一撃殺虫!!ホイホイさん オリジナルアニメーション』。メディアワークス発行コミック初回限定版同梱DVD。2004年9月30日初版発行。
スタッフ(OVA第1作)
企画 - 佐藤辰男
原作 - 田中久仁彦
監督・脚本・絵コンテ - 佐藤卓哉
アニメーションキャラクターデザイン・作画監督 - 越智信次
美術監督 - 大野広司
色彩設計 - 馬庭由佳
音響監督 - 明田川仁
プロデューサー - 梅澤淳、大澤信博、安西武
共同プロデューサー - 飯島直樹、神部宗之
アニメーションプロデューサー - 石田博
プロデュース - GENCO
アニメーション制作 - 童夢
製作 - メディアワークス
OVA(LEGACY)
2013年3月28日発売予定の『一撃殺虫!!ホイホイさんLEGACY』コミックス第1巻オリジナルアニメーションDVD付き特装版に収録。
スタッフ(LEGACY)
原作 - 田中久仁彦(アスキー・メディアワークス刊、電撃マオウ連載)
監督 - 川崎逸朗
シリーズ構成・脚本 - 山口宏
演出 - 古田丈司
キャラクターデザイン・作画監督 - 藤田まり子
美術監督 - 青井孝(ステロタイプスマーチル)
音響監督 - はた しょう二(サウンド・チーム・ドンファン)
音楽 - 菊谷知樹
撮影 - T2スタジオ
アニメーション制作 - ブリッジ
プラモデル
壽屋から2009年9月より展開を開始した、1/1スケールプラスチックキットモデルシリーズ。
初回分が瞬く間に完売し、2009年11月には再発売される程の好評を博している。また、専用カスタマイズパーツの商品化も企画されている。 (ホイホイさんminiはコトブキ屋店舗・電撃屋オンラインで購入可能だが、コトブキ屋オンラインでは取り扱っていない。)
記載は発売日順。キット名・発売時期・定価(税込み)を記載。
ホイホイさん (2009年9月) 3,150円
ホイホイさん~重戦闘 Ver.~ (2010年3月) 3,990円
コンバットさん (2010年4月) 3,150円
カラフルホイホイさん ~重戦闘“ナイトメア”Ver.~ (2010年6月) 3,990円
ペストXさん (2010年6月) 3,150円
オボロ (2010年9月) 3,990円
コンバットさん~タクティカルスーツVer.~ (2010年10月) 3,150円
ホイホイさんMini with ホイホイキャリー (2010年11月発売予定) 3,675円
専用クレイドル(ホイホイさん用充電器型スタンド) (2010年11月発売予定) 1,260円
ホイホイさん~着せ替えセット~ (2011年2月発売予定) 3,990円
外部リンク
一撃殺虫!!ホイホイさん KONAMI OFFICIAL HOME PAGE
OVA一撃殺虫!!ホイホイさんLEGACY『PROJECT HOIHOI-SAN』