概要
名前の由来は英語で「いないいないばあ」を意味する「Peek-a-boo」から。
本来、7人の悪魔超人の一人スプリングマンと対戦する予定だったが、現役復帰したキン肉マンと闘うことになる。
身体つきこそ、他の超人たちと変わらない成人の姿だが、精神は赤ん坊そのもので戦い方の基礎も知らずリングに上がっても泣いてばかりであった。しかし、試合が進むにつれてキン肉マンの言葉や動きから戦い方を学び、それに合わせるように精神や顔つきも大人にまで急成長する。
さらには、教えていないはずのキン肉マンの得意技の数々とその返し技まで学習し、キン肉バスターなどの大技をことごとく返してみせるほどの強豪レスラーにまで急成長する。
この「試合中に相手を超える急成長をする」特性こそが彼の最大の武器であり、相手が強ければ強いほど彼自身も比例して強くなる「急成長超人」であることが判明する。
この特性から、相手を恐怖に陥れ「完恐」の異名が付けられたという。
ただし、その特性を生かすには常に精神が何も知らない赤ん坊の状態でなければならないため、試合が終わる度にストロング・ザ・武道に精神状態を強制的に赤ん坊に戻させられている。
ピーク自身はこの扱いには不服であり、武道とは仲が悪い様子。
成長した後はキン肉マンを圧倒するが、その「急成長」の特性ゆえにレスリングの基礎を蔑ろにし高度な技ばかり吸収していたため、基本的な技に対応できなくなってしまう。
超人レスラーにありがちな「強くなって強い技を覚えていくほど、基礎になる大事な技を忘れてしまう」という点が顕著に出るのが、ピークア・ブーの弱点だった。
キン肉マンにその点を見抜かれ、最後は基本技の集合である「風林火山」の前に敗れる。
(ちなみにキン肉マンがこの技を出したのはジェシー・メイビア戦以来。)
試合後は、一時は「試合に負けたら自決」という完璧超人の掟に従おうとするが、キン肉マンにその超人レスラーとしての才能を惜しまれ、再戦の約束を取り付けられる。ピーク自身も、負けた悔しさからくる向上意識とキン肉マンの説く闘いのあり方や正義超人たちの持つ「心」の強さに感化され、完璧超人のあり方に疑問を持つようになり武道に反発する。
しかし、無量大数軍第二陣として飛来したネメシスに、掟に従わなかったとしてマッスル・スパークを掛けられてしまい、キン肉マンがクッションとなったもののマッスル・スパークの威力を受け重傷を負ってしまう。
服装は、フリルやハート模様のあしらわれたフード・ヨダレ掛けなど、赤ん坊を意識した衣装を身にまとっている。また顔と腹部が名前の「いないいないばあ」になぞられ巨大な掌で覆われており、腹部には鬼のような恐ろしい形相の巨大な顔面が隠されている。
急成長後は、頭部のフリル部分がトゲトゲしいデザインに変更され、顔を覆っていた掌も完全に無くなった。また、各所のハート柄はダイヤの形に変わっている。