データ
別名:ヨウスコウワニ、チョウコウワニ。
全長約2m弱だが、稀に3m近くに達した記録がある。
ワニと言えば、主に熱帯地域に生息する爬虫類というイメージが強いのだが、本種は唯一、温帯域に生息する珍しいワニの一種である。河川や湿原等に生息し、土を掘るのに便利な、短い口先を使って、水辺に長いトンネルを掘って巣穴を造り、冬にはその巣穴で冬眠することで知られている。後方の歯は球状になって、硬い物を噛み砕くのに適しているため、貝類や昆虫や魚を食べる為、人には害を与えない大人しい小型のワニでもある。雨季に枯草等で塚状の巣を造り、20個の卵を産む。