現在、戦闘機にも多用途化が著しい。
開発費用が高騰し、どうせ資金をかけるなら空戦にも空襲にも使える方が便利とされたからだ。
呼んで字の如く「空戦にも空襲にも使える戦闘機」ではあるが、実際にはどちらか一方しか一度に行えない。これは爆弾とミサイルは同時に(十分な数を)搭載できないという物理的な理由によるもの。
なお、代表的な機種にはアメリカのF/A-18があるが、この機は本来同じ機体から戦闘機と攻撃機に派生するものだった。冷戦終結による軍縮でふたつは統合されて「F/A-18」となったのだが、「戦闘攻撃機」を最初から名乗っているのはこの機くらいだったりする。
(マルチロールを名乗り、多用途性を強調することが多い)