概要
商用車用途をメインとしたキャブオーバースタイルのワンボックス車である。以前は乗用登録のワゴンも販売されていたが、現在はバン、トラックのみの販売となっている。また、後輪小径ダブルタイヤは、このクラスではボンゴ及びボンゴのOEM車のみの設定となっている。
初代は小型ワンボックスバンとして当時のベストセラーであり、ワンボックスカーの代名詞としてその名を広く浸透させた。かつて、自動車のスタイルの呼称である、ワンボックスカーという名称が一般に定着する以前は「ボンゴ型車」や「ボンゴ車」と呼ばれ、「○×(社名)が出したボンゴの名前は?」と言われたほどである。しかもこの事象は日本だけではなく、起亜で現地生産されていた影響で韓国にもあるとされる。
3代目と同時に発売されたフォード・スペクトロンをはじめ、OEM供給による数多くの姉妹車(バッジエンジニアリング車)が国内外に存在する。過去には韓国の起亜自動車でノックダウン生産された。
日本国外ではマツダ・Eシリーズ、として販売されている。
トヨタ自動車が2007年7月にタウンエース・ライトエースの受注を一時中断したため、インドネシア製の新型が登場する同年12月までの5ヶ月間、このクラスの商用車(ワンボックスバン・トラック)は「ボンゴ3姉妹」のみとなり、生産もマツダ1社による独占状態となった。