概要
1970年11月にまずトラックから発売。翌1971年2月にバンとワゴン(「コーチ」と名乗っていた)が設定された。ただこのときのワゴンは9人乗りだった。パブリカベースの車に9人も乗るって・・・・・・。ただしこのワゴン、排ガス規制の絡みで1975年11月に廃止された。
1979年10月に2代目に移行。この際ワゴンが復活した。この代は特にこのワゴンに力を入れており、オートマチックを追加設定したり簡易キャンピングカー仕様のモンタナを設定したり、宣伝マンにブレイク前の所さんを起用したりしている。
1985年9月にバンとワゴンが3代目にモデルチェンジ、トラックに関しては約1年後にモデルチェンジを実施。この大のワゴンには、屋根の「肩」に当たる部分をガラス張りにした、スカイライトルーフと称した変わったサンルーフを、一部車種に設定した。観光バスかよ。
また、先代からのエンジンラインナップの基本は1800ccガソリンと2000ccディーゼルだが、ライバルの日産バネットコーチ(ワゴン)に1500ccガソリン車が設定されていたことから、この代には1500CCガソリン車を設定している。そりゃースターレットと同額の自動車税で済むんだったらそういうの買うわなー。
1992年にバンとワゴンに関しては4代目に変更されたものの、「トヨタオート店版タウンエース」に成り下がってしまう。なお、トラックに関しては先代が継続発売されており、1999年には大幅なフェイスリフトを行っている(が、トヨタは「フルモデルチェンジです」とボケた)。
1996年にミニバンスタイルに変更、5ナンバー仕様に関しては「ライトエース・ノア」と名前を変えた。
5ナンバー仕様は2001年にヴォクシーに代替わりする格好で廃止された。そしてこのライトエース自体も、2007年7月をもって生産・販売を打ち切り、約37年の歴史に幕を下ろした。
しかし、2008年1月、ダイハツグランマックスという、海外生産車(ちなみにインドネシアで生産)の日本仕様車の一つとして近日復活することが明らかにされ、翌月に正式に発売された。
しかし、トヨタが販売政策を見直し全車種を全店舗取り扱いにするようにした影響で、2020年6月にタウンエースと統合されて廃止された。その代わりにタウンエースが全店舗取り扱いになっている。
余談
カービューとか言う自動車検索サイトでは1996年までに生産されたワゴンを「ライトエース」、1996年~2001年に生産されたワゴンを「ライトエースノア」、バンは全般的に「ライトエースバン」、トラックは全般的に「ライトエーストラック」として、それぞれ扱っている。