概要
CV:中原麻衣
西東京代表、白糸台高校の3年生。同校一軍メンバー「チーム虎姫」の先鋒を務める。
また昨年のインターハイ、今年の春季大会の個人戦二冠チャンピオンでもあり、全国区のプレイヤー達の中でも抜きん出た雀力を誇る。通称も「チャンピオン」。昨年度の個人戦2位の荒川憩曰く「人じゃない」（もちろん1位は照）
牌に愛された子の一人。そして主人公宮永咲の姉である。本作品のラスボス的ポジション。
キャラクター
咲の回想シーンで初登場。妹に嶺上開花について語っていた。この頃はまだ仲が悪い様子はなく、なぜ離れて暮らすようになったのかは未だ不明。ともかく咲が嫌っていた麻雀を再開したのは全国大会に出る姉に会うためであり、2人の関係がこの物語の根幹になっているのは間違いないだろう。
先鋒戦が始まる前の短い時間に対局室で本を読んでおり、妹と同様文学少女のようである。利きシャンプーという謎の特技があり、白糸台のメンバーのシャンプーの銘柄を当てていた。
基本的に表情の変化に乏しく、口数も多くないクールなキャラのようだが、記者会見やマスコミの写真撮影の際には天使のような笑顔を見せてくれる。チームメイトの弘世菫は「営業スマイルひどすぎ」と呆れていたが、自分たちを応援してくれる人たちへの感謝の気持ちは本当に持っているらしい。単なる台詞の一節にすぎないので真偽のほどは不明だが。
とはいえチームメイトのためにお菓子を買ってきたりと良好な人間関係を築いている描写もあり、見た目からは想像しにくいが意外に温かい一面もあるようだ。
準決勝先鋒戦終了直後に園城寺怜の病状が危篤に陥ったと見るや狼狽のあまり固まって棒立ち。己の能力に自我を侵蝕されているがゆえのメンタルの弱さも見せた。
能力
彼女の特殊能力は「連続和了」。千点程度の安手から始まって、和了する度に徐々に点数の高い役になる。コンスタンスに聴牌速度、というより和了速度が速いので、一度和了が始まると他家は中々その連鎖から抜け出せなくなる。運良く抜け出ると次の照の和了役は千点程度の安手に戻るが、やはりそこから連続和了が始まる事には違いない。
これは逆に照の能力の『制約』でもあり、打点を上げられなければその能力が（一時的に）弱体化するものと思われる。もっとも、和了を妨害できる確率自体が至難の業なのだが（大事なことなので２回言いました）
ちなみに連続和了の最中には腕に竜巻が発生し、なぜか和了する度に風力が上がっていく。そして途中で他家に和了される（気配を感じる）と竜巻は治まる。
他には照魔鏡のような能力も併せ持ち、これにより他者の打ち方や能力を読み切る事が出来るようで、初顔合わせの園城寺怜ですら手玉に取っていた。ただし、あくまで「本質的なものを見抜く」能力であり、癖などの表面的なものはその範疇ではない。そのためチームメイトの弘世菫のごく些細な癖までは把握できていない。また、もしこれが上記の連続和了同様に本人自身にもコントロールできないものだとしたら、結果として最初の一巡を無駄にしてしまうハンデになる。
全国大会準決勝先鋒戦では、半荘2回で19回和了、2位の千里山に11万点以上の大差を付けるなど、そのチート的な強さを見せつけた。表ドラが全く無く、手役のみで打点を上げていくのにはかなり苦労したはずだが、それでこれだけ圧倒的なのだから恐ろしい。
なおこれらの他に第3の能力があるらしく（淡曰く「ギギギーってやつ」）、準決勝の際は手ごわくて使えなかったらしいが、決勝戦に行った場合は披露される模様。
関連イラスト
