概要
著:美奈川護、イラスト:望月朔、によるライトノベル。
第16回電撃小説大賞〈金賞〉受賞作品。全3巻。
ストーリー
大戦後、統一された世界政府は一つの政策を打ち出す。
《プロパガンダ撤廃令》
『思想の対立が世界大戦の原因となる』
そう言って、思想を表現する旧世代の音楽、芸術、美術。
全てが禁止された。そんな世界。
だが、そんな世界各地の壁面に封印されたはずの名画が、ある言葉と共に描き出される事件が起こる。
Der Kunst Ihre Freiheit!――芸術に、その自由を!
人々は、敬意をこめて彼らを『破壊者――ヴァンダル――』と呼んだ。
登場人物
- エナ・ウィンズベル
- ハルク
- ネーヴォ
- サムソン・ゲスティバーグ
- カッツェ・シュミット
作中に登場した芸術作品
絵画
実在する絵画
風神雷神図(俵屋宗達) |
接吻(クリムト) |
ひまわり(ゴッホ) |
民衆を導く自由の女神(ドラクロワ) |
ゲルニカ(ピカソ) |
真珠の耳飾りの少女(フェルメール) |
風の花嫁(ココシュカ) |
オフィーリア(ミレイ) |
雲龍図(狩野探幽) |
大いなる赤き竜と火をまとう女(ウィリアム・ブレイク) |
ピエタ |
夢の花束 |
フォーリ・ベルジェールのバー |
アダムの創造 |
オニサンティの聖母 |
最後の審判 |
上記、各章題としてつけられたものの他、以下の絵画も登場している。
作中作
「ノートルダムの凱旋」/「恵奈」(第1巻)