概要
「カルーセル」と呼ばれる事もある。主に遊園地に置かれていることが多い。
おおよそ西洋風の装飾がなされており、メルヘンチックな世界を醸し出している。
夜になるとライトアップされるものが多い。
「メリーゴーランド」と「カルーセル」の違い
よく似ている・・・というよりは、ほとんど同じ遊具のことを指す名称だが、
厳密には、木馬が上下に運動しないものを「メリーゴーランド」、
木馬が上下に運動するものを「カルーセル」と呼び分ける。
表記ゆれ
メリーゴーラウンドというタグがある。こちらの方が英文表記の読みに近い。
乗り物
メリーゴーランドの乗り物と言えば馬であるが、最近は馬以外にも様々な動物もいる。
さらに海外製のものとなれば、自動車やバイクや飛行機などメカメカしいものが入っている場合もある。
一例
- 馬
白馬(白毛)、芦毛、栗毛、尾花栗毛(トーゴ製のメリーゴーランドだと某時の勇者の愛馬に酷似)、川原毛、パロミノ等
- 馬のような生物
ペガサス、ユニコーン、シーホース(海馬)等
- 馬以外の生物
鹿(ある意味混ぜるな危険)、牛、豚(ドイツでは幸運を呼ぶ動物とされるため、ドイツ系メーカーのメリーゴーランドは高確率で入っているとか)、キリン、ライオン、虎、わんこ、ぬこ、イルカ等
- アニメキャラ
どこかのアンパンの魔物(小型機では無双の実力者と化している)
- メカメカしい
自動車(スポーツカーや戦車等男の子が憧れる車が多い)、飛行機、気球、バイク等
- 馬車
幌馬車、チャリオット、荷車風等
主要メーカー
- トーゴ
かつて「花やしき」を運営していた遊園地機器メーカー。
米国PTC社を意識したような木馬のデザインが特徴。
ここの製品の場合、馬車も上下動をするという特徴がある。
導入例…ルスツリゾート(北海道)、よみうりランド(神奈川)、桐生が岡遊園地(群馬)等
- サノヤス・ヒシノ明昌
巨大観覧車で後述の泉陽興業とガチバトルを繰り広げる遊園地機器メーカー。
二階建てのメリーゴーランドはお手の物。
小型のユニコーンの木馬があったら恐らくここの製品。
導入例…モザイクガーデン(兵庫)、千葉市動物公園(千葉)、リナワールド(山形)等
- 泉陽興業
サノヤス・ヒシノ明昌の永遠のライバル(観覧車的な意味で)。
自社製品以外にも、イタリア・ベルタゾーン社からの輸入品も扱っていたりする。
導入例…もりのゆうえんち(千葉)、るなぱあく(群馬)等
- 三精輸送機
「輸送機」と社名に入っているが、遊園地機器も手がけている。
ニューレオマワールドの大型メリーゴーランドはここの作品。
導入例…ニューレオマワールド(香川)等
- 岡本製作所
自社製品以外にも中古の機器も扱っている。
導入例…那須ハイランドパーク(栃木)、富士急ハイランド(山梨)等
- ホープ
元は自動車メーカーだったが後に遊園地機器メーカーに転身。
コイン式の小型機が得意。
- Philadelphia Tobogann Coaster(PTC)
米国の遊園地機器メーカー。
ディズニー・テーマパークに設置されているものは多くがここの作品(と推測される)。
導入例…ウォルト・ディズニー・ワールド(米国)、東京ディズニーランド(東京)、Jane's Carousel等
- ベルタゾーン
イタリアの遊園地機器メーカー。
日本で「イタリア製二階建てメリーゴーランド」と言ったら、大抵ここの製品だと思っていいだろう。
導入例…よこはまコスモワールド(神奈川)、サントピアワールド(新潟)、名古屋港シートレインランド(愛知)等