概要
豊橋~名鉄岐阜間99.8kmを結ぶ。ほとんどの区間でJRの東海道本線と併走する名鉄(名古屋鉄道)の中核路線で、愛知県を南北に縦貫している。笠松駅以北は岐阜県に入る。(以下、名古屋本線を「本線」と記す)
他社との直通はしていないものの、豊橋~伊奈の間は飯田線との併用区間になっている。(本線と飯田線との乗り換えは豊橋駅でしかできない)
種別
ほぼ本線にわたり運行されている種別のみ扱う。(中部国際空港方面などへ直通するミュースカイや快速急行は除く)
普通
全線を通す列車がなく、本線内で完結する系統は1)岐阜~須ケ口、2)東岡崎~伊奈の2系統で、それぞれ1時間あたり4本運行されている。東岡崎~須ケ口間は犬山線直通の3)東岡崎~岩倉・犬山の系統と津島線直通の4)佐屋・弥富~豊明(名古屋(上り)・神宮前(下り)~豊明間準急)の系統によって運行されている。なお2)、3)は続行運転を行う運用も存在する。伊奈~豊橋間は線路容量の関係で普通列車は運行されていない。優等列車の退避が多く、表定速度は遅い。
準急
平成17年1月29日改正で登場。国府~豊橋間には設定されていない。殆どは須ケ口・名古屋・神宮前・新安城・東岡崎のいずれかで普通・急行に種別変更される。
急行
全線で運行される。本線内の急行は岐阜~豊橋、一宮~豊川稲荷(一部時間帯は大里or二ツ杁停車、東岡崎~豊川稲荷間準急)の2系統が1時間2本ずつ運行されるほか、津島・西尾線直通の佐屋~吉良吉田間の系統(全列車豊明停車、津島線内下りは普通、津島線内上りおよび須ケ口~名古屋間、一部時間帯西尾線内準急)も1時間2本運行される。朝夕時間帯には岐阜発着の羽島線直通列車も運行される(羽島線内普通)。名古屋以北では原則特急の退避を行わない。
特急、快速特急
原則一部特別車編成で運行されるが、名古屋発東岡崎行き最終と中部国際空港発岐阜行き最終(いずれも特急)は全車一般車となる。新木曽川と笠松はラッシュ時名古屋方面の一部の特急が通過する。系統は1)岐阜~豊橋(上り快特、下り特急)、犬山線直通の2)新鵜沼~豊橋(上り特急、下り快特)、常滑線直通の3)岐阜~中部国際空港(特急)が1時間2本ずつ運行され、2)、3)は金山で接続する。