概要
愛知県清須市の須ヶ口駅から同県津島市の津島駅を結ぶ名古屋鉄道の路線。
名古屋鉄道の前身である名古屋電気鉄道が最初期に建設した名古屋近郊路線『郡部線』の1つで、津島街道に沿って津島市に至る通勤路線の1つ。開業当時は枇杷島橋〜須ヶ口も津島線であり、名古屋本線に当たる路線は清洲線という須ヶ口から分かれる支線に過ぎなかった。同区間が名岐線に編入され名古屋本線となるのは新名古屋駅が開業した1941年のことである。
沿線は海抜ゼロメートル地帯を擁する低湿地帯で、伊勢湾台風や東海豪雨といった水害を何度も経験している一方、伊勢湾台風罹災後の復興で沿線のベッドタウン化が進行し、津島線も通勤通学路線としての色彩が濃い。
全線複線電化で名鉄名古屋駅直通電車も数多く通る。
なので津島線内は普通でも名古屋本線では優等列車になる事もざら。
駅一覧
| 駅番号 | 駅名 | 特急 | 急行 | 準急 | 乗り換え路線 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| NH42 | 須ヶ口駅 | ● | ● | ▼ | 名古屋本線(名鉄名古屋方面直通電車あり。) | 津島線唯一の清須市にある駅 |
| TB01 | 甚目寺駅 | ● | ● | ▼ | ↓ここからあま市 | |
| TB02 | 七宝駅 | ｜ | ｜ | ｜ | ||
| TB03 | 木田駅 | ● | ● | ▼ | ||
| TB04 | 青塚駅 | ｜ | ｜ | ｜ | 一旦、津島市に入る | |
| TB05 | 勝幡駅 | ● | ● | ▼ | 当駅と藤浪駅は愛西市 | |
| TB06 | 藤浪駅 | ｜ | ｜ | ｜ | ||
| TB07 | 津島駅 | ● | ● | ▼ | 尾西線 | |
| ↓大半の列車が尾西線佐屋駅及び弥富駅まで直通 | 再び津島市に戻る |
余談
名鉄名古屋駅〜津島駅の間は、名鉄バスも運行されており、
【43】栄〜大治町役場前〜津島駅
【44】名鉄バスセンター〜大治町役場前〜津島駅
【54】名鉄バスセンター〜地下鉄岩塚〜津島駅
これら3系統が、距離はかなり離れるものの名古屋本線〜津島線と並行し、名鉄バス津島営業所がある大坪(津島市東部)に発着する便と合わせて、鉄道を補完している。
ちなみに栄発着便は、栄方向は午前中に、津島方向は午後に偏る。
