概要
古代人「リント」が作り上げたクウガのサポートメカ。本来はクウガの乗る馬と一体化するように作られており、「馬の鎧」という異名を持っていた。
遺跡からバラバラの破片となって発掘されるが、様々な金属を吸収して自己再生を果たし、クウガの元へと駆け付けた。
空中を飛行する能力を持ち、クウガを自分の脚に捕まらせた状態でも飛行が可能。ペガサスフォームで戦闘を行う時にはよく利用される。
飛行速度は時速500km。しかしクウガを吊り下げた状態では250kmが限界であり、五代雄介自身も「俺を吊り下げるとスピードが落ちるみたいで」と発言している。
現代では馬の代わりにバイクに合体するが、必殺技を使用するとエネルギーを使い果たし破片に戻ってしまう。その場合はクウガがゴウラムのアマダムに触れることで自己再生を開始する。
意思(現代で言うAI)を持っており、クウガの遺志によって呼び出す事もできる。
またグロンギ語とは異なる独自の言語も喋る。
外見
黒と金のメカニカルな外見をした巨大なクワガタムシ。赤い眼が可愛らしい。
羽の付け根に巨大な緑色の物体が存在するが、これはクウガの持つ霊石アマダムと同質のものである。
ゴウラム(エンシェントバージョン)
放送当時発売されたビートゴウラムの玩具に同梱されていたゴウラム。カラーリングが灰色とガンメタルを基調としたものに変化している。
「エンシェント」とは「古代」という意味であり、ホビー雑誌の記事では「破片となって発見された際のカラーリングを再現したもの」と紹介されていた…
が、後に本編でも「ゴウラムの変色した姿」として1度だけ登場した。
しかしそれがゴウラム自体の最後の登場シーンであり、変色の理由に付いても液体金属を注入したのが原因なのか、それともクウガがアルティメットフォームに近付き始めたことで砂になりかかっていたからかは明言されずに終わった。
備考
書籍では「装甲機ゴウラム」、玩具では「バトルゴウラム」と表記されていたが、本編での呼称はあくまで「ゴウラム」である。
『仮面ライダーディケイド』には未登場だが、ディケイドのファイナルフォームライドによってクウガ自身がゴウラムに変形したクウガゴウラムが登場している。