概要
JR東日本が仙台地区で運用する455系・417系・717系の老朽化や運用上の不都合の解消に伴う置き換え用として1989年に投入された近郊形電車。
1M1Tの2両編成が基本で、外見は211系5000番台に近似しているが、側面の窓配置は異なっている。座席はセミクロスシートだが、クロスシートの配置が「集団見合い型」とよばれるものになっている。
0番台は東北本線黒磯-利府・一ノ関間、仙山線仙台-山形間、磐越西線郡山-会津若松・喜多方間で運用され、廃車発生品を一部流用している。また、磐越西線用の編成は塗装(マスコットキャラのあかべえが描かれている)・パンタグラフ・排障器(スカート)が異なる。
5000番台は山形新幹線開業に際して、標準軌に改軌される奥羽本線 福島-山形間(現在は 福島-新庄間 通称 山形線)用にJRグループ初の標準軌車両として新製された。走行機器などが標準軌・耐雪仕様になっており昇降用ステップがない。一部編成はワンマン運転用に改造された。