概要
1891年生まれ。
第二次世界大戦でドイツ国防軍による陸戦、戦車武装という面に大きく貢献した軍人。
最終階級は元帥。フランスとアフリカでの連合国との会戦で度々勝利を収め、アフリカでの砂漠地帯における活躍にちなんで砂漠の狐という渾名を持った。
数々の戦功だけでなく騎士道精神に溢れた行動と多才な人柄がSS(親衛隊)ではなく、ナチスでの通常の軍隊ともいうべき国防軍の人間であったことなどから、当時のみならず現在でも各国での評価・人気が高い将帥の一人である。
しかし、1944年に起きたヒトラー暗殺未遂事件で何故か暗殺の関連容疑者となってしまう。
同年10月14日に、ある軍人から「反逆罪で裁判を受けるか、名誉を守って自殺するか」と脅しのような言動を受けて、大切な家族の身分を守るために「私は軍人であり、最高司令官(カイテルもしくはヒトラー)の命令に従う」と、暗殺事件への関与に関して一切弁明せずに服毒自殺を遂げる。
この時は戦傷で療養していたので、彼の死は名誉なる戦死だと国民に伝えた。
本当にロンメルが暗殺に関与していたかは不明で、彼の栄光を抑えて潰そうとした他の軍人や政治家による陰謀ではないかと言われる。
ムダヅモ無き改革でのロンメル
第四帝国と登場したナチスの残党勢力においても元帥の階級にあり、地球への侵攻決闘・神々の黄昏決戦中に、第四帝国の領土の月においてヒトラーに叛旗を翻す。
帝国よりも強い政治家が存在する地球との戦闘は危ないと、国家の将来を考えた上での反乱で、一時はロンメル側の優勢に入るが、覚醒したヒトラーの力が遥かに想定を超えており、敗北、死亡した。
同作に登場する空軍のルーデル、親衛隊のスコルツェニーと並ぶ最高の軍人で、もしヒトラーの侵攻に協力していたら、帝国は勝利に近づいたかもしれない。