『ドラゴンクエストモンスターパレード』に登場する同名のヒロインについては、クロナ(モンパレ)を参照。
概要
メデューサ一派においての最古参のメンバー。黒血(こっけつ)と呼ばれる狂気を増幅させる血液をその身に巡らせ、魔武器・魔剣ラグナロクをその身に収めるよう、狂気の波長の実験台として、メデューサに肉体を改造されている。
物語では最初にマカとソウルのコンビと戦い、敗北に追い込み、キッドと幽霊船の魂を賭けて戦闘を繰り広げ、勝ち逃げしている。鬼神復活の攻防ではメデューサに続く壁役として参戦し、マカ&ソウルのコンビと再戦。戦局を有利に進めるも、マカの魂感知能力の応用技で自身の内面を見透かされ、『和解』というかたちで敗北を喫した。以降、死武専に保護・観察扱いとなり、初めての友達となったマカにべったりになる。
しばらくは死武専にいたものの、復活したメデューサに精神を揺さぶられて、死武専の面々には黙ったまま再び彼女の下に戻る。
その後、アラクノフォビアとの決戦終了後に、スパルトイとして初任務に就いたブラック☆スターと対決。メデューサに記憶を操作され、死武専側の人間に関わる一切の記憶を消されてしまい、再び敵として登場した。
ロシアのモスクワでツァーリ、フョードルペアを「狂血」で殺害し、実母のメデューサを殺した後自身の体に宿る黒血が完成した。
性格
性格は引っ込み思案で弱気、対人恐怖症を通り越して世の中全体に怯えているような節すらある超ネガティブ気質。おまけにいじめられっ子の気も強く、魔剣ラグナロクにしょっちゅういびられている。
一人称は『ボク』で、しゃべるときは常におっかなびっくりといった感じ。しかし、一度戦闘に突入すると性格が豹変し、キレ気味な感じに強気になる。口癖は「うじゅ~」や「あふぇ~ん」、「○○との接し方なんてわからないよ~」など。
出生
実はメデューサの実子であり、それでありながら親らしい愛情を示さず、辛辣に結果だけを欲する自分の母親に、畏怖と庇護の欲求という複雑な感情を抱いている。
黒血の完成間近においてメデューサはクロナに母親らしい優しい愛情を見せたが、自分に全てを捨てさせておきながら愛情を見せ付けた母親に怒りの表情を見せた。
見た目・立ち居振る舞いともに中性的であり、クロナの性別は明確に描写されていない。
「女の子と話すのは苦手」と顔を赤らめる描写があることから男性であるようにも見受けられる。 しかし非常に体の線が細くしなやかなため、いわゆる『僕っ娘』の可能性もあり、アラクノフォビアとの決戦後の再登場時には、より中性的で独特の色香をまとっていた。ただラグナロクからセクハラ同然のいじられ方をされたときの反応から、若干ではあるが女の子の可能性が強いように見受けられ、やはり釈然としない。(だが、英語版の動画ではクロナを英語で表示する際にhe(彼)という風に表記されているために男である可能性も捨てられない。)
パートナー
魔剣ラグナロク。
魔武器でありながら、メデューサによってクロナの体内に黒血とともに注入され、独自の意思を持ちながらクロナと一体化している。
昨今では改造が進み、腕が3本に増えたり、自身を3本の剣に増やせたり出来るようになっている。