ブラックオックスとは
概要
「ブラックオックス」とは「鉄人28号」に登場するロボット。
個性的なデザインのロボットが登場する横山光輝の作品の中でも際立って高い人気を誇る傑作ロボットである。
劇中では鉄人のライバル役として登場。リモコン操縦の鉄人とは違い、ある程度自分で考える事が出来る人工頭脳を持った自律型ロボットであり、実力も鉄人以上である。
初登場の回では夜霧の東京の街を大胆不敵に堂々と歩いて警察に殴り込みをかけており、その場面は鉄人２８号の中でも名シーンに挙げられている。
操っていた悪人が敗れた後は警察に押収され、のちに鉄人の味方として再登場することになる。
「太陽の使者鉄人28号」と「超電動ロボ鉄人28号FX」のシリーズ作品でも、鉄人のライバルロボットとして登場している。
そのシンプルで完成度の高いデザインから、様々なロボットのデザインに影響を与えている。「ゲッターロボ」のゲッター1、「機動武闘伝Gガンダム」のマスターガンダム、「機動警察パトレイバー」のグリフォンなどがその顕著な例である。
超電動ロボ鉄人28号FX
不乱拳博士のクローンであるフランケン・シュタイナーが開発した新型と不乱拳博士が製作した初代ブラックオックスが登場している。
初代ブラックオックスは初代鉄人28号の史上最大の敵と評されていたが、格闘戦の末に転倒、不乱拳博士を押しつぶして殺害という形での決着となってしまった。
二代目ブラックオックスは鉄人28号FXを苦戦させる性能を持っていたが、鉄人25号ミラージュから奪った超電動システムの回路チップが取り付けられ、強化されることになった。
ジェットモードに変形する機能を持つ。
両腕にはアームバルカンやアームレーザーなどを、肩部の砲塔には分子破壊砲ジェノサイドバスターを搭載している。
フランケンの死の直前、リモコンは金田少年探偵団の夏樹三郎へと受け継がれ、鉄人29号OXとして活躍することになる。
同じ超電動システムを搭載している鉄人28号FX、または鉄人25号ミラージュとリンク可能であり、有線接続することでダブルパワージェノサイドバスターが使用できる。
