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超電動ロボ鉄人28号FX

ちょうでんどうろぼてつじんにじゅうはちごうえふえっくす

「超電動ロボ鉄人28号FX」とは、横山光輝の「鉄人28号」を原作とするロボットアニメで、鉄人28号アニメの第3シリーズにあたる。
目次 [非表示]

───21世紀。

ロボット工学は飛躍的な進歩を遂げた。

悪のゾーン総統はこれを利用し、

巨大ロボットを使って人類に宣戦布告をしたのである。


だが、

正義を守る伝説のヒーローが今ここに立ち上がった。

超電動システムを組み込まれたスーパーロボット、

その名は、鉄人28号FX!The Iron Hero 28 Future X超電動パワー、オン!


概要編集

アニメ版『鉄人28号』の第3シリーズにあたる『超電動ロボ 鉄人28号FX』は、1992年4月5日から1993年3月30日まで日本テレビ系で全47話が放送された。

原作者の横山光輝本人が最終回まで直接制作に関与した最後の鉄人28号シリーズである。

制作会社は第2シリーズ同様、東京ムービー新社


旧作・第2シリーズのリメイクではなく、第1シリーズの続編として製作された。親子二世代で視聴する狙いがあったようである。

時代設定は2002年、主人公は、45歳になった私立探偵金田正太郎と資産家の娘で科学者である妻金田陽子との息子金田正人である。状況によっては初代鉄人28号も出動した。正太郎率いる『金田探偵事務所』のメンバーがネオ・ブラック団に立ち向かっていく第一部と1話完結のエピソードの第二部に分かれるといういかにも鉄人らしい構成となっているのが特徴。

てつじん!

第1部は日曜朝10時半の全国ネットで放送されていたが、第2部は関東ローカルを中心夕方帯に移動とり、そのまま打ち切りとなった地域もあった。一応フォローと言う形でレンタルビデオも全話リリースされていたが、放送時間変更の影響は当時の地方視聴者にとって痛いものだったようだ。

因みに最終話の前話で本編は終了し、最終回は再編集映像の総集編と言う形を取った珍しい作品でもある。

鉄人と言うこともあり、DVD-BOXは比較的早い時期に発売されており、ブルーレイBOXも優先してリリースされている。


評価編集

作品評価自体はそれなりで、旧鉄人がらみでは傑作エピソードと評される話もあった。

半面、(ライバルとのコンビ前提とはいえ)主人公が身勝手すぎるという点や、後半でのメンバーリストラに不満があるなどと言った声も挙がった。また、主役機のFXよりもオックスのほうに人気が集中するという現象も起きている。


ちなみに横山光輝本人は、初代鉄人を原作そのままの姿で登場させる事には許可を出したが、作品自体については

あれは、最低だ。あんなになるとは思わなかった

「(正太郎が成長して結婚して子供がいて、という設定について) シナリオ・ライターが作ったストーリーで、いやだった

と、インタビューで答えている

講談社『鉄人28号』大研究-操縦器(リモコン)の夢」飯城勇三より)

ただし、氏は自身の映像作品に関しては酷評する事も多いため、注意が必要。この書籍内でも、実写版ジャイアントロボ白黒版の実写・アニメの鉄人、太陽の使者版鉄人に関しても、横山氏は手放しで高評価はしていない(しかしOVA版ジャイアントロボは珍しく高評価していた。氏が亡くなった2004年に放送された鉄人も序盤しか見ることができなかったが「いい作品になる」という言葉を残している)。

なお、アニメーターたちは旧鉄人の方をより多く描きたがっていたとの事。


玩具関連編集

タカラ(現:タカラトミー)から発売された関連玩具の売れ行きは髙く、中でも劇中同様のサウンドを発するギミックを内蔵したDX玩具(鉄人28号FXとブラックオックスの2種)は人気を得た。FXとオックスとの連動を再現できる、セット販売も行われている。

このコンセプトは『電光超人グリッドマン』などの、タカラ製玩具へと受け継がれる。


また、ミニサイズの塩ビモデルではあるが、新鉄人シリーズすべての立体化も成し遂げている。

他に、無彩色の組み立てソフビモデルといった、ハイターゲット向けの商品も当時発売されていた(発売元はタカラだが、造形は海洋堂が担当。分類としてはガレージキットに近い)。それとは別に低年齢層向けのソフビフィギュアも発売している。


以降は、ガシャポンでのリリースやプライズなどでの固定モデルの立体化に留まり、元祖鉄人及び太陽の使者鉄人に後れを取っている。超合金魂でのリリースも予定されていたが、実現はしていない。


近年になって、エヴォリューショントイや千値練グッドスマイルカンパニーなどから、立体化が行われている。

特にグッドスマイルカンパニーからは、プラモデルシリーズ「モデロイド」の製品として、鉄人28号FXおよび、FX版ブラックオックスの製品化がアナウンスされている(ブラックオックスに関しては原作及び太陽の使者版に先んじての立体化発表であるが、原作版のリリースも決定、予約を開始している)。


ストーリー編集

21世紀初頭、新世代のヒーローを一同に介したワールドロボットコンテストの会場に、かつて少年探偵団として活躍していた金田正太郎が、鉄人28号と共に主賓として参加していた。

しかしそこに、謎の犯罪集団ネオ・ブラック団が襲撃して来た。その窮地に新たな鉄人28号FXを操縦し、悪に立ち向おうと動きだした少年がいた。

その少年こそ、2年前に行方不明となっていた金田正太郎の息子金田正人だった。


登場人物編集

金田探偵事務所編集

金田正人(CV:沼田祐介

金田正太郎(CV:田中秀幸

金田陽子(CV:折笠愛

司元一(CV:立木文彦

光瀬双葉(CV:小桜エツ子

夏樹三郎(CV:草尾毅

仁科詩織(CV:平松晶子

ネオ・ブラック団編集

ゾーン総統(CV:笹岡繁蔵

バットラー(CV:徳丸完

エルビス兄弟(CV:山口健松尾銀三

ゾルリック(CV:難波圭一

フランケン・シュタイナー(CV:高山みなみ森川智之

フランケン博士(CV:青野武

デビル火刀(CV:小野健一

その他編集

マイケル・ジャスティス(CV:久賀健治

フー・メイシー(CV:富沢美智恵

イカム・マナトゥ(CV:高木渉

フランソワ・ボルドー(CV:山崎和佳奈


登場メカ編集

鉄人28号FX

鉄人28号(旧)

鉄人17号フェニックス

ブラックオックス(鉄人29号OX)

鉄人30号ミラクル・ビー

鉄人1号ドリル・ヘッド

鉄人2号アーム・ローダー

鉄人3号ロード・ランナー

鉄人4号パワー・ビルダー

鉄人5号マルチ・ワーカー

鉄人6号アーリーバード

鉄人7号ヘラクレス

鉄人8号マスターピース

鉄人9号シザース

鉄人10号X-レイ

鉄人11号スケルトン

鉄人12号オーロラ

鉄人13号アステカ

鉄人14号サバンナ

鉄人15号ビレンドラ

鉄人16号スフィンクス

鉄人18号アイアン・イーグル

鉄人19号キングダム

鉄人20号マインツ

鉄人21号エアロダイナー

鉄人22号ナルビク

鉄人23号ロッキー

鉄人24号赤竜号

鉄人25号ミラージュ

鉄人26号ジャンボ

鉄人27号サキガケ


主題歌編集

オープニングテーマ編集

「フューチャー・ヒーロー」

作詞:園田英樹 / 作曲:長沢ヒロ / 編曲:戸塚修 / 歌:長沢ヒロ、清水咲斗子

エンディングテーマ編集

「僕らは冒険者」( - 第28話)

作詞:工藤哲雄 / 作曲:長沢ヒロ / 編曲:戸塚修 / 歌:金田探偵事務所

「GET YOUR DREAM」(第29話 - )

作詞:松葉美保 / 作曲:工藤崇 / 編曲:戸塚修 / 歌:清水咲斗子


関連動画編集


関連タグ編集

鉄人28号 太陽の使者鉄人28号 鉄人28号ガオ!

鉄人28号(ロボット) ブラックオックス

日本テレビ系平日夕方アニメ・特撮枠・番組後半の放送枠

外部リンク編集

TVアニメ公式サイト

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