概要
『劇場版魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』に登場する敵キャラクター。
夜に人間の悪夢が具現化したもので、フェルトのぬいぐるみに似た外見を持つ。
ナイトメアが姿を現すと空はパッチワークのような景色に変わる。
マリオネットのように丸い模様のある水色の手に操られている。
ナイトメアを操る手の左手の中指は布で隠されている。
攻撃方法もその名やぬいぐるみに似た姿に相応しく、枕やぬいぐるみ状のミサイルなどを放つ。
また、やぎのこゆめ(仁美のナイトメア)はバイオリン上の武器を持ち、叩き付けることで音と共に建築物をぬいぐるみのように破裂させることが出来る。
バレリーナのような姿の影がともに居るが、踊るだけで何もしていない。
倒すのではなく、食事させることで満足させ、浄化することで魔法少女のソウルジェムの輝きが増す。
ネタばれ注意
これより先は、より本編の内容に踏み込んだ内容になります(一部、劇場パンフレットからの引用アリ)
暁美ほむらが、自身のソウルジェム内に作り上げた見滝原に現れる魔法少女たちの敵。名前の如く、夜、人々が寝静まったときに悪夢として現れ、町中を暴れまわる。
敵と表現したが、魔法少女たちはナイトメアを排除するのではなく、食事をさせることで満足させ救済することを目的としているようである(魔法少女たちのお茶会)
しかし、その本質はあくまで暁美ほむらの深層心理の願望が作り上げた都合のいい敵でしかなく(魔女のような重い真相もない)、ナイトメアとの戦いも含めて、脚本の虚淵玄氏いわく「ごっこ遊び」でしかなかった。
ナイトメアにはタグが付いているが、そこには魔女文字でHomulillyと書かれている。(またこのロゴは魔女の口づけが表示された際に魔女の名と共に表示されている)
ナイトメアを操る手も(ソウルジェムの指輪がある)左の中指が隠されている事から分かる様に、ごっこ遊びの為に操られてに過ぎない。
また、この手は結界内に創られた見滝原の住人たちも操っているような描写がある。
なお、本編のナイトメアは、実際にぬいぐるみが作られており、これを撮影し、絵をおこす「ロトスコープ」という手法が用いられている。
この手法は最近の作品だと『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』での、カヲルとシンジのピアノ連弾シーンでも用いられている。アニメ『惡の華』の特徴的な絵柄もこれによるもの。