CV:伊藤静
概要
公安局刑事課一係に所属する執行官。
2090年9月28日生まれ 22歳 天秤座 B型
基本的に感情を表に出すことが滅多になく、残虐な事件にも沈着冷静に対応するクールな女性。
その一方で新人の常守朱を気遣ったり、親友を殺されて落ち込む被害者の友人に寄り添うなど、温かな心も持ち合わせている。
趣味は音楽鑑賞で、余暇には音楽を聴きながら音楽雑誌を読んでいる。
好きな本は中山可穂の「感情教育」。
唐之杜志恩と分析室にいることが多く、その関係からか現場でも犯罪ケースの分析を担当することが多い。
その唐之杜とは恋人同士であり、2話で唐之杜の分析室から出てきた際に、二人の様子から特殊な関係をにおわせるシーンがあり視聴者のあいだで話題となったが、22話にて二人の実際に『事』に及んだあとの風景が描写されていた。
なお、2013年3月23日の「PSYCHO-PASS フィナーレスペシャルイベント」にて披露された裏設定とカットシーン、設定資料集や小説版に於いての描写から、生粋のレズビアンであることが明かされた。
小説版に於いては、唐之杜と出会う前のバンド時代は滝崎リナを含めた多数の女性と肉体関係を持っていたり、常守に対しても実は性的な目で見ていたという事が明かされているなど、(女性限定で)性には奔放であった模様。
夢に破れた猟犬
かつてはシビュラ公認芸術家としてアマチュアロックバンドを組んで音楽活動に勤んでいたが、その行動と音楽の方向性がシビュラシステムの判定に引っ掛かり、潜在犯扱いで補導されてしまう。またシビュラからは音楽家の適性がないと診断されていたらしい。
しばらくは諦めきれずに更生施設でも音楽関連の書物やグッズを取り寄せていたが、かつて飛び入りでセッションをしたことから六合塚が親しみを感じていた非公認芸術家・滝崎リナが反社会活動を展開していること、その六合塚が執行官の適性を持っていたことから、監視官だった狡噛慎也から協力を要請される。
当初は滝崎の疑念を晴らそうと半信半疑での協力だったが、潜入先で佐々山光留が暴れたため混乱する中で親友と遭遇。そこでシビュラに自分たちの音楽を否定されることに憤って反社会活動を起こしたことを明かされ、共に戦おうと誘われる。
このとき、狡噛からドミネーターを渡されていたため、撃ってでも滝崎を止めようとしたもののはじめから狡噛がドミネーターに六合塚を認証をさせていなかったため撃つことができず、結局は逃げられてしまう。
しかしこの行動が彼女に執行官として生きる決意を固めさせ、以後公安局で潜在犯を追い続けている。
夢に破れ、道を踏み外す者たちを増やさないために。
余談ではあるが、小説版に於いて滝崎リナとは元恋人同士であったことが明かされた。
しかも彼女との「事」を隠し撮りされてこっそり公安局に送られている。
(撮影したのはリナ自身であり、ネットにアップロードされてもいないため、別に深い意味はなかった模様。)