「社会が必ず正しいわけじゃない。だからこそ私達は、正しく生きなければならない」
プロフィール
所属 | 公安局刑事課一係 |
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職種 | 監視官 |
コールサイン | SHEPHERD2→SHEPHERD1 |
ID | 00475-AECJ-30157-1 |
生年月日 | 2092年4月1日 |
入局年月 | 2112年4月 |
星座 | 牡羊座 |
血液型 | A型 |
出身 | 千葉県 |
身長 | 163㎝ |
体重 | 49kg |
CV | 花澤香菜 |
人物
本作1期のヒロインで2期の主人公。また、コミカライズ『監視官 常守朱』における主人公でもある。
1期開始時20歳。訓練施設は主席で卒業。天真爛漫で正義感が強いが、不器用で押しに弱い。
また立ち直りや気分転換が早く、ポジティブな観点で思考するためサイコパスの色相が濁りにくい「メンタル美人」な精神の持ち主。
癖の強い執行官達に翻弄されつつ、懸命に事件の捜査にあたる。
立体ホログラム表示サポート人工知能・ホームセクレタリー・アバターユニットシステムはキャンディ(CV:平田真菜)と呼ばれており、可愛らしいクラゲのような形状をしている。
朱が可愛いタイプのアバターを好むのは昔、祖母と一緒によく見ていたアニメの影響から(小説版)。
1期
新人監視官
第1話で潜在犯堕ちした大蔵へのドミネーター執行に立ちあうが、人質になった女性がサイコハザードにより潜在犯堕ちしたことで彼女への執行官の銃撃に反対し、特に彼女をエリミネーターモードで射殺しようとした狡噛慎也をパラライザーモードで撃って気絶させてしまった。
しかしこれ以降狡噛のことを気にかけるようになり、行動をともにすることが多くなった。
狡噛と共に雑賀譲二の元へ赴き受講するなど積極的に取り組む姿勢がある。
傍からすれば汚れ仕事の多い刑事課一係には不向きな性格なのだが、学生時代、あらゆる官公庁の職業にトップレベルの適性を示していたにもかかわらず、500人もの学生の中で自分だけが公安局監視官としての適性がA判定を出したことから、「自分にしかできない生き方」を求めて監視官の職業を選択した。
データ管理された「悩みなき時代」には珍しい『悩める人間』であり、そのため周囲からもときおり浮いてしまうことがある。
4話ではネット上で捜査を行う際に自分のアバターである「レモネードキャンディ」を使用し、スプーキーブーギーである菅原昭子に捜査協力をしてもらうことになる。
11話では槙島聖護に友人である船原ゆきを人質に取られてしまう。槇島にドミネーターを向けた彼女は、彼の犯罪係数が規定値より下回っていた事に驚愕。手にしていた猟銃を投げつけられ、こう言われることとなる。
「君の決断と意思を問おう。その猟銃で僕を殺せ」
しかし、潜在犯でない人間を殺してしまう事、自分がシビュラの庇護から外れてしまうことを恐れた朱には、槇島を殺すことなど出来るはずもなかった。結果発砲はしたが見当はずれな方向に弾は飛び、失望した槇島によってゆきは目の前で殺害された。
これ以降、シビュラシステムに対して疑問を持つようになる。また、このことによって刑事としての天分に徐々に目覚め、判断力や威圧感を見せるようになる。
決断と意思の重さを抱えながら
13話では自らのサイコパスを省みず、記憶を回想しモンタージュを作成。
その際にサイコパスの急激な上昇はあったもののすぐに平均値に回復した。
16話ではノナタワーにて狡噛と共に最上階を目指す。
道中、敵の攻撃で足を負傷し、遅れて狡噛慎也と槙島聖護の戦いに乱入。
不意打ちという形で槙島をヘルメットで殴り倒した。
狡噛に槙島を殺せと言われ、友人を殺した相手を殺すか殺すまいかの葛藤の末、殺さないことを選択し、槙島を逮捕した。
18話で、宜野座が禾生局長によってエリミネーターによる狡噛の射殺を強要されそうになった時、狡噛をパラライザーで銃撃。二人を救う。
20話でシビュラシステムの判断によって、その真実を知ることになる。彼女はそれを知って、シビュラシステムを「悪人の脳をかき集めた怪物」と激しく嫌悪するが、現在の社会秩序にはシビュラシステムの恩恵が不可欠であることも強く理解しており、シビュラの意図通り槙島を死なせず(狡噛が槙島を殺す前に)、生かしたまま逮捕し引き渡す条件として、処刑命令が出てしまった狡噛の処刑指令を取り下げることを要求する。その後、縢、槙島、ゆきの幻影が彼女の前に現れ、彼らの言葉を思い出しながら狡噛を追う決断を行う。その後発生した殺人事件の現場で被害者の管巻教授の遺体に自ら手を突っ込みメモリーカードを発見。狡噛と槙島の追跡を行う。
22話で結局狡噛は槙島を射殺し、シビュラシステムとの約束は反故になってしまうがシビュラシステムを存続させ、いつかシステムの全容が明らかにされた時の民衆を懐柔する手段を模索する為の理想的な存在として今後も苦悩し抗いながら生きるよう求められる。しかし朱はこれまでのことを振り返りながら「私達はいつだってよりよい社会を目指している、あなた達に未来はない」と宣告を告げ、その場を去った。その後執行官堕ちした宜野座に代わり一係のリーダーとして監視官としての活動を続けていくことになる。
About a Girl
SFマガジン誌上において連載された吉上亮による『PSYCHO-PASS LEGEND』シリーズにおいて、1期の半年後を舞台とした作品内で朱のコールサインがSHEPHERD1になっていることが記述されている。
PSYCHO-PASS2
シビュラとの関係は前作終盤から変わらず、対等に交渉・提案ができる立場にある。
宜野座に代わり刑事課一係のリーダーとなっており、後輩監視官の霜月美佳と共に監視官として鹿矛囲桐斗が起こしていく事件の捜査にあたっているが、当初はデスクワークにあまり慣れておらず無意識に宜野座を頼ってしまい彼に諭されたこともある。
狡噛との経験や自分の直感と多角的な推理を元に、シビュラに頼り切らない独自の捜査方針を採っているが、その姿勢は美佳だけでなく、シビュラの狂信者である東金朔夜から奇異の目で見られて、2人の手により祖母を殺害される。
しかし、1期と同じく狡噛の残留思念に励まされたことで立ち直り、シビュラを是正する為、鹿矛囲と共に中枢部へ同行。立ち塞がった朔夜の母、美沙子と対峙して鹿矛囲による執行を見届ける。一連の事件が解決した後、シビュラから「こちら側へ来る気はないか(要約)」と誘われるが「そこまで自分に興味はないくせに挑発してるのか」と一蹴、「あなた達自身があなた達自身の廃棄を選択する時(シビュラによる裁きが必要とされない社会が実現される時)がきたら、一緒に地獄へ行ってあげる」と告げた。
前作終盤で垣間見せた芯の強さはより強かになり、狡噛から受け継いだ“刑事魂”とも言える精神性と相まって、タフな女性へと成長した様子を見せている。その一方、プライベートで煙草を灰皿に立てて「煙の臭いに浸る癖」がついており、心のどこかでまだ狡噛の影を追っているような節を垣間見せている。
劇場版PSYCHO-PASS
舞台は2116年、東京に密航してきたテロリストグループの捜査からSEAUn(東南アジア連合)の首都シャンバラフロートへと渡り物語が展開していく。
戦場でニコラス・ウォン指揮の下、お構いなしに虐殺していく様を見届けながらゲリラ活動に参加していた狡噛と再会。なんやかんやで美佳に煽られながら、ハン議長がシビュラの一員となったことに気付き、国民が選択を委ねる必要性をシビュラに説き普通選挙を行わせることに成功した。
様々な事件を経験してより刑事として成長した彼女であるが学生時代からの友人である水無瀬佳織とショッピングを楽しむ姿や新しく引っ越した先でドローン相手にシラットのトレーニングをするシーンなどが見られる。
なお2期まではホームセクレタリーAIのキャンディがいたが劇場版では使用していない。それでもキャンディのストラップは愛用しているとのこと。
PSYCHO-PASS3
何らかの罪によって逮捕・投獄されている。当然監視官の職も失っており「元監視官」と呼ばれる。
しかし、逮捕時の犯罪係数は公表されておらず、収監されている部屋もPCが使える広々とした部屋であるなど、そもそも本当に色相が濁ったかすら不明であり、待遇についてもシビュラシステムには相変わらず特別扱いされていることが窺える。雛河翔と連絡をとって一係の情報を知ることもできている。
そして免罪体質を持つ慎導灼を監視官に推薦したのは彼女のようだ。
最終的に細呂木晴海(禾生壌宗)に代わって新たに局長に就任した法斑静火の判断により、法定執行官として公安局に復帰、現・刑事課課長である霜月の補佐に当たる事となる。
…彼女が犯した罪が一体何なのか、そしてそれはどういう動機に基づくものなのかはシリーズ最新作『PSYCHO-PASS:PROVIDENCE』にて明らかになる。
アニメと漫画版比較
漫画版では訓練施設までは髪が長く、配属日の時点ではアニメと同じ髪型になっている。
関連イラスト
1期
PSYCHO-PASS 2
劇場版
関連タグ
PSYCHO-PASS PSYCHO-PASS2 劇場版PSYCHO-PASS