説明
アニメ第1話での事件から、「接触がこの2人にはあるのでは?」という疑念を持ったファンにより生まれたNLカップリング。
第3話では2人で必死に逃げるなど、一部のファンを悶絶させた。
第5話では落ち込んでいる朱を慰める、第6話では朱が狡噛の過去を聞きまわったり、
更に第7話では宜野座から「つきっきりで監視しろ」と言われるなど、とてもおいしい状態ができてきている。
また狡噛28歳・朱20歳と8歳差であるため、歳の差萌えや、筋肉質な180cmと華奢な163cmという体格差萌えも発生している。
第9話の前半においてキャンディーの「デート」発言に朱は否定しながらも赤面している。
この他、同回中赤面する場面が何度か見受けられる。
朱宅の冷蔵庫に狡噛が飲んでいたものと同じ水が何本も入っていたり、
雑賀の問いに「プロファイリングには最近興味が出てきた」との発言から
狡噛から何らかの影響を受けているかのような描写が所々感じとれる回でもあった。
因みに、第9話はファンたちの間で『デート回』などと呼ばれている。
そしてある意味物語の転換点とも言える第18話の終わりは、公安局を去る狡噛から朱に向けての手紙で締めくくられている。
文面
『すまない。俺は約束を守れなかった。
誰かを守る役目を果たしたい、そう思って俺は刑事になった。だが槙島の存在がすべてを変えた。あの男はこれからも人を殺め続けるだろう。
なのに法律では奴を裁けない。俺は刑事でいる限り、あの男に手出しができない。
今度の一件で、思い知った。法律で人は守れない。
俺が果たそうとしてきた務めを果たすには、法の外に出るしかない。
常守朱、あんたの生き方は間違いなく正しい。
俺に裏切られたからって、そこを見失ってはいけない。
俺はあくまで身勝手に、自分の意地を通すためだけに、あんたと違う道を選んだ。
これが過ちだと理解はしている。だが、俺はきっと間違った道を進むことでしか、今日までの自分と折り合いがつけられない。
許してくれ、とは言わない。
次に会うときはおそらく、あんたは俺を裁く立場にいるだろう。
そのときは容赦なく、務めを果たせ。信念に背を向けてはいけない。
ほんのいっときだったが、あんたの下で働けて幸せだった。礼を言う』
EDの曲とも相まって、ここで涙したファンも多いのではないだろうか。
最終回(第22話)では、槙島の運転するトラックにしがみ付く朱をとっさに名前で呼んだり、トラックから振り落とされた朱を抱きかかえるシーンなどが見られた。最後の最後で一気に2人の距離が縮んだ場面でもあり、印象深い回となった。
再び顔を合わせるとき、彼らはどんな魂の輝きを見せてくれるのだろうか。
アニメとノーカット完全シナリオ原稿ブックとの差異
第9話
雑賀の元から朱が狡噛を宿舎に送る際、思い出したように「似合ってるな、その服」と言う台詞があった。
公式、何故カットした。
第16話
槙島をヘルメットで殴打し気を失わせた朱に対して、混濁状態の狡噛が「朱…殺せ…」と言う台詞があったが、名前の部分はアニメ放映時「常守」に変更された。シナリオブックではこれが実質的に最初に名前を呼ぶ場面であった(アニメでは最終話のみ)。公式、何故変更s(ry
第18話
朱にドミネーターで撃たれた後、医務室のベッドで目を覚ました狡噛が、その傍らの椅子に眠る朱を見つめているシーン。
本文(シナリオブックより抜粋)
ベッドで目を覚ます狡噛。傍らの椅子では、朱が腰掛けたまま居眠りをしている。
狡噛、しばらく朱のあどけない寝顔を見つめている。これが見納めになるかもしれないという想いと、彼女の期待を裏切ってしまうことへの忸怩(じくじ)たる想いが視線にこもる。
ほう…これは…
そして2期にて……
結局全11話通して、狡噛本人が登場することはなかった(OP映像+一部)が、
朱には煙草の煙に浸る癖が付いたことや煙草を吸うようになったことが開かされており、心のどこかで狡噛の影を追っているような節を垣間見せた。因みに、吸っている煙草の銘柄も狡噛と同じものである。
また、事件の犯人の思考を追う上での考察や(1期では)心の拠り所にしていた祖母の死に精神的に弱った時など、狡噛を思い出し、彼と思考上での会話をする場面もあった。
タフで独自の観念をもった“強い女”へと成長した雰囲気が強い普段の印象から一転、自宅で灰皿の上に煙草を点けてその煙を眺めるシーンや拠り所になる人物が祖母から彼に変わったとも分かるシーンからは、何とも言えない切なさが漂っている。
注意
二人の間での恋愛感情は公式から否定されているので発言には注意しましょう。