概要
PSYCHO-PASS放送10周年を記念して作られた完全新作。
時間軸は「SS」と「3期」の間を舞台にしており、3期で張られていた多くの伏線や残された謎が今作で明らかになる。
「正義の在り方」「法とは何か」という1期のテーマに触れられており、主人公の一人である常守朱がこの問題に苦悩しながら、ある一つの回答を出すのも見どころ。
濃密なテーマや激しいアクションシーンからシリーズファンの評価は高く「シリーズ史上最高傑作」との呼び声が高い。
あらすじ
2118年1月。公安局統括監視官として会議に出席していた常守朱のもとへ、外国船舶で事件が起きたと一報が入った。同じ会議に出席していた厚生省統計本部長・慎導篤志とともに現場に急行する朱だったが、なぜか捜査権は外務省海外調整局行動課に委ねられていた。船からは、篤志が会議のゲストとして呼んだミリシア・ストロンスカヤ博士が遺体となって発見される。事件の背後には、行動課がずっと追っていた〈ピースブレイカー〉の存在があった。博士が確立した研究…通称〈ストロンスカヤ文書〉を狙い、〈ピースブレイカー〉の起こした事件だと知った刑事課一係は、行動課との共同捜査としてチームを編成する。そこには、かつて公安局から逃亡した、狡噛慎也の姿があった――。博士が最後に通信した雑賀譲二の協力を得て、文書を手に入れるべく出島へ向かった一係だったが…。
〈ストロンスカヤ文書〉を巡り、予想を超えた大きな事件に立ち向かっていくこととなる朱と狡噛。その先には、日本政府、そしてシビュラシステムをも揺るがす、ある真実が隠されていた。ミッシングリンクをつなぐ〈語られなかった物語〉が、ついに明らかになる――。