「気持ちと責務は交わらない。そういう事もあるんでしょう?」
プロフィール
所属 | 公安局刑事課二係 |
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職種 | 監視官 |
生年月日 | 2084年12月9日 |
入局年月 | 2104年4月 |
星座 | 射手座 |
血液型 | A型 |
身長 | 172cm |
体重 | 56.1kg |
CV | 浅野真澄 |
人物
PSYCHO-PASSのアニメ本編及びノベライズと、本編の三年前に起きた標本事件を舞台とした小説「PSYCHO-PASS サイコパス/ゼロ 名前のない怪物」他にて登場。
公安局刑事課二係所属の女性監視官で狡噛慎也や宜野座伸元とは同期生であり、アニメ本編1期と2期を通じて監視官。
涼しげな顔立ちと前下がりのボブカット、左目元に泣きぼくろがある。
アニメ本編
1期
後半の数話に登場。
15話「硫黄降る街」にて初登場。槙島聖護によるヘルメット集団の凶行事件で公安局の局長である禾生壌宗が刑事課所属人員を全員集合させて対策会議をしているシーンでちらりと顔が映っている。
18話「水に書いた約束」にて、禾生が一係の槙島聖護の身柄確保の任務において狡噛を外すよう宜野座に命じているが、宜野座は青柳に狡噛と二係の執行官一名を交換する旨を交渉する。青柳も一係の執行官縢秀星の失踪について疑問視していた事もあり、それに応じる。しかしその計画も禾生の知るところとなり失敗に終わる。
新編集版にてノベライズ版(詳細は後述)にて描写のあった、逃亡した神月執行官を執行するシーンが映像として追加されている。
2期
1話「正義の天秤〈299/300〉」
一係と二係による爆弾予告犯人の合同捜査にて朱たちが率いる一係と青柳が率いる二係で方針の対立はあったが、結果として朱がパラライザーで身柄確保している。
その際にかつては監視官として同期生であり、現在は一係執行官となった宜野座との会話があるが、相手の身分が変わったとしても態度の変わらない青柳の姿が見られる。
2話「忍び寄る虚実」
1話ラストにて行方不明となった青柳の後輩監視官である酒々井の行方について朱と話し合うシーンがある。
その後、犯人の護送を二係で請け負うが罠にはめられて逃走され、青柳自身も負傷する。地下水路を逃走する犯人を追い詰めた朱に先んじて、青柳が犯人をエリミネーターで処刑した。
3話「悪魔の証明」
宜野座の執行官宿舎内の部屋で紅茶をふるまわれているシーンがある。
青柳にとって監視官という仕事はどういうものであったかを宜野座の前で語っているが、その際に1期にて自ら執行した神月執行官についても述べている。
その際、自身が監視官として潜在犯を撃つことに慣れていく心情を恐れている場面も描写された。
そして宜野座の部屋を出た後で行方不明になっていた酒々井からの連絡を受けた青柳は二係執行官の須郷と蓮池を伴い指定された場所のメンタルケア施設へと向かうが、それは彼女をおびき寄せるための罠であり、施設に立てこもった犯人にドミネーターを奪われ、顔を何度も殴打されるという暴行を受けた。
Sinners_of_the_System(通称SS)
1期1話よりも前を描いた「Case.2 First Guardian」に登場。
征陸智己と共に国防省軍事ドローン研究施設への捜査を行い、後に部下となる須郷との出会いや、征陸と宜野座の親子関係に悩まされる様子が描かれた。
スピンオフ作品
ノベライズ版
アニメ本編と大きな違いはなし。
追加シーンにて、神月とは恋愛関係にあった事が述べられており、集団暴動の混乱に乗じて逃亡した彼を青柳がエリミネートしている。
更に逃亡した狡噛、執行官に降格した宜野座ら同期生の中で唯一監視官に留まった青柳だが、狡噛に関する一連の行動により昇進が難しい立場になった。
名前のない怪物
二係所属の監視官として登場。
藤間幸三郎を確保し、その時に彼に対してドミネーターが正常に反応しなかった事を知っている。
標本事件についての報告書を禾生に提出したのも青柳である。
追跡者 縢秀星
縢秀星を主役に据え、彼の過去などを描いたスピンオフ小説。
青柳も登場しており、縢らと共にネット上で違法なオンラインゲームを配信する悪質サーバーへの潜入調査にあたった。捜査に苦戦しているところを縢に助けられるシーンも描写されている。
レストラン・ド・カンパーニュ
PSYCHO-PASS ASYLUMの1巻に収録されているアニメ本編1期の一年前にあたるスピンオフ小説。主人公は縢だがこの話の中に青柳も登場しており、朱が監視官として一係に配属される以前の一係との関わりが描かれている。
関連イラスト
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※以降、ショッキングなネタバレ注意
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4話「ヨブの救済」
気絶している間に服を剥がれ下着姿で拘束された青柳だが、メンタルケア施設立てこもり犯人に脅されたという施設職員の手を借りてその拘束を解く。そしてドミネーターを奪い返して犯人に向けるが、犯罪係数が100以下のため(犯人は薬物で犯罪係数を抑制していた)ロックされ、その事に驚いている間に攻撃を受けて吹き飛ばされる。
全身に傷を負い血を流しながらも青柳は最期まで自らの監視官という職務を遂行しようと人質になった人々を救おうとするが、その時点で彼女の犯罪係数は300を超えてしまい、部下である須郷が構えた新型の強襲型ドミネーターによってエリミネートされ、肉片となり粉みじんに破裂するという、あまりに凄惨な最期を遂げた。
強襲型ドミネーターは障壁の向こうにいる潜在犯を執行出来るが建物内部のスキャン機能も熱探知機能もなく、犯罪係数しか測定出来ないという、どう考えても欠陥品としか言えない代物であり、執行した相手が誰であるかを須郷は知らなかった。
かつては部下であり、恋人でもある人物を執行してしまった彼女だが今度は自分自身が部下によって執行されるという、あまりにも皮肉過ぎる死を迎えてしまった。
そして青柳が守ろうとした被害者たちも全員、犯罪係数が300を超えてしまった為、ことごとく執行官達の手によって皆殺しにされるという、彼女の死は結果的に無念の最期となってしまうのだった。
エリミネーターによって執行されたのを最初に気付いたのは終盤で現場に登場した宜野座だった。
血だまりに落ちていた監視官デバイスを発見して、青柳が死亡したのを察した。
そして第5話「禁じられない遊び」では、須郷が自らの手で上司である青柳を執行した事を知ったようである。
命令とはいえ、恋人を死に追いやってしまった凄惨な過去を背負いながらも
シリーズ通して最期の瞬間まで「監視官、そして市民を守る刑事」であろうとした
青柳の生き様を評価する声もファンの間で非常に高まった。
故に彼女の死は多くのファンに動揺と悲しみを与えたことは言うまでもない。