1期(新編集版を含む)・2期・ノベライズ版のネタバレを含むので閲覧の際は注意。
概要
公安局刑事課二係の執行官・神月凌吾と監視官・青柳璃彩の部下×上司のカップリング。
「かみあお」とも呼ばれている。
アニメ本編では詳しく触れられていないが、ノベライズ版(深見真著)にて二人が恋愛関係にあったことが示唆されており、公式カップリングでもある。
ヘルメット事件の混乱に乗じて逃亡した神月を、青柳がエリミネーターで執行している。
作中で執行官は潜在犯であり、恋愛はともかく結婚については不可能ではないが厳しい制限があることが明かされている。
神月はそんな先行きの見えない不毛な人生や監視官との不毛な恋愛に神経が摩耗していくのを感じており、虚しさからついに逃げ出してしまった。
アニメ(オリジナル版18話)でこのことについて神月の名前は出ないものの、宜野座が話の中で触れている。
これらのことから投稿される作品は切なさの漂うものが多い。
よし、みんな!幸せそうな2人を描(書)こう!
新編集版
2014年7月から9月まで放送された新編集版では、青柳が逃亡した神月を執行するシーンが新しく追加。遂にノベライズ版の執行シーンが補完にされることとなった。
「どうして逃げたりしたの?(中略)…チャンスなんてないのよ」
「…あなたは…俺のためにシビュラを裏切ることは出来ない」
2期
1期から約1年半後、青柳は捜査の合間、同期の宜野座に神月を執行した時の気持ちを吐露する。
「今の私にはこの仕事しかない。しがみついてみせる」。
その直後、失踪していた後輩・酒々井から突如連絡が入り現場に急行すると、その場で立てこもり事件が発生。
怪我を負いながら立てこもり犯を制圧し人質達を解放するも、その人質達と共にに同じ二係の部下・須郷徹平に執行されるという壮絶な最期を遂げた。
コミカライズ版ではその後に現場の状況から須郷が上司である青柳を執行したことを知り悔いているシーンが補足されている。
大切な人を自分の手で執行したことは、ある意味で彼女にとって唯一の救いだったのかもしれない。
視聴者がこの2人の関係を通して、監視官という仕事の過酷さとこの社会においての潜在犯への扱いを改めて思い知らされることになるのは、何とも皮肉な話である。
もう2人の間に執行官と監視官という柵は存在しない。
システムに翻弄され続けた2人が、そんなものとは無縁の場所で無事再会できることを祈るばかりである。