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リボルバー

りぼるばー

回転式拳銃の総称。自動式拳銃(オートマチック)との一番の違いは、回転式弾倉(シリンダー)を持つ構造であること。
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概要

みんな大好きリボルバー。
多銃身拳銃を祖として歴史は非常に古く、今では現実における実用性は自動拳銃に劣りがちだが、その無骨さのキワミともいえるデザイン故にフィクションや裏の業界で人気がある。

回転式と自動式の比較

回転式(リボルバー)自動式(オートマチック)
装弾数少ない。5〜6発、多くて8発多い。30発以上のものも
再装填面倒。スピードローダーがあれば比較的早くできるモデルもあるマガジン交換で簡単
弾が不発だった…ダブルアクションならば引き金を引けば、直ぐに次弾を撃てるスライドを引いて、薬莢を排出する。撃ち合いでは隙ができる。
サプレッサー※無改造では効果はほぼ無い搭載可能。ただし効果は限定的


  • サプレッサー(減音器)
    • 銃の発射音と発射光を軽減させる筒状の装置。通称として「サイレンサー(消音器)」と呼ばれるが、完全に音がしない訳ではないので最近では「(サウンド)サプレッサー」と表記しようとする動きもある。
      • 劇画「ゴルゴ13」で、ゴルゴがリボルバーに装着するシーンがあるが、あくまでもフィクション。
    • 銃身と弾倉にわずかな隙間(シリンダーギャップ)が開いているで減音効果は無いに等しい。例外は、特殊な構造をしたナガンM1895、これに準じた構造を持たせれば消音性を得られるが、肝心の信頼性を損なう。
    • ナイツアーマメントはルガースーパーレッドホークを改造し、シリンダーギャップを可能な限り狭め、残った隙間を弾頭部のピストンシールによって塞ぐ機構を持った専用弾を使用する事で減音効果を高めた消音仕様を製作したが、ストックやサウンドサプレッサーによって長くなった銃身により小型のボルトアクションライフル並と拳銃としては非常に大型となり、専用弾を用いるコストもあって採用も量産もされていない。
    • オートマチック拳銃ではMK22ハッシュパピーや64式微声手鎗のようにスライドをロックする機構等を持たせない限りは作動音を消せず、動作方式によっては銃身の重量増加により動作不良を起こしやすくなってしまう。

関連イラスト

製作中3/3
S&W M29 6インチ



特徴

以下、専門的な説明。

長所

何よりも単純である
装薬のエネルギーは全て発射に費やされ、銃の構成は弾と本体のみ、作動に難しい原理は使われず、人力とテコの原理によって動作する。

現代リボルバーの場合、トランスファーバー等の安全装置によってハンマーダウン状態でも安全に携行が出来、DA(ダブルアクション)機構によってマニュアルセーフティを必要としない為、咄嗟の射撃にも迅速に対応が出来る。
ごく一部を除きシリンダーの回転から撃発までのシークエンスを手動によって行なう構造の為に信頼性に優れ、自動拳銃に於いて稀に発生するジャミング(弾詰まり)が起きることは構造上ほぼありえない。また、不発が発生しても即座に次弾を発火できる為、不意のアクシデントに対する即応性も高い。

発射に直接関わる機構が単純なためマグナムカートリッジやライフルカートリッジのような強力な弾薬の使用も単純な大型化によって全体を強固にすれば可能になる。
また基本的に装填など全ての機構を人力に頼るため弱装弾や散弾低殺傷弾等の特殊な弾で動作不良に陥ることもない。

ホームディフェンス用途の場合、装填したまま長期保管される事が多いが、そのときにマガジン内でバネで弾薬を押すものが殆どなオートでは長期にわたり圧縮したままのバネが原因となって装弾不良を起こす可能性があるが、リボルバーの場合はそのような問題が起きない。
銃本体が健在で弾もあるのにマガジンを紛失したばかりに(連発で)撃てないということもない。

携行する場合、ホルスターに入れずに上着等のポケットの中に突っ込んだ状態で持ち歩く人も居るが、このような携行方法では不意打ちの為にポケットに入れたまま撃つ際に稼動部分がシリンダーとハンマーのみ(露出式ハンマーの場合)のリボルバーでは連続しての射撃が可能であるし、ポケットから出して撃つことも出来る。
しかし、スライドが稼動して薬莢が排出されるオートの場合はこのような状態での発砲は一度の発砲は可能だがその後に動作不良を起こしてしまい、連続射撃はまず無理である。

故障が暴発につながるオート拳銃に対して、装填・激発機構が人間の握力とそれによって圧縮されるバネの力で稼働し、装薬のエネルギーは全て発射に費やされるため、銃身が詰まりでもしない限り暴発の危険はない。
オート拳銃の信頼性向上によって『神話的』とまで揶揄されるようになったリボルバーのそれであるが、オート拳銃の弱点をカバーする特性を持っているのは確かであり、警察関係者などを中心にオート拳銃のバックアップのために個人として携帯する者も少なくない。
また、ホームディフェンス用途の場合、地域によっては規制の強化がされているオートマチックと比べてリボルバーは規制がゆるく収得が容易(金属薬莢を用いないパーカッション式であれば登録無用な場合もある)、そもそもリボルバーしか選択肢がないという、機能以前の利点によりリボルバー購入者が多くなっているという実情があり、実用的だから所有者が多いとはいえない状況となっている。

欠点

自動拳銃の信頼性が格段に向上した現代の目から見るなら致命的な欠点も多い。
代表的なものは以下となる。

装弾数と再装填速度
フレームサイズと強度の制約上、シリンダーに収容できる弾薬が限られる為、自動拳銃(特に複列)の弾倉を持つ銃と比べると装弾数が圧倒的に少ない。
特注シリンダー等を用いて小口径で多弾数とする場合、威力の面で妥協を強いられることとなる(威力に関しては急所に当てさえすれば小口径でも十分とする意見もあり、欠点とは言えないとする見方もある)。更にスピードローダーやムーンクリップなどの装填補助具を使用しない限り、現代の仕様では自動拳銃並の速さで装填するのは難しい。
射撃後の薬莢は膨張してシリンダー内部に張り付いており、自重で排出されることはまずなく、S&W モデル3のようにシリンダーの解放と同時に作動する機構を持つリボルバーでなければエジェクターを操作しなければならず、オートでのマガジンを引き抜く・落とすだけで済む事と比べると手順や手間は多くなってしまう。
シングルアクションアーミーのようなスイングアウトの出来ないリボルバーであれば更に手間がかかり、SAAの場合はハンマーを操作してシリンダーをフリーにしたうえで一発一発空薬莢を抜いていき、その後に一発一発装填する必要がある。
ただし、デタッチャブルシリンダーと呼ばれる本体から取り外しが可能なシリンダーなら、シリンダーそのものを交換する事で自動拳銃に並ばないまでもやや劣る程度までは再装填速度を引き上げる事が出来る。(もっとも、シリンダーを頻繁に外すことを前提とした構造で無ければ着脱のたびに調整が必要なので、そのような再装填はまず不可能であるが。)
メタルカートリッジが普及する以前のパーカッション式(シリンダーに直接火薬と弾丸を充填し薬室後方の雷管突に雷管を被せて発火させる方式、マスケット銃と同じ前装式な装填方式のため、全ての薬室への弾薬の装填にはかなり時間を要することは容易に想像できる)やメタルカートリッジ登場初期のリボルバー(そもそもシリンダーを外さないと再装填できない)においてはそのような着脱式シリンダーになっているタイプが多い。
実際このタイプのリボルバーが一般的であった頃は、『予備弾倉』として装填の済んでいる予備のシリンダーをいくつか携行することが多かった。
また、パーカッション式では紙薬莢を用いて装薬と弾丸を一まとめとしたものを用いれば計量した火薬を流し込んでワッズ(布や繊維質の蓋)と弾丸で蓋をする(銃の種類や装薬量などによってはこの後に引火を防ぐためにグリスやオイル、ワックス等で蓋をする)という手順を薬室に差し込んでローディング・レバーで押し込むだけと、手間を減らすことが出来る。

余談ながら、カウボーイシューティングにおいてはルールによってはスピードローダーは使えないために再装填が大変なメタルカート式リボルバーよりパーカッション式リボルバーでシリンダー交換をした方がすばやく再装填できるとしてパーカッション式を好むシューターも居るとの事。
その為、(代替)黒色火薬を使用する関係で準備や手入れ、管理が大変なパーカッション式シリンダーを使わず、銃本体は無改造で現代のメタルカートを使用できる特殊なシリンダーも売られている。このシリンダーはコンバージョンタイプ(パーカッション式からメタルカート式に改造されたモデル)にカテゴリを変更せずに済む上に携行時に雷管突に被せた雷管の脱落を気にしなくても良い、黒色火薬銃特有の発射のタイムラグがない、不発時の処理が楽と利点が多い。(ちなみに火薬の燃焼速度の違いの問題は現代のパーカッション式では代替黒色火薬が用いられる事が殆どで、当時用いられていた黒色火薬と違い燃焼速度が安定していることから無煙火薬を用いたメタルカート式との差は極端にはなく、火薬の差はルール上でも気にする必要もないことが多い)

しかし再装填作業中は絶対に発砲のできない状態になることになり、薬室に一発残して再装填(タクティカルリロード)すればマガジンがない状態でも発砲ができる(物が多い)自動拳銃に比べ、装填作業中の"スキ"は増すことになる。
装填済みマガジンを撃ちつくした(リボルバーならローダーがない)状態からのバラの銃弾を用いた再装填はリボルバーの方が有利であるが、そのようなシュチュエーションは少なく、単発装填においては一長一短である。
(現代型のリボルバーはシリンダーの開放が片手で行えるが位置あわせが難しく、オートマチックの場合は薬室の開放を基本的に両手で行う必要がある上にマガジンが無い場合は排莢口から奥まった薬室に弾を押し込まなければならない。マガジンが入ったままであれば押し込まずとも排莢口から入れてスライドを前進させれば装填されるが、銃の構造によってはエキストラクター等の破損を招くため注意が必要である。このため双方に熟練が必要である)。
なお、珍しいものではあるがオート用カートリッジ専用のリボルバーがあり、殆どがクリップによる保持を前提としている上にシリンダーが短く同口径のリボルバー用の弾が入らないため、オートサイズまで薬莢を短くしたリムド弾という非常にマイナーな弾を使わない限りはバラ弾を一発のみ装填することは不可能となっている。(クリップなしで装填可能なものもあるが、エジェクターが使えず再装填が非常に面倒であったりと何かしらの欠点を持っている)
このような欠点が、装填時の隙によって警官が殺傷される事件が実際発生したことで顕在化し、80年代後半から90年代前半に掛けて公的機関のリボルバー離れに拍車を描ける事となった。

DA(ダブルアクション)での速射精度
速射をする場合、ハンマーを起こす為の長いトリガーリーチによって『ブレ』が起こり、速射時の精度がSA(シングルアクション)の可能な自動拳銃に対して明らかに劣る。
同じDAであっても、大きなハンマーと強いハンマースプリングを搭載しているリボルバーではDAの自動拳銃と比べて劣ってしまう。
名手を錬成するような訓練をすれば矯正も可能では有るが、警察官等に対してそのような訓練を施すのは費用と時間的に難しい現実が有る。

構造上の欠点
シリンダーが筒のため、薄い小型オートマチックと違いアンクルホルスター等を使い隠して携行する際にシリンダー部の厚みにより隠す場所等が限られてしまう。
シリンダーを回転させ、常に定位置で固定する機構を持つため、単純化を徹底したオートである『M1911』や『グロック17』といった銃と比べると機構そのものは複雑になってしまっている。
シリンダーと銃身の間のスキマ(シリンダー・ギャップ)からのガス漏れが存在する為、弾薬のエネルギー損失が起きるが、自動拳銃の装填機構によるエネルギー損失と比べて不安定である。
また、ギャップより弾薬のジャケット片や発射ガス、装薬の燃焼滓が飛び出し射手に当たると言うことも稀に発生する為、リボルビングライフルでは腕や手にギャップから漏れたガスなどが当たり負傷するために銃身側にフォアグリップを付けて構えるということが出来ず、長銃身のリボルビングライフルを安定して構える事は難しい。(対策としてギャップを覆うカバーを付ける事も行なわれているが、パーカッション式では装填が非常に面倒となる、カバーを外さなければシリンダーが外せなくなるといった欠点がある)
パーカションリボルバーの時代には装填後にグリス等で蓋をしなかった場合、ギャップから漏れた発射ガスが未発射の他の薬室の火薬に引火し、暴発するということも起きていた。
コックアンドロックをするためのマニュアルセーフティもなく、デコッカーもないために手動でデコッキングする必要があるが、その際に暴発させやすい。(ただしセーフティやデコッカーは「付けようと思えば」付けれるものであり、根本的な欠点ではない)
機関部や薬室などが露出している事から外部環境に開放された部品が多く、落とした際や泥まみれになった際に機構が故障することによる作動不良はオートに比べて多い。
薬室=シリンダーは発射時に開放されない構造のため、銃身内の異物などによる薬室内圧力の急上昇が起きた場合はシリンダーが破裂する事態を引き起こしやすい。
不発弾が排出できる自動拳銃と違い、薬室内に弾がそのままとなる為、遅発が起きた場合などシリンダーの破裂やフレームの破壊を引き起こしてしまう可能性がある。
また、装薬の種類や構造にもよるがリボルバーの場合はカートリッジのリム部以外がほぼシリンダーに覆われてしまうため、ダブルチャージ(規定量の二倍の装薬量)やトリプルチャージのカートリッジを使用した場合、圧力の逃げる先が少ないためにシリンダーが破裂して射手の負傷へと繋がる可能性がある。オートマチック拳銃の場合は薬莢のリム側は薬室内に完全に収まってないものが多く、フィーディングランプ(銃身にあるマガジンから薬室へと送り込むための坂)やスライドと薬室間の隙間、エキストラクター(薬莢を薬室から引き抜くための部品)等から圧力が逃げるため、薬莢が膨らむ程度かスライドやマガジン等が吹き飛ぶ程度で済むものもある。
使い込んだ銃では磨耗によってシリンダーを適切な位置にとめることが出来ずにオーバーランを起こしてしまい、雷管に撃針が当たらず激発できない、ずれた位置で激発してしまい銃の破損を招く、といった事も起こりえる。
こういったことから潜在的故障率は神話的なリボルバーのイメージと比べ、自動拳銃よりも高いものとなっている。

以上の欠点は、『リボルバーの22の大弊害』という論文に記載されている。
しかし、これはあくまで考え方の一つであって、たとえば反論は次のようなページに載せられている。⇒リボルバーに対する激烈な批判

現代に於けるリボルバー

自動機構の存在しないものが殆どを占め、構造上、大口径弾薬への設計自由度・柔軟性が高く、拳銃用マグナム弾薬の大半はリボルバーをプラットホームとしている。
一部にはシリンダーに特殊な機構を組み込むことでハーフムーンクリップ等を必要とせず、イジェクターを活かしたままオートマチックピストル用の弾も使用可能なモデルも存在している。
さらに、専用弾ではなく、小口径とはいえ散弾銃のショットシェルをそのまま装填・発射が可能なモデルも存在する。(代わりとして通常弾を使用した際の命中性能等を犠牲としており、散弾の必要がなくても単発のスラグ弾とはいえショットシェルを使わざるを得ないという欠点を持つものもある)
最新の合金素材の使用により.357magを8発装填可能など、装弾数を増やしたモデルが登場している(ただし長期的に見るとマグナム装薬の弾を使い続けるとシリンダーにクラックが入るなどの問題点を残している)。
また、筒型シリンダー以外の製造も可能となり、多角形シリンダーの採用によりリボルバーの欠点の一つである厚みをある程度は解決したものも登場している。
最近は大口径の威力を活かし、大物猟対応や猟地に於ける野生動物からの護身用を売り文句に販売される商品も多く、人気を博している。
法執行機関でのユースは現在でもそれなりにある。
先進国の多くではオートが主流となっているが、日本の警察のように現在もリボルバーを主力としている組織はある。
また、支給品のオートの中から選ぶ以外に規定を満たす銃であれば自腹で好きな銃を選ぶことが出来る組織もあり、そのような場合にリボルバーを選ぶものも居る(非番時でも拳銃の所持が義務となっている組織で支給品を使わずに私物としてリボルバーを使うものも居るが、どの銃を持っているかを登録する必要があったり、非常時であっても私物を使用した場合は一般市民と同じように取調べを受けることになるという事もあるため、余程のリボルバー好きでもなければ選ぶことは少ない模様)。
一方で軍用ユースは皆無といっていいほど低い。
脱出時などに用いる自衛用装備としては携行している官給品の拳銃を用いる事が多いため、サバイバルキットを販売しているメーカー側が内容物にリボルバーを含めていない場合はまず使われない。
私物として持ち込む兵士もいるが、官給品として用意されていないので自分で好きな銃を使えという組織か、お守り的に持ち込んでいるかである(当然ながら正規戦で非正規装備を使用した場合は陸戦条約に反するために問題となり、場合によっては発砲後に殺人などの容疑者として取り調べられることとなる)。

カートリッジホルダー

パーカッション時代から再装填速度を速める様々な道具が開発されていた。
上記の紙薬莢もその一つであり、外したシリンダーの全薬室に同時に装填できる弾薬フラスコなどもサミュエル・コルトにより設計されている。
再装填が容易な貫通シリンダーと金属薬莢の普及によりそういった道具は必要なくなったと思われたが、騎兵などの再装填作業が容易ではない場所で銃を使うもの達の為に開発は続けられていた。
弾をシリンダーと同様に円状に並べたもの(スピードローダーなど)や一列に並べたもの(スピードクリップなど)などがある。
スピードローダーは装填の際に自動的にロックが外れるもの、射手が操作することでロックが外れるものなど、製造メーカーにより構造は様々である。
既に廃れたものではあるが、チャージングマガジンと呼ばれるチューブ型マガジン(筒の中に弾を縦一列に並べる構造)を6本束ねたようなものもあり、30発分の装填が可能な上に馬上など片手しか使えない状態でも再装填ができる、というものであった。
フルムーンクリップやハーフムーンクリップと呼ばれるそのままシリンダーに装填可能な弾を束ねるクリップも発明され、ローダーと違ってクリップごと銃へ装填し、薬莢を捨てる際には一緒に捨てるといった使われ方がされていた。
(元々はリボルバー用薬莢に発明されたが、前述のようにシリンダーに引っ掛けるリムが飛び出していないオート用薬莢に使いまわされている)

エアソフトガンのリボルバー

人気はあるものの、オートマチックと違いシリンダーの前後でガスルートが分断されてしまう、銃身とBB弾の収まるチャンバー部分が分断されている、等で、オートマティックと比べると、パワー・命中精度がイマイチ。
カート式なら装弾数の致命的な少なさ。と、エアソフトガンとして不利な構造な為に競技・サバイバルゲームなどで、実用できるものは少なく、モデルガンが主流となっている。
一方で実銃ほどに高圧の発射ガスを用いないことからシリンダーギャップからのガスの漏れは少ない事からサウンドサプレッサーの効果が比較的高く、固定スライドガスガンほどに連射が利かない事も少ないため、サバゲーにおいて愛用しているものも居る。
また、どのような構造のものであっても、リボルバーという構造故に実弾を撃てるように改造しやすいのでは?、という危惧も常に付きまとっていた。
ハンマーで直接BB弾を叩いて飛ばすスプリングガン(LS・クラウンなど)、薬莢内にピストンを内蔵したもの(ファルコントーイ・東京マルイ)など、様々な構造のものが作られ、消えていった。
コクサイやタナカワークスにより製造された蓄圧式カートのように(実現可能かはさておき)改造により実弾が撃てるとされたものもあった。

現在の主流は以下の通り。

  1. ガスタンクをグリップ内に内蔵して薬莢が排出できるもの。通称カートリッジ式(マルシン工業、クラウン)
  2. 1同様の構造だが薬莢の装填・排出をできなくした代わりに24連射を可能としたもの(東京マルイ)
  3. シリンダー内にガスタンクを内蔵してフレームの機構をモデルガン同様に実銃に近づけたもの。排莢は楽しめなくなるが、パワーはオートそのもの。通称ペガサスシステム(タナカワークス、ハートフォード)
  4. グリップ内にガスタンクの代わりにエアピストンを内蔵したコッキング式(クラウン、東京マルイ)
しかし、1、4のカート式では、どうしても命中精度・パワーは、オートのガスガンに一歩ゆずる。ここらへんは個人のカスタムと技量と気合で何とかしたい。しかも、装弾数は六発から五発。
ただし装弾数に関してはカート式だからこそスピードローダー等を用いての再装填が可能である。
シリンダー内にマガジンのある2、3の方式では再装填が容易ではなく、ゲーム中のBB弾用ローダーの使用が禁止されたレギュレーションでは撃ち切ったらおしまいである。

2の東京マルイのケースレスリボルバーは、マルイ独自の機構のおかげで命中精度や射程距離は格段に上がったものの、パワーでは、やはりオートには少し劣る。冬場など寒い場合では、停弾が起きる可能性がある。
ただ、オートと渡り合える装弾数を持ち、比較的安い価格という事もあり、マッチ・サバイバルゲームでもよくお目にかかるリボルバーである。
社外のカスタムパーツを用いることでカート式へと変更することも可能。この場合は他のカート式同様の装弾数となる。

3のペガサスシステムは、装弾アクションを犠牲にしたが、よりリアルな外観、フレームの内部機構で好評を得ている。実銃のグリップが無改造で付けられるものもある。
また、シリンダー内もしくは銃本体側にマガジンを持つものが多いケースレスリボルバーなので、装弾数が実銃の装弾数の倍近くあるのも魅力。(ただし機種によってはマガジンがなく、実銃と同じ装弾数しかないものもある)
モデルガン同様に機関部が実銃に近いために調整が容易で、ファストドロウマッチでは主力の一つとなっている。
ただ、命中精度は完璧を求めるなら、オーナーが少し手を加えなければならない機種もある。
価格は高い。

4のエアコッキング・カート式リボルバーは、何よりその安価さと、装弾アクションが楽しめる。
シングルアクションしか使えないし、性能もガスリボルバーより劣る。当然、装弾数も六発。
だけど、リボルバーの醍醐味を試してみたいという方にはお勧めできる。

リボルバーと縁のあるキャラクター


関連タグ

S&W コルト

外部リンク

拳銃 - wikipedia

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