概要
吉崎観音により『月刊少年エース』にて1999年4月号より連載開始された。2018年現在、29巻まで発刊中。また、『ケロロランド』、『ケロケロエース』には、過去の『少年エース』掲載分の再録+描き下ろしが収録されている。
第50回(平成16年度)小学館漫画賞児童向け部門を受賞。角川書店の作品では唯一の受賞作でもある。
2004年4月よりアニメ化され、劇場上映作品も制作されている(詳細は後述)。
子供向けとされる作品ではあるが、原作、アニメ共に他作品のパロディ、オマージュやメタ発言、ブラックジョークも多数見られ、和製サウスパークと称されることもある。
2011年に、熊本市(吉崎が小・中学生時代に在住)が政令指定都市化したことを記念して、くまモンと共にケロロが熊本の観光PRを行った。2013年にはスーパーロボット大戦OEでまさかのスパロボ参戦を果たした。
ケロロフレンズ
また、2017年初頭から3月までアニメが放映され人気を博したけものフレンズの、アプリゲーム版(NEXON製作。アニメ放映開始直前の2016年12月にサービス終了)においても期間限定イベントでクロスオーバーを果たしている。これはケロロ軍曹の作者である吉崎氏が「けものフレンズ」という作品プロジェクトの原案やキャラクターデザインを手がけていることからのクロス。アプリ版けものフレンズにおけるコラボイベントで、ケロロ小隊はフレンズになった。なお、漫画連載中のケロロ軍曹の、その号のページ数が少なかったことに対するおわび1P漫画に、逆にサーバルちゃん(と、付き添いでかばんちゃん&ラッキービースト)が友情出演を果たしたこともあった。
アニメ
2004年4月からテレビ東京系列で放送開始。1年毎に1stシーズンから7thシーズンで区分されている。
1stシーズンでは土曜朝10時の放送だったが、2nd、3rdシーズンでは金曜夕方に移動。しかし、移動してから視聴率があまり良くなかったこともあってか、4thシーズンで再び土曜朝10時に戻る。以降、放送終了までこの枠に定着していた。
7thシーズンではハイビジョン放送に移行するものの、放送時間がそれまでの30分から15分に短縮される。それと同時に、深夜時間帯に「ケロロ軍曹乙」を30分枠で放送を開始した(ただしテレビ東京のみでの放送)。
1stシーズンでは原作に準じた内容が多かったものの、1年で原作ネタをほぼ使い切ったこともあり、2ndシーズン以降はアニメオリジナルの話が多くなっている。逆に、アニメオリジナルだったネタを原作が取り入れるケースも見られるようになった。
パロディの幅が増えており、とりわけ「新世紀エヴァンゲリオン」の演出パロディやオマージュ、中の人ネタ、萌えを意識したような内容も多々あったためか、子供達以外のファンが増えることになった。また、サンライズが版権をやっていることもあって作中にガンプラが堂々と登場している(ちなみに、ガンダムシリーズでメインキャラのを務めた声優の殆どは本作品に出演している)。
2006年3月11日に、「まじめにふまじめ かいけつゾロリ なぞのお宝大さくせん」と同時上映される形で、「超劇場版ケロロ軍曹」が公開された。それから5年間は、毎年のように、毎年2月下旬から3月上旬にかけて公開され、いずれも、「超劇場版」というのが、タイトルに使用された。ただし、この劇場版シリーズが終了した2年後の12月に公開された、「映画 かいけつゾロリ だ・だ・だ・だいぼうけん!」とは異なり、いずれも、単独上映は行われていない。
2011年4月放送の第357話(「ケロロ軍曹乙」では第358話)をもって『充電』を理由に放送を終了した。
同時に、火曜夕方に本作の再放送である「ケロロ軍曹アンコール!」の放送を開始したが、これも2012年9月をもって終了しており、以後、ケロロ軍曹のアニメは地上波で放送されていない。
テレビ局などによる設定変更・制限
テレビで全日帯に放送する以上、放送コード等の制約もあり、原作における宇宙人が地球のことを指す「ポコペン」という言葉が「ペコポン」になっており、同様に劇中劇の「ゲロロ酋長」も「ゲロロ艦長」に変えられている(「ポコペン」と「酋長」は侮蔑語にあたり、放送禁止用語となっているため)。
また、総監督である佐藤順一氏の判断によってパンチラなどのお色気や過剰な暴力シーンなどが大幅に削減され、程度の軽いものになったり映像が差し替えられたりしている。
アニメ新作
2014年春よりアニメ新作となる「ケロロ」がCS放送・アニマックスにて放送されることが発表された。特徴として、制作手法に従来用いられてきたセルアニメ(デジタルアニメ)ではなく、フラッシュアニメを採用。
監督は前作とは異なり、春日森春木を起用。制作は前作同様サンライズが務めると同時に、制作協力としてギャザリングが加わっている。担当声優は前作と変わらないが、キャラクターデザインは原作寄りに変更されている。
設定も原作準拠となった。
ピクシブにおいて
ガンダム関係や実在する人物などをネタにしたシーンやストーリーが多く、ピクシブにおいてもこういう類のイラストがそこそこある。(なお、左のイラストは「ケロロ軍曹」イラストのなかで(おそらく)一番ブックマーク数が多い)
余談だが、中の人ネタや公式コラボもこなしているテイルズオブシリーズとコラボしたり、→テイルズオブケロロ
中の人関係や、主人公以外のイメージカラー・クインテット(五人組の意味)関係で、魔法少女まどか☆マギカと相性が良かったり、→侵略軍人ケロロ☆軍曹
侵略つながりで侵略!イカ娘とのコラボもそこそこある。→ケロロ軍曹×イカ娘リンク
ストーリー
ガマ星雲第58番惑星「ケロン星」から地球(ポコペン、アニメ:ペコポン)の侵略を目的に軍隊が派遣された。
その先発隊として隊長・ケロロ軍曹、突撃兵・タママ二等兵、機動歩兵・ギロロ伍長、作戦通信参謀・クルル曹長、暗殺兵・ゼロロ兵長の5名の兵士からなる宇宙侵攻軍特殊先行工作部隊ケロロ小隊が地球に降り立った。
しかし、地球に降り立つ際散り散りになってしまい、ケロロ軍曹は日向夏美と弟・冬樹にあっさり捕獲されてしまう。地球に取り残されたケロロは、日向家の居候として家の掃除をさせられたり、趣味のガンプラを作ったりして毎日を過ごす生活を始める。
登場人物
ケロン人
ケロロ小隊を取り巻く人達
アリサ=サザンクロス(CV:矢島晶子)
客演
シャイニングガンダム(CV:関智一)
劇中劇
その他の宇宙人
3M(CV:島田敏)
高度宇宙虫歯菌 超ダリー(CV:伊藤美紀)
主題歌
オープニング
「ケロッ!とマーチ」(第1話 - 第51話)
歌 - 角田信朗&いはたじゅり / 作詞 - もりちよこ / 作曲・編曲 - 沢田完
「全国無責任時代」(第52話 - 第78話)
歌/演奏 - ガガガSP / 作詞・作曲 - コザック前田 / 編曲 - ガガガSP
「君にジュースを買ってあげる♥」(第79話 - 第103話)
歌/演奏 - グループ魂 / 作詞 - 宮藤官九郎 / 作曲・編曲 - 富澤タク
「晴れる道〜宇宙人(オメェら)に合わせる顔がねぇ!〜」(第104話 - 第129話)
歌 - JK(次長課長) / 作詞 - JK(次長課長) / 作曲・編曲 - 小室哲哉
「You-You-You」(第130話 - 第154話)
歌/演奏 - POLYSICS / 作詞・作曲 - Hiroyuki Hayashi / 編曲 - POLYSICS
「帰ってきたケロッ!とマーチ」(第155話 - 第183話)
歌 - 財津一郎&小倉優子 / 作詞 - もりちよこ / 作曲・編曲 - 沢田完
「フンダリーケッタリー」(第184話 - 第205話)
歌 - ディラン&キャサリン / 作詞 - 田中秀典 / 作曲 - 磯崎健史 / 編曲 - 百田留衣
「なんて素敵な土曜日」(第206話 - 第231話)
歌 - ケロロ小隊(渡辺久美子 / 小桜エツ子 / 中田譲治 / 子安武人 / 草尾毅) / 作詞・作曲・編曲 - パッパラー河合
「ハローダーウィン!〜好奇心オンデマンド〜」(第232話 - 第256話)
歌 - JAM Project / 作詞・作曲 - 影山ヒロノブ / 編曲 - 渡部チェル
「ケロッ!とマーチ〈小隊Ver.〉」(第257話 - 第307話)
歌 - ケロロ小隊 / 作詞 - もりちよこ / 作曲・編曲 - 沢田完
「メンドク星マーチ〈小隊Ver.〉」(第308話 - 第357話)
歌 - ケロロ小隊 / 作詞 - 織田佳子 / 作曲 - ken sato / 編曲 - ken sato・林部亜紀子
エンディング
「アフロ軍曹」(第1話 - 第18話、第27話 - 第39話)
歌 - ダンス☆マン / 作詞・作曲・編曲 - ダンス☆マン / ホーン編曲 - 川松久芳
「地球(ペコポン)侵略音頭」(第19話 - 第26話)
歌 - オンド☆ガール meets ケロロ小隊 / 作詞 - ダンス☆マン / 作曲 - ケロロ軍曹 / 編曲 - 宇宙音楽研究会
「ケロロ小隊公認!熱烈歓迎的えかきうた!!」(第40話 - 第51話)
歌 - ケロロ・オールスターズ(ケロロ小隊&More peach summer snow) / 作詞 - おいざきふみとし+もりちよこ / 作曲・編曲 - 沢田完
「勝手に侵略者(シンリャクシャ) 」(第52話 - 第78話)
歌 - 小川直也☆岩佐真悠子 / 作詞・作曲・編曲 - 磯崎健史
「ココロの問題」(第79話 - 第103話)
歌 - toutou / 作詞 - キタムラタケシ+青山紳一郎+coita / 作曲 - coita / 編曲 - 森山フラミンゴ・反す刀で
「勝利の花びら」(第104話 - 第116話)
歌 - チナッチャブル(アンタッチャブル、若槻千夏) / 作詞 - 秋元康 / 作曲 - 加藤大祐・サラブレット / 編曲 - 加藤大祐
「サイクリングリサイクル」(第117話 - 第141話 - )
歌 - きりん / 作詞 - 麒麟 / 作曲・編曲 - 小室哲哉
「永遠に」(第142話 - 第154話)
歌/演奏 - アフロマニア / 作詞 - ゲンゲン / 作曲 - アッキー / 編曲 - アフロマニア&塚崎陽平
「くるっと・まわって・いっかいてん」(第155話 - 第168話)
歌 - キグルミ / 作詞 - 里乃塚玲央 / 作曲・編曲 - 川嶋可能
「ニコニコチャンプ」(第169話 - 第192話 - )
歌 - NON STYLE / 作詞・作曲 - 井上裕介 / 編曲 - 野間康介・川口圭太
「ケロ猫のタンゴ」(第193話 - 第205話)
歌 - 皆川おさむとひばり児童合唱団 / 作詞 - 相田毅 / 作曲・編曲 - 西脇辰弥
「おまたせ地球一丁(ペコポンいっちょう)! 」(第206話 - 第218話)
歌 - ケロロ小隊 with アンゴル・モア / 作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 伊藤真澄 / 編曲 - 菊谷知樹
「僕らの合言葉」(第219話 - 第244話)
歌 - 清浦夏実 / 作詞・作曲 - つじあやの / 編曲 - 山本隆二
「ケッケッケロロの大作戦♪」(第245話 - 第256話)
歌 - ケロロ小隊 / 作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 伊藤真澄 / 編曲 - 菊谷知樹
「だいじょうぶスッポンポン・フレンド」(第257話 - 第282話)
歌 - 小島よしお / 作詞 - 畑亜貴 / 作曲 - 金井江右 / 編曲 - 安藤高弘
「晴レルヤ!!」(第283話 - 第307話)
歌 - JAM Project / 作詞・作曲 - 影山ヒロノブ / 編曲 - 鈴木Daichi秀行
「くっつけはっつけワンダーランド」(第308話 - 第356話)
歌 - 松元環季 / 作詞・作曲・編曲 - 黒石ひとみ
「ケロッ!とマーチ」(第357話)
歌 - 角田信朗&いはたじゅり / 作詞 - もりちよこ / 作曲・編曲 - 沢田完
OP・EDの演奏時間はTVサイズですべて1:30である。
因みに「君にジュースを買ってあげる♥」でグループ魂が第56回NHK紅白歌合戦に出場した。
旧作について
1998年には、読み切り版である「ケロロぐんそー」という、いわば「旧作ケロロ」ともいえる作品があった。
内容としては、女の子がオタマジャクシ状態のケロロを拾って、それをもとに観察記録をとったのだが、相手も地球人の観察記録をとっていた、という話。
また、これとは別に「ケロロ軍曹」の初期設定では、今とは大いに違う設定も見られる。
関連タグ
全体 | 吉崎観音 角川書店 |
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登場人物関係 | ケロロ小隊 ガルル小隊 モアピーチサマースノー |
評価タグ | ケロロ軍曹100users入り→ケロロ軍曹500users入り→ケロロ軍曹1000users入り→ケロロ軍曹5000users入り→ケロロ軍曹10000users入り |
アニメ関係 | サンライズの本気 角川映画 超劇場版ケロロ軍曹 |
その他 | スーパーロボット大戦OE←まさかのスパロボ参戦予定。 熊本電気鉄道 けものフレンズ |
二次創作タグ
二次創作・クロスオーバー | MMDケロロ軍曹 侵略軍人ケロロ☆軍曹 テイルズオブケロロ ケロロ軍曹×イカ娘リンク 宇宙警察24時 オリケロ |
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カップリング・コンビ・トリオ・グループ | ケロロ軍曹コンビ・カップリングタグ一覧 |