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カモネギの編集履歴

2022-09-15 21:58:30 バージョン

カモネギ

かもねぎ

カモネギとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

カモネギとは、

  1. 諺・慣用句で言う、ネギを背負ってやって来る鴨。「鴨が葱を背負って来る」の略。→カモ
  2. ポケモンの一種で、名称は1が語源。本項で扱う。

基礎データ

ずかんNo.083
英語名Farfetch'd
ぶんるいかるがもポケモン
タイプノーマル / ひこう
たかさ0.8m
おもさ15.0kg
とくせいするどいめ / せいしんりょく / まけんき隠れ特性

概要

名前の通り、ネギと思わしき植物のクキを翼で持ったカモのようなポケモン。

このクキは彼らにとって身を守る武器であり、刀のように振るうことでいろんな物を斬ることができる。

加えて大事な食糧であり、造りの材料でもあるという生活には欠かせないもので、もはやクキが無くなった環境では生きていけない程に依存している。


その為、奪おうとする物には命がけで戦いを挑む程で、常にその植物が生えている場所に住み、群生地を荒らそうとする者には手にしたクキを使いこなして撃退する。図鑑によると、クキの振るい方自体にも幾つかの流派があるらしい。


そらをとぶ時はクキを口で咥えた状態で羽ばたいているが、万が一非常食として食べてしまうと、一目散に他のものを探しに行く。カモネギ同士がより質の良いクキを巡って戦うこともあるようだ。


しかし無常なるかな。

このクキは人間も食べられる様で、無印アニポケの図鑑説明では『持っている植物と一緒に食べると美味しいからと乱獲され、数が少ない貴重なポケモン』と紹介されている。

更に最近はその植物の生息数が減ってしまった事で個体数がさらに減り、カモネギの絶滅を防ぐためクキを植える団体まで現れる程。


食べられるポケモンがいるのは意外と珍しくない事とはいえ、まさか初代(赤緑青)で野生の個体が出現しない理由って……。

ピカチュウバージョンでは13番道路の草むらで野生で出現するようになっている。(いあいぎりが必要)


今宵の長葱は一味違うぞ!!!

一方で、その剣士を思わせるバトルスタイルと技のラインナップもあって、人気はけっこうあるポケモンだったりする。

元祖・ネギを振り回すキャラでもあり、緑色の歌姫どころかダメヒロインより早い。


ゲームでの特徴

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
カモネギ529055586260377
デリバード455545654575330

「鴨が葱を背負って来た」と言うことわざを体現したかの如く、非常に弱い

習得出来る技は豊富だが能力値が非常に低く、デリバードと並んで飛行タイプではぶっちぎりの最底辺である。


どちらかと言うとダブルバトル向きのポケモンで、「フェイント」「てだすけ」「おいかぜ」を使ったサポート役が優秀。「せいしんりょく」のおかげで「ねこだまし」でも止まらない。

また、「いかりのつぼ」を発動させる役を担うことも。


アタッカーにする場合は、低耐久を活かした「きあいのタスキ」+「じたばた」のコンボが実用的。「ながねぎ」を用いた急所狙いでも良いが、素のステータスが低いので、「つるぎのまい」等の補助がないと辛いか。初代では当時「きりさく」を覚える数少ないノーマルタイプの一種(他にはニャース系統のみ)だった。


タマゴグループは「飛行」と「陸上」。ドードリオの方がそれっぽいのは気のせいだろうか?

このタマゴグループを併せ持つポケモンはコロモリ系統が登場するまで他におらず、覚えられる技が豊富という利点もあって、タマゴ技の遺伝要員として優秀。ドーブルから飛行ポケモンに技を経由できる点も見逃せない。

なお、地面に足をつけている為、スカイバトルには他の陸上ポケモン同様参加できない。


専用アイテム「ながねぎ」の効果(自身の急所率が2段階アップ)も微妙という立場で、随分長いこと進化などの強化が望まれていたが、強くなってしまったら今度は名が体を表さなくなりキャラ崩壊するという不憫な存在。


が、第四世代以降は少しずつ強化され始め、HGSSにてリーフブレードをタマゴ技で覚えられるようになった。飛行タイプで草タイプ技を覚えられるのは珍しく、他のライバルとの差別化が期待できる。


第5世代ではブレイブバードをレベルアップで覚えることができるようになり、隠れ特性では(デリバードとは違い)優秀な特性であるまけんきを入手。


第6世代では急所システムの修正に伴い、「ながねぎ」を持っている時の急所率が50%と大幅に強化。急所に当たりやすい攻撃技を使えば必ず急所に当たるようになったため、カモネギには嬉しい仕様変更である。


第7世代では攻撃種族値がなんと+25され90まで上昇USUMではであいがしらをタマゴ技で覚えられるようになり、貴重な高威力先制技を手に入れた。更に「いのちがけ」も習得可能に。


このように年々強化されてはいるものの、やはり鈍足低耐久にして火力もそこまで高くないという点はどうしようもなく、弱いポケモンであるという評価は覆せなかった。


第8世代、9月18日の報道にてついに進化を遂げる事が明かされた。ただし、当初はカモネギがタイプを完全に変更して進化するかと思われたが、発売されてから後述するガラルカモネギが進化する事が判明し、結局は原種カモネギは進化しないままとなっている(同じく亜種の進化系が追加された原種のサニーゴもカモネギと同じ扱いを受けている)。

とは言え設定上は同種であるため、ポケモンホーム経由で連れてきた過去作品の原種カモネギにタマゴを作らせ、息子/娘であるガラルカモネギをネギガナイトに進化させることは可能。


リージョンフォーム

刹那の見切り

タイプかくとう
たかさ0.8m
おもさ42.0kg
とくせいふくつのこころ/きもったま(隠れ特性)

ポケモン剣盾』から登場する、ガラル地方の環境に適応して姿を変化させたカモネギのガラルのすがたであり、原種には無かった進化を遂げる。

ガラルカモネギネギガナイト


ポケモンGOでは

ジョウトウィークでカモネギ??

本家でも地味な扱いを受けているが、こちらでは悪い意味で目立ってしまいヘイトを受けると言う可哀そうな事になってしまっている


レアリティはやや低めで出現率はそこそこ(天候ブースト実装後は、天候が「時々曇り」の時にはそれなりの頻度で出現する)で、日本を含むアジア限定出現のポケモンとなっている。元ネタが鴨鍋だからだろうか?


地域限定出現ポケモンと言う事もありその地域以外のプレイヤーには希少な存在であったが、それ故イベントでの登場機会も多い。

2017年11月に行われた「グローバルチャレンジ」で「1週間に全世界で30億匹捕獲に成功した」ご褒美として、世界中でカモネギが48時間限定で出現。(日本国内でも出現率が上昇した)更にその後(該当地域に限るが)、2018年8月に開催された「ジョウトウィーク」でジョウトポケモンに交じってわんさか出現。


更には2018年9月14日~30日にはグローバルチャレンジ達成記念のウルトラボーナスの一環として、ケンタロスバリヤードガルーラ共々7kmタマゴから孵化するよう調整がされ、翌年の2019年9月10日23日の期間中にも、同じくウルトラボーナスの一環として、7kmタマゴから孵化するように調整が入り、同時にケンタロス、バリヤード、ガルーラ共々色違いが初実装された

その他のイベント時開催時にも「ジョウトウィーク」同様、限定ポケモン等に交じって出現する事が恒例となってしまっている。


…が、普段から天候ブースト時にはわんさか出現する他、上記のイベントで該当ポケモンに交じって出現する事も多い上、性能そのものも大して強力でない事から、他の地域限定ポケモン(日本では特にケンタロス)を欲するユーザーからは外道扱いされて忌み嫌われるというこれまた気の毒な事態に陥ってしまった。(もちろん、色違いが生まれた場合はこの限りではないが)

一度世界規模で配布されているのだから、こいつのみ除外しても特に問題はなかったと思われるのだが、やはり、他の地域限定ポケモンとの兼ね合いだったのだろうか。


また兼ね合いと言う点では5kmタマゴからの孵化でも殆どと言って良いほどこのポケモンの話題が出る。サービス開始時から地域限定ポケモン枠としてずっと5kmタマゴから孵るポケモンとして居るのだが5kmタマゴから孵るポケモンは非常に種類が多く、その中には有用なポケモンも数多く含まれている為それらの中でも外道扱いされる事が非常に多く、更に5kmタマゴ自体も孵化にやや時間が掛かる、しかし回数有限の孵化装置を使うには勿体ないと言った声もあり、それらの事情から5kmタマゴのハズレ枠扱いされやすいカモネギは二重の意味でヘイトを集める事態となってしまった


将来的に進化系が追加されることが明らかとなったため、一度はようやく不遇な扱いも払しょくされるかと思われたが、結局原種のカモネギは進化しないことが判明したため、これも糠喜びに終わってしまった。

ポケモンHOMEとポケモンGOの連動も開始されたが、高個体値のカモネギをガラルカモネギやネギガナイトの親として活用させようにもポケモンGOからポケモンHOMEへの移動には移動の為のエナジーが必要で尚且つ素早さの項目に関しては個体値がランダム決定である事、そもそもポケモンHOMEのGTS機能の活用で親用のカモネギの入手や、レイド活用で高個体のメタモンの入手が容易と言った事情もある等逆風を覆せる程の朗報には至っていない様子。


カモネギの明日はどっちだ。


一応の救いとしてはアメは原種もリージョンも共用で使用できる為カモネギのアメを活用できる見通しが立った事だろう。ネギガナイトのかくとうタイプのゲージわざは「インファイト」のみなものの、強豪揃いのかくとうタイプでも「つじぎり」「リーフブレード」や「ブレイブバード」と、トレーナーバトルに於いて独特なわざの範囲を持つ為読まれにくいと言う強みを持つ。


余談

ポケットモンスター赤・緑でのニックネーム「おしょう」(青の場合は「アッカ」)が有名で、カモネギの愛称としても使われている。

アニポケ新無印編第33話でも、原作通りモブトレーナーがオニスズメ(NN:オニチャン)とカモネギ(NN:おしょう)を交換する場面があった。

ファイアレッド・リーフグリーンでのニックネームは「じんすけ」で、若い世代にはこちらの方がお馴染みだろう。


「アッカ」はニルスのふしぎな旅に登場するカモ達のリーダー「アッカ隊長」・「じんすけ」は居合い術の始祖とされる林崎甚助が元ネタだと思われる。


なお、機動戦士ガンダム00アレルヤ(ハレルヤ)とマリー(ソーマ)の中の人達はポケモンアニメで初めて声をあてたキャラがどちらもカモネギを使っていた。


後にアレマリになる事を考えると、ある意味関智一ストライクに似た因縁を感じられる。


関連動画


関連イラスト

170514nカモネギ

和風カモネギ鍋食べたい。


関連タグ

ポケモンRGBP 鳥ポケモン ノーマルタイプ ひこうタイプ

ネギ カモ おしょう アレマリ いあいぎり ながねぎ

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