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スグリ(ポケモン)の編集履歴

2024-02-20 17:22:52 バージョン

スグリ(ポケモン)

すぐり

スグリ(Kieran)とは、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の登場人物。

「苦しい……けど楽しい! こっから再スタートだ!」」


概要

💚💙

ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』のダウンロードコンテンツ『ゼロの秘宝』に登場するキャラクターで、彼の姉ゼイユと並ぶDLCにおける主人公のライバル枠


碧の仮面』の舞台であるキタカミの里出身で、『藍の円盤』の舞台であるブルーベリー学園に通う、おっとりとした繊細な性格の男の子。

姉からは『スグ』というあだ名で呼ばれている。


キタカミの里で鬼と恐れられているオーガポンを勇敢で格好いいと感じているようで、『鬼さま』と呼んで憧れの対象にしている。その憧れはかなり強く、小さい頃は鬼を探して何度も夜の山に入っていたほどで、よく大人に怒られていたらしい。


よく姉のゼイユの背中に隠れ他人に心を開くことは少ないが、パルデア地方からやってきた主人が気になる様子。


一人称は「おれ」。驚いたり興奮したりすると「わや(めちゃくちゃだ)」や「けっぱる(がんばる)」「〜べ(〜でしょといった推測や一緒に〜するという意味)」といった東北弁らしき方言で喋る癖がある。このため、キタカミの里のモデルが日本東北地方であるとする説の根拠のひとつとなっていた。


姉はスマホを持っているが彼は買ってもらってないらしい。

ストレスが貯まると食事を抜くなど、心身に影響が出やすい傾向がある様子。


後編にてスグリはキタカミの里で起こった出来事を経て一念発起し、今以上の力を求めてポケモンバトルに固執した結果、ブルベリーグチャンピオンの座に立つほどの実力を得る。

スグリ自身が「吐くほど」と形容する程の血の滲む努力の反動か、自分を完敗させた主人への執着故か、ひたすら勝利することだけを求める冷酷な戦闘狂へと変貌してしまった。

それ故か、頭が上がらない存在だった姉のゼイユに対しても冷淡に突き放す態度を取るようになっており、逆にゼイユがスグリに苦手意識を持つようになっている。


口調も以前に比べて訛りが控えめになっており、一人称も「おれ」から「俺」になっている。

これまでポケモンシリーズにおいて一人称に漢字が使われることがなかったため史上初の一人称が「俺」表記のケースとなった。


DLC全編を通して登場し、物語の中で大きく変化し成長する中心人物である。


容姿

碧の仮面

スグスグ……………

赤紫のインナーカラーが入った黒髪で、瞳は金色。首にほくろがある。

真剣になると瞳孔が細くなり、ハイライトが消えまるで蛇のような瞳になる。


姉とおそろいの黄色いヘアバンドとウエストポーチは常に身につけている。

よく見ると唇には姉と同様に色が付けられている。


一見すると主人公と同じ位の身長・体格に見えるが、彼の着られなくなった甚平を主人公が譲り受けるイベントがあることから、実際は主人公よりも長身であることがうかがえる。

主人公より体がかなり細く、骨が浮くほどの痩せ体型である。


姉の美貌を受け継いでか、作中では見た目がかわいいと評価されている。


ファミ通.comによる体験会リポートでは、彼の首にあるほくろの位置が注目を集めた。


オモテ祭り

スグリくん……ほぼスグリ

普段は制服姿だが、『碧の仮面』のオモテ祭りでは白色の甚平を着用し、頭にオーガポンのお面をつけた姿に。


藍の円盤

スグくんスグリさん

元の白制服を着崩し、その下は赤いタンクトップ1枚という、前編とはガラリと印象が違うワイルドな出で立ちに変貌。瞳のハイライトも消えており、目の下にはうっすらクマができている。寝る間を惜しんで特訓したことによるものであろうか。


前髪をヘアバンドで後ろに無理矢理括り纏めたオールバックで、唯一右側に一房前髪が残っている。一見髪色も染めたように見えるが、元々表が黒でインナーカラーが赤紫という髪色のため、それを裏返した形となっている。また、前髪を上げたことにより眉間に皺を寄せることが多いことも確認出来る。


実はキタカミの里にいる彼の祖母の髪型によく似ており、髪の膨らみ方、緩んだ毛束の出方、まとめた髪の跳ね方がそっくりである。


タロによると「イメチェンしてから性格変わっちゃいましたけど 見た目はかわいい ですよね?」とのこと。

ファンからは「後編スグリ」と呼ばれることもある。


ゼロの秘宝 前編

故郷であるキタカミの里が合同林間学校の開催地となり、姉弟で参加生徒に選ばれる。来て早々姉のゼイユをバトルで打ち負かした主人公に興味を持ち、「主人公に夢中」とゼイユに揶揄されながらも課題である村の伝承の看板巡りのペアになることに。

もう戻れない、ね

スグリは主人公に一枚目、二枚目の看板だけでなく大好きな鬼が住むと言われる洞穴も案内し、オモテ祭りでは屋台でりんご飴を奢ってあげるなどすっかり打ち解ける。その後、主人公とゼイユの鬼退治フェスの点比べになり、スグリも無理やり参加させられ散々な結果で二人の元に戻ったところ、なぜか二人の態度がよそよそしい。


次の日の朝、家の前で出会った主人公と課題の続きをしようとするとゼイユに強引に追い払われる。その場は去るも家の門の影から主人公、ゼイユ、そして祖父の様子をこっそり伺う事に。

すると、昨晩主人公とゼイユは伝承の鬼オーガポンに遭遇し「みどりのめん」を拾っていた事、それを自分に秘密にしていた事が明らかになる。そして村の伝承の真実はまったく真逆であること、オーガポンのお面を作った先祖は村人に真実を伝えたが信じてもらえず迫害されたこと、そのせいで真実は一族の秘密にしていかなければならないこと、だが今の自分にはまだ教えられないこと、そして自分には秘密のままみどりのめんをオーガポンに返そうとしていることを知る。


その後、再会した主人公に何を話していたか聞いてみるもはぐらかされ、主人公まで自分をのけ者にする事にショックを受ける。三枚目の看板の前では「ひとりだけのけ者にされた鬼が可哀そう」とかまをかけるもまたも曖昧な返答をされ、主人公は自分に本当の事を語る気はないと悟ったスグリは心を閉ざす。

スグリくん

そして思いつめたスグリは、次の日主人公とゼイユがおめんの材料を取りに行ってる間にみどりのめんを持ち去ることにする。

事態に気づき追いついた主人公とゼイユに対し、スグリは昨日の朝の話を聞いていた事を明かし「昔の村の人々がオーガポンをのけ者にしたように自分をのけ者にした」と強く訴える。その後お面を賭けて主人公とバトルをするが負けてしまい、苛立ちから近くのともっこの像の柱を殴り、お面を返し、走り去る。

その後、しょぼくれていたところをゼイユに見つかるが、ともっこたちが復活しオーガポンに危機が迫っている事を知り、主人公に合流しオーガポンを救い出す。その後お面の件を「カッとなってしまい本当にバカなことをした」と謝罪した。


三人は聞き込みでともっこの居場所を突き止め、残りの3つのお面も取り戻すことにする。

だが、スグリは村人に怯え村の中に入れないオーガポンを可哀想に思い、二人とは別行動し村中を駆け回り伝承の真実を伝え解くことにする。彼の決意は功を奏し、主人公とゼイユがともっこから3つのお面を取り戻すころには伝承の真実が広まり、村人達はオーガポンを暖かく迎え入れた。


その後、三人はオーガポンを住処の洞窟まで見送るとオーガポンは名残惜しげな素振りを見せ、ゼイユは主人公がオーガポンをゲットする事を提案する。それを聞いたスグリは待ったをかけ「自分だってオーガポンと一緒がいい」と相棒になる権利を賭けて主人公に勝負を挑む。

だが結果は敗北。スグリは崩れ落ちるように地面に伏せ、勝てないとわかっていても諦めきれなかったと吐露する。そして主人公がオーガポンを捕まえると声を震わせながら「主人公みたいになりたかった」と伝え、走り去った。


その後は部屋にこもり続け、引率のブライアの都合のためすぐ学園に戻る事になり、林間学校の最後まで主人公と顔を合わせる事は無かった。


そしてブルーベリー学園の自室では…


「もっと 強く…ならないと」

「強く 強く! 強く!! 強く!!!!」

スグ

「待っててな…(主人公)」

そう言って髪を結び上げた。


ゼロの秘宝 後編

想像以上にやさぐれてた後編スグリ

リーグ部の部員に対しても個々人の事情を無視したノルマを強要し、達成できなければ「こんな簡単なことも出来ないのか」と怒鳴り散らした末に問答無用で退部させようとする等、横暴かつ傲慢な態度・方針で学内から顰蹙を買うようになってしまった。

後編での初登場時は、試合用のポケモン5体の育成を命じられつつも達成出来なかった部員に対して「出来ないなら一生弱いままでいたら?」「忙しいなら代わりに退部届書いてやるよ」と見放していた。


言うなれば「元々気楽に各々のペースでバトルを楽しむ方向性であった雰囲気を、勝利至上主義のスグリが部員たちにとって居心地の悪いものに変えてしまった」のである。

良くも悪くも部長としてその方針は徹底しており、部の規則の厳格化も行っているが、上記の部員のようにスグリのやり方についていけない者も出始めてしまっている。


これでは他の部員たちからも反発されてもおかしくはないが、他者を威圧する横暴な態度も手伝ってか、バトル学に特化した学園の無敗のチャンピオンである故か異や文句を唱える者はおらず、彼の苛烈な方針がまかり通っていた。


変わり果てた彼の姿に対しては姉のゼイユはもちろんネリネら周囲の人々も心配しており、カキツバタからも「どんなに弱くても、楽しくバトルしていた以前の気持ちを失っている」「勝ちにこだわり過ぎて、見てるこっちが息苦しい」と苦言を呈されていた。


それでも留学に来ていた主人公に初めて気づくと慌てたように驚くなど、前編のスグリを思い起こさせる一面も垣間見える。

また、主人公がブルベリーグ参加をしようとした際には手助けをすることや、執着していた主人公とのバトルの機会が巡ってきたと知るや不気味な笑みを浮かべることから、主人公と戦いたいと本気で思っていることが分かる。


そしてついに主人公が四天王を突破し、スグリはチャンピオンとして主人公と対峙することになる。


悲壮なスグリ練習

えっ…… え?

なんで どうして…… こ こんなはずじゃ……!


主人公に勝つためにあらゆるものを捨て勝利だけを求めてきたスグリであったが、ブルベリーグ決勝戦でのバトルにて再び主人公に敗北したことで、ここまでやっても勝てなかったという事実を受け止めきれず放心(※)し、アナウンスで集まった学生たちも結果を見て「なーんだ、負けちゃったよ」とシラけて解散。

※通常は勝利後に戦闘BGMが止まり勝利のBGMに変わるが、このときは切り替わらない。スグリが負けを認めていない演出と思われる。


スグリのやり方が不満を抱かれながらも何とか許容されていたのは相応の結果を出す無敗のチャンピオンであった為。それが崩れた今、彼は学生たちにとって見習うに値しなくなってしまったのである。


バトルが終わっても「こんなはずじゃない」と崩れ落ちて現実を見ようとしなかったが、カキツバタから「──残念だったねい、"元"チャンピオン」と告げられてようやく自分が負けたことを自覚。


タロはスグリの精神状態を考慮してカキツバタを批難し、スグリを落ち着かせるためにリーグ部の今後についても兼ねてスグリとゆっくり話し合う時間を作ろうとしたが、直後にブライアによる召集で水入りになってしまった。


移動中になんとか落ち着きを取り戻した後、エリアゼロへの立ち入り許可をもぎ取ったブライアからその最深部に眠るゼロの秘宝と呼ばれし伝説のポケモンテラパゴスの存在を聞いたスグリは、「伝説のポケモン……いるなら会いたい……捕まえたい……今度こそ」との強い思いからエリアゼロへの同行を決意。ブライアの引率で主人公、ゼイユと共に向かうことになる。


方言出ちゃうスグリくん沼ふか姉弟

エリアゼロに到着後、その壮大な光景に「わやじゃ」と素の口調で驚いたり、主人公がゼロラボ入口のパネルを操作する際「スパイみたいでかっこいい」と楽しそうに発言する、遠くにいる主人公を呼ぶことに戸惑うなど、チャンピオンの座を失って気が抜けたからか、前編で見られた年相応の少年らしい感情を取り戻している様子が覘える(その様子を見た主人公やゼイユにニヤニヤされた為にすぐに態度を改めたが)。


その他、狭いゼロラボを突っ走って頭をぶつけ文句を垂れるゼイユに大声で反論し、活気を取り戻し始めたことを指摘されてバツが悪そうに「……うるさいな」と返す、秘宝を見つけるために道を急かすなど、曲がりなりにも自己主張を通してきたチャンピオン時代の経験からか内気だった前編と比べて自分の気持ちを主張する場面も多く見られた。

しかし道中で「ゼロの秘宝を失ってしまった」と誤認した際には怪訝な表情を浮かべるなど、その内には相変わらず危うさが垣間見えていた。


最深部にてゼロの秘宝と思わしき小さな結晶を見つけると、その内に抱えていた「ゼロの秘宝を手に入れられれば、今度こそ主人公に勝てる」という抜け切れていなかった主人公への執着心から、ゼイユの静止も聞かずに結晶を引き剥がそうとしながら、主人公への感情を曝け出し始める。


「俺は…… (主人公)がうらやましい……!」

「ポケモン強くて! どこへでも行けて! 誰とでもなかよくできて!!」

「俺が ずっと 好きだった オーガポンにも 認められて……!」

「ねーちゃんだって!! 最初 イジワル してたくせに! すぐ (主人公)のこと 好きだし!」

「俺には…… 何も ないよ」

「血がにじむ 努力しても 無駄だった!! かなわなかった!!」


「俺には もう これしか…!!」

スグリくん、やっと捕まえられたね


主人公へ抱き溜め込んでいた感情を爆発させながら、結晶を引き剥がし、眠っていたテラパゴスを目覚めさせる。


しかし目覚めたばかりのテラパゴスが偶然にも主人公に向かおうとしたため、スグリはかつてのトラウマからか焦ってマスターボールで捕獲(プレイヤーによっては、オーガポンのこともあってかスグリが捕獲したことで安堵する反応もある。マスターボールがあるなら自分でもそうするだろうと、スグリの行動も当然であると考えるコメントもある)。

そのまま主人公に挑むが、当のテラパゴスはスグリが思ったような力を持たなかったため、敗北してしまう。


テラパゴスを以てして主人公に勝てなかった事に愕然するも、ブライアの指摘でテラスタルさせて復帰を試みる(この時、上述のチャンピオン戦とは違ってテラスタルエネルギーに怯んでいる)。

しかし眠りから目覚めたばかりのテラパゴスはそのエネルギーを制御できず暴走。スグリが捕獲に使ったマスターボールすら破壊して襲い掛かり、その場の全員が危機に陥ってしまう。


テラパゴスのエネルギーの余波に襲われそうになったところをコライドン/ミライドンに救われるも、自分がこの事態を引き起こしたことを自覚し、心が折れたスグリは立ち尽くしてしまう。

主人公と共にテラパゴスと戦っていたゼイユのヤバソチャが倒された後、ゼイユに呼びかけられても弱音を呟くことしか出来ないスグリだったが、主人公の訴えに応えてとうとう復帰。

カミツオロチを繰り出し、前編では叶わなかったスグリとの共闘が実現する。


スグリ&カミツオロチ

以降は瞳にハイライトが戻り、戦いの中で主人公を鼓舞するなどかつてのような心優しい性根を表に出すようになる。

また、テラパゴスが捕獲可能になる際に主人公が「つかまえない(=スグリに捕まえさせる)」意を選ぶと、スグリはそれを退け、主人公にテラパゴスを捕まえてほしいと明言する。


「(主人公)になら まかせられる……けっぱれ!


それは本人の意思を無視してでも自分がオーガポンを捕まえようとしたときとは真逆であり、かつての姿をはっきりと取り戻した瞬間であった。


スグリゼイユ

戦いの後はずっと主人公のようになりたかったこと、焦っていたことを明かし、ゼイユ共々その場に泣き崩れるのだった。


全てが終わった後は一連の事態を省み、リーグ部を始めとした自分がこれまで迷惑をかけた相手、そして主人公に謝りたいと話し、また1からやり直すことを語る。

そして朝日の中、彼は主人公に申し出た。


「ゼロから また…… 友達に なってくれる?」

スグリもう大丈夫!

その問いかけに主人公は頷き、2人はブルーベリー学園へと駆け出す。


そしてスタッフロール後、前編のオモテ祭りで3人で撮影した集合写真と、後編の後日に撮影したであろう3人の集合写真を映して、後編は幕を閉じる。


ただほとぼりが冷めるまで学園には居づらくなったためか、エンディング後、スグリはブルベリーグのランキング自体から降りたこと、及び休学したことが明かされる。

(その関係でリーグは半休止となり、アカマツの都落ちも保留となった)


スグリが厳格化したリーグ部の規則もタロ達の確認の上で戻されており、主人公が名目上の部長になったことを除けばリーグ部もおよそ元通りになった(とはいえ留学生であるため、実質的な部長はカキツバタになっている)。


タロやネリネ、カキツバタもスグリの休学に気落ちしたが、彼の復帰を心待ちにしており、センタースクエアにもスグリの復学を望む学生が1人いる。


ゼロの秘宝 番外編

番外編のスグリくん番外編

番外編にて、前述の休学に伴いゼイユと共にキタカミの里に帰省していたことが判明。主人公の元に手紙を送り、友達と共にキタカミの里に遊びに来るよう誘ってくる。

(ただし番外編を開始するまでは彼の家を訪問しても、ゼイユ共々どこにもいない)


後編の時のままの姿ではあるが、この頃には最初に出会った時のような元の優しい性格に戻っており、顔をよく見ると後編にあった目の下の隈がなくなっている。

優しげな表情をすることが多くなったこともあり、かなり健康的になっている。


この事もあり、会って早々に(スグリに嫉妬していたペパーに自分が主人公の一番の親友だとマウントを取られたものの)ペパーやボタンとすぐに仲良くなった。

なお、案の定ネモに絡まれてゼイユ共々少し苦手になっている(下記の事件後に、主人公達が帰宅する日まで10回以上もバトルに付き合わされたことが判明した)。


ちなみに初戦の結果はスグリのボロ負けであり「ネモさんって何者?」と思うほどだったが、パルデアのチャンピオン/主人公のライバルだと知って納得していた。

  • 「ボロ負け」という結果を意外に思うプレイヤーもいたようだが、「求め続けていたライバルができて正に水を得た魚状態のネモ」と「バトルに関して大きな後悔を抱え、休学中かつ退学も検討していたスグリ」とではバトルへの意欲に大きな差があり、実力的に開きが無くとも圧倒されても無理はない。ネモにバトルに誘われた際も気まずそうに応対しており、再開時のスグリは精神的には落ち着いたものの本調子と言える状態ではなかったことが覘える。

バトル後にネモと話す時には、褒めてくれるネモに「負けたから」と謙遜するが、ネモの「負けても楽しい」という発言に共感できるようになっており、ボロ負けしたのに笑顔を見せていたので、カキツバタが言っていたポケモンバトルを楽しんでいたスグリが戻ってきたのがわかる。


いやあああああああああああああああああああああああ

しかし、主人公に手紙を送ったころからゼイユの様子がおかしくなり、主人公達が来てからはスイリョクタウンの住民達や祖父母、更にネモ、ぺパー、ボタンまでもが同様の状態になる事件が発生。姉や祖父母と身内が立て続けにおかしくなってしまった為、次は自分もこうなってしまうのではないかと一度パニックになるが、主人公に励まされて冷静さを取り戻す。

キタカミの里に現れたモモワロウが起こしたこの事件を巡って主人公と共闘し、主人公を励ますなどパートナーらしくなっている。


また、ネモおよびモモワロウとのバトルの最中、スグリは背後に迫ってきたスイリョクタウンの村人ほぼ全員とペパーとボタンをたった1人で抑え込んでいる。

多少正気の頃より弱体化しているであろうがあの数を相手にしている時点で、元とはいえブルベリーグチャンピオンの腕の高さが示される。


大勢の相手に対し、たったひとりで立ち向かうその姿は奇しくも、かつて憧れた鬼さまを体現することとなった。それだけでなく、モモワロウとの戦いでは時折こちらを振り返って激励してくれる。


事件解決後は主人公に励まされる形でブルーベリー学園に復学することを決意し、ゼイユと共にリーグ部に顔を出すようになる。チャンピオン時の行動についてきちんとみんなに謝罪したようで、学園のみんなに受け入れられたことも語っている。描写にはないが、恐らく藍の円盤の序盤で辛く当たった生徒にも謝罪したであろう。


アカマツによるとまだスグリを怖がっている生徒もいるが、それでも後編の頃と比べれば徐々に良くなっていると語っている。

四天王組等の本来のスグリを知ってる人達は豹変後の彼に嫌悪するよりも心配する声が多かったため、彼をよく知る生徒達との和解が早く、逆に普段から彼をよく知らなかった生徒達からはまだ距離を置かれている状態なのだと思われる。


Daily Pokemon Pictures🐱🐭

リーグ部の特殊会話からも豹変前の普段通りに仲睦まじい様子を見ることができる(約1名ほど仲睦まじいとは言いにくい会話があるが、それでも後編での描写に比べるとかなり良好である)。また、特別講師として招かれたホームウェイ組との特別会話でも、引き続き良き関係を築けており、姉のゼイユに対しても冷静にツッコんだり気迫に負けずに言い返したりと、良い意味で強かに成長している。


また、復学と同時に自らブルベリーグから除名したことを明かしている。これは主人公のせいでも嫌になったわけでもなく、チャンピオン時代での誤った手段で強くなろうとしたことを反省し、自分を見つめ直して仲間とポケモン達と向き合いたいという前向きな理由である。ついでに、アカマツの都落ちについて気にしていたことも告白している。


その後にいつかは挑戦者としてブルベリーグチャンピオンの主人公に挑むと、藍の円盤の頃に比べたらポジティブな気持ちで宣言している。

現在の、バトルの楽しさを思い出したスグリであれば、もし主人公に勝って再びチャンピオンになっても、以前と異なりリーグ部のみんなと上手くやっていけるであろう。


手持ちポケモン

発売前に彼の手持ちとしてカミッチュが紹介されているが、実際のバトルでは厳密な切り札は設定されておらず、先発のみ固定となっている。


1戦目

スグリくんとオタチ


2戦目


3戦目


4戦目


前編最終戦

スグリくん

本編クリア後などの進行状況次第では、道具を持たせたガチの勝負になる。


チャンピオン戦

スグリくん!!


前回の手持ちからカミツオロチ以外総入れ替えとなっている。


その上、持ち物や技構成、特性までもが、かのORASのミツルやBDSPのシロナを彷彿とさせるガチすぎる構成

もっとも、『藍の円盤』のストーリー開始条件が「ザ・ホームウェイと碧の仮面をクリアすること」なので、開発側がプレイヤーもそれなりの領域に達していることを考慮した結果かもしれない。


開幕のニョロトノとカイリューの組み合わせだが、ニョロトノが特性のあめふらしを発動させた後、カイリューがあめ状態だと必ず当たるぼうふうかみなりを撃ってくる。

その上、カイリューの特性はマルチスケイルなため一撃で仕留めるのは難しく、ニョロトノはてだすけも使ってくるので更に火力が上がる。


ガオガエンは隠れ特性のいかく

その上、ねこだましでの怯みやかわらわりによる壁破壊も行ってくる。


ポリゴンZはてきおうりょくといのちのたまで高火力のはかいこうせんを放ってくる。サブウェポンも豊富なため受けるのが難しい。


オーロンゲはいたずらごころリフレクターひかりのかべを貼ってくる。「ちょうはつ」を使ってもタイミングが遅れ、きあいのタスキを持っているのでバレットパンチ等で上から一撃は困難。


切り札でもあるカミツオロチはかくとうタイプにテラスタルさせ、テラバーストで相性不利な氷や鋼に弱点をついてくる。


テラスタルスグリくん

テラスタル時は無表情のまま一切動じずにエネルギーを集結させるというものとなっている。

テラスタル時に反動を一切感じさせないのは作中においては彼と主人公のみである(ほぼ動いていないオモダカでも僅かに頭部が動いている)。


対策としては、3匹に弱点を突くことができ、残る3匹にも等倍で刺さるフェアリータイプを投入するのがおススメ。

また、「マルチスケイル」「いかく」「いたずらごころ」などといった厄介な特性の所持者が多いので、特性「かがくへんかガス」(場に出ている間全員の特性が発動しなくなる)を保有するマタドガスを投入するのもいいだろう。ガラル種であればフェアリータイプを併せ持つため、攻めにも活躍できる。


強くなったと作中で言われている彼のパーティだが…

  1. 先発2匹のいわば雨パとも呼ばれる構築に噛み合わないほのおタイプ持ちのガオガエンが居る
  2. 先述のように攻撃性能が高いフェアリータイプを半減で受けられるポケモンが誰も居ない

…といった構築のバランスが完全に良い訳ではないという意見が多く見られる。


『カミツオロチをかくとうテラスタルする都合上、ひこうタイプ及びフェアリータイプが一貫する』という点も見過ごせない。

またカイリューも「しんそく」こそあるが、本来得意な物理技ではなく特殊技主体で組み込まれており、無理矢理詰め込んで雨パにした感が否めない(一応「ぼうふう」はカイリューのひこう技最大打点ではあるが)。

とりあえず強いポケモンや構築を聞き齧って作った感もあるため、「スグリの力への渇望や、その結果生まれたチグハグな現状を暗喩しているのではないか?」とファンから考察されている。

耐久型として採用しやすいポリゴン2ではなく火力に特化させたポリゴンZなのも、「最終進化=強い」という考えで構築してしまったか(火力は高いので間違いではない)、あるいは図鑑説明の「おかしな挙動が多い」という文面と関係があるのかもしれない。


オーロンゲやガオガエンを先発で出さない点もよく指摘されるが、ブルーベリー学園で主流なのはランクマッチで一般的な「6匹先見せからの4匹選出」ではなく「お互い情報が何もない状態からの6匹フルバトル」のダブルバトルであるため、「オーロンゲは先発で出すもの」というランクマッチでの常識が学園内でも常識とは限らない点には注意が必要である。


中には「レベル100まで育てた手持ちで挑んだのに、何匹か倒された」という声があり、強くないかそうでないかはプレイヤーによると言える。


学園内での評判が良くないスグリだが、手持ちにニョロトノやポリゴンZがいることから考えると、ポケモン交換に応じてくれる友人はいた可能性も考えられる(これらは一応テラレイドバトルでも入手可能である)。

あるいは、豹変して評判を落とす前に進化を手伝ってもらったのかもしれない。


番外編クリア後・リーグ部


チャンピオンだった頃と手持ちと持ち物、先発の組み合わせは変わっていないが手持ちのレベルが4~5上昇している。

目にハイライトがある上にセリフが前向きなものに変わっており、戦闘BGMがキタカミの里の決戦の方に変わっている。(ただし、テラスタル時の無表情&微動だにしないモーションはそのまま。目の輝きがあるため、テラスタルの風圧に負けないように頑張っていると受け取ることもできるが)


主人公が勝つと「勝負さ できて うれしかった!」と笑顔を見せてくれる。

作中では3番目の最高平均レベル(1番は裏番長、2番はネモ)な上に個体値が全員6V且つ努力値を振っているため裏番長以上に強敵。

努力値を振ってるあたり、強さを求めたチグハグな構成ではなく、きちんと真剣に育てているとも見ることができる。


戦闘BGM

通常版

「碧の仮面」の他の楽曲同様、どことなく和風なイントロから始まる。

バイオリンで主旋律が奏でられ、裏で鳴っている木琴の音が特徴的だが、シリアスな主旋律や裏のベースから不安定な印象を与える。


最終戦

通常版の曲をエレキギターでアレンジしたもの。

対旋律としてピアノが追加された他、ループ直前にはノイズが入っているため非常に不穏。


チャンピオン戦

「碧の仮面」の戦闘BGMのアレンジなのだが、不協和音のイントロから始まり、激しいエレキギターバイオリンの音色、不穏なノイズや重苦しいピアノの和音といったように変貌を遂げた。

アレンジとはいえど1ループ中前半は全く別物。後半から漸く仮面の時に聴き慣れたフレーズが聞こえてくる。

上述の通り、戦闘後も勝利時の曲ではなくこの曲が流れ続ける演出がある。


テラパゴス使用時

イントロとベースしか原曲のフレーズは使われておらず、ほとんどの部分がテラパゴス戦のアレンジである。

テラパゴスしか目に映っていないスグリの心情が表現されていると思われる。


余談

  • 名前の由来

由来はおそらく落葉低木のカシスの近縁種「酸塊(スグリ)」。果実は酸味が強くケーキやジャムに利用される。

また、後編の舞台名の由来である「ブルーベリー」の和名は「ヌマスグリ」、姉のゼイユの名前の由来と思われるのはスグリ科の落葉低木「フサスグリ」の別名「グロゼイユ」、祖父のユキノシタはそのまま「ユキノシタ」で「スグリ」と同じユキノシタ目と、関連項目の由来と植物的な繋がりが見受けられる。(ただしブルーベリーは植物の正確な分類では別の種類である)

花言葉は諸説あるが「私はあなたを喜ばせる」「あなたの不機嫌が私を苦しめる」「あなたに嫌われたらわたしは死にます」とちょっと重い。

なお、名前の子音をとるとsgr、つまり「シゲル」と同じになる。


英語版での名前はKieranで、姉からはKikiと呼ばれている。


  • 年齢について

フランス語版テキストでは14歳と表記されていたが、日本語版も含めた他の言語圏のバージョンでも14歳の設定が適用されているかどうかは不明(日本語版では該当する箇所は“お子ちゃま”と表記されており、具体的な年齢については触れられていない)。


  • スグリの暴走の原因

ゼイユも認めているが、主人公とゼイユが祭りの夜にオーガポンと会ったことを黙っていたのがスグリが暴走して事態が厄介なことになったそもそもの原因である。話さなかった理由は「ひどく落ち込むかもしれない」「夜の山に入ったら危ない」というゼイユなりの気遣いだったが、祭りの夜の時は安全面を考えてしょうがなかったとしても、翌朝祖父に真相を尋ねる時まで彼を除け者にしたのは良くなかったと言える。

これ以外にもゼイユのスグリへの過干渉はプレーヤーも眉をしかめるような理不尽なものが見受けられ、それがスグリが自主性を育む障害の一つになっていた。しかしそれでもゼイユは彼の大切な存在で、彼の中の大きな部分を占めていた。その姉が最初はよそ者扱いしていた主人公を自分よりも優先しはじめ、さらにオーガポンとの仲まで取り持とうとするのを見たスグリの混乱と苦痛は想像するに難くない。

また、主人公も秘密に加担している間は白を切ったりはぐらかしたりする選択肢しか出しておらず、これにはスグリに正直に話したいのに選択肢に無い事を苦しんだり、主人公という存在が友情にヒビを入れるような嘘をついていいのか疑問に思うプレーヤーも多い。

この件について主人公とゼイユがきちんと謝る場面は少なくとも前編中にはない。(かろうじてスグリがお面の件について謝った際の選択肢の片方に「こちらこそ」があるが…)

とにかく二人はじっくりと時間をかけてスグリに向き合わなければいけなかったのだが、ともっこ復活でそれどころではなくなった上に、事件解決後にブルーベリー学園組が早々に離脱しその機会は失われてしまった。


またSV本編では生徒の目線に立ってトラブル解決に取り組む教員をはじめ生徒をフォローしてくれる大人たちがおりパルデア組の冒険を影から支えていた。しかしDLCの村の大人や教員はそこまでは関わって来ない。またゼイユとスグリの親は不在であり、圧が強いとはいえ保護者的な役割を同じく不完全な子どもであるゼイユが務めざるを得えなかった。それどころか後編では暴走する彼を己の目的のために利用した大人までいた始末である。


様々な思惑があるにせよ、結局のところ誰もまともにスグリに取り合う者はいなかった

彼の持つ問題が悪化した原因は、様々なボタンの掛け違いやタイミングの悪さが原因と言える。


  • 主人公への憧れ

スグリは主人公に嫉妬していながらも恨み言はほとんど言ってはおらず、劇中でも主人公の事を認めている発言が多い(彼が明確に恨み言を言ったのはオモテ祭りでオーガポンに会ったことを黙っていたことだけである)。むしろ、主人公に対しては憎むべき相手ではなく、羨望の存在ないし越えたい相手として認識していると思われる。


オーガポンを賭けた戦いにおいても、スグリは主人公が本気で戦ってくれることを望んでおり、むしろここで手加減などしてスグリにオーガポンを譲ろうとしても、スグリ自身が納得しなかったであろうことは容易に考えられる


また、そのバトルについてスグリは「自分がわがままを言っているだけ」であることを認めており、諦めきれない気持ちを整理させるために主人公に勝負を挑んでいる節がある(勝負中も「(オーガポンの相棒が)主人公の方がいいのはわかっている」と発言している)。負けた後も、主人公にわがままに付き合わせてしまったことについてきちんと謝罪している。

オーガポンとの戦いに関しても、ゼイユのように応援はしていないが、しっかりバトルの様子を見ている。


このことから、主人公へ嫉妬しているといってもスグリが主人公を過剰に憎んでいたり嫌っていたりしているということはないと思われる


  • 入れ替えられたポケモン

初戦ではすべての手持ちポケモンに対して専用セリフが用意されているキャラクターである。


途中から(前編の四戦目は空きがあるにもかかわらず)パーティから複数のポケモンが外れている。そのため、スグリがポケモンを外した/入れ替えた理由について様々な考察がなされたため、一部のユーザーからは「戦力外として捨てたのではないか」と邪推されてスグリが嫌われる一因にもなってしまったりしていた。


しかしその後、番外編でのペパーとの会話でカミツオロチが昔からの相棒であり、またリーグ部での会話でかつて起用していたメガヤンマ、オオタチなどについても「みんな大切で一番を決められない」とちゃんと愛情を持っている事が明かされた(ペパーも「一番がいっぱいいてもいい」と肯定的に答えている)。


むしろ、プレイヤーであれば誰しもがやるであろう「ボックスに預けた」というだけであった。考えてみればプレイヤーが当たり前のようにやる手持ちの入れ替えをNPCがやると批判されるというのもおかしな話ではある。


そもそもの話、ブルーベリー学園は基本的にダブルバトルが主流であり、シングル戦とダブル戦は勝手がかなり違うため、ルールに応じて最適なチームを編成することは何らおかしいことではない。

事実、預けられた2匹の内

とどちらもシングル戦が得意なポケモンである

  • 一応、ダーテングのみダブル戦向きのポケモンだが後編でのスグリのチームは俗に言う雨パであり晴れパ代表のダーテングはそもそも選択肢にならない。
    • それはそれでニョロボンはどうした』となるのだが…。

なお、ここから『碧の仮面ではわざわざシングル戦用にチームを育てていたのではないか?』と考察される様になった。


また、「後編のチャンピオン戦でスグリがリストラしたポケモンを出したのに反応がなかった」というコメントがあるが、戦略的に手持ちから外しただけで、愛着はあるし捨てていないのだから反応しないのも当然である(そもそも別個体なので反応のしようがない)。


  • 欲望を増幅されている?

前編でともっこ像を殴ったときに発生した紫色のモヤがモモワロウに洗脳された人々のエフェクトと同じであることや、スグリの言動に異変が生じ始めたのが桃沢商店の前の会話であり、そのシーンでは余白がある不自然なアングルで背景にモモワロウの置物が映りこんでいること、前編序盤と後半では性格がかなり変わってしまっているように見えることなどから、モモワロウやともっこ達との関わりを予想した声もあったが、結局番外編でも彼らとの関係は明言されなかった。


ただ、もし本当にモモワロウ達が関与していたとしても、操られていたというよりは欲望を増幅させられていたと言うべきものであり、スグリが自分の意思で迷惑をかけてしまったと自覚しているからこそ重く受け止めて反省し、現在のように成長したことに繋がっていると言えよう。


  • 後編の髪型の予想について

前編ラストの髪を捲り上げるような動作から、後編で髪型が変更されることが予想され、実際のビジュアルが公開されるまで各々が予想した後編のスグリが後編スグリのタグを使用して投稿されていた。

結果的にインナーカラーが全面的に目立つ髪型になったことを驚く者も多かった模様。


  • オーガポンへの反応

すきですその顔が見たかった

彼とのバトルでオーガポンを出すと、よくも……今!ここで!!鬼さまさ!!出せたよな!?と、激怒する。

ただし、その場でしか言及しないので、「反応見たさにあの場で出したプレイヤーや、それを読んでその演出を用意する開発も性格が悪い」という意見もある。実際、そのような性格の悪い主人公を描いたイラストも投稿されている。

なお、オーガポンに化けたゾロアゾロアークには反応しない。


ちなみに当のオーガポンに対しては割と強く出られるようになっており、カイリューでいしずえのめん以外の弱点を突け、いしずえのめんはかくとうテラスタルのカミツオロチで弱点を突ける他、ガオガエンがオーガポンに比較的相性が良い。


  • スグリの寮室

番外編クリアと同時に彼の寮室に入れるようになり、チャンピオン時代の血が滲む努力の形跡が見られる。


壁にはカキツバタの手持ちであるブリジュラスフライゴンについて研究している痕跡があり、当人の性格はともかく彼の実力は意識していたようである(他にもサワムラーカラマネロの研究の形跡があるが、誰の手持ちかは不明)。


ゼイユと共に観葉植物を育てていたようだが、ゼイユの植物はピンピンしているのに対し、スグリの植物は枯れてしまっている。また、チョコ菓子好きは姉弟共通のようだが、寝食を削った結果食事のほとんどをそれで済ませてしまっていた様子。

(ゴミも山積したままとなっているが、散乱させることは無くある程度一カ所に纏められている辺りに根っこの真面目さが出ている)


エリアゼロから戻ったのちすぐに休学した為片付けられていないようで、本人曰く「今見ると恥ずかしい」とのこと。


  • カジッチュの逸話

ポケモン交換

リーグ部で交流を重ねれば他の部員同様ポケモン交換が可能。スグリからはカジッチュを貰える。リンゴが名産であるキタカミの子らしい選出だが、ガラル地方には告白の時にカジッチュを贈ると結ばれるという逸話があることからこれを盾に彼に迫ろうとするネタがある。

なお逸話に則るのであれば「告白の時」に贈ってないのでギリセーフ。


  • 前後編での変化

イジり返し

公開時は様々な意見があったインナーカラーが目立つ髪型だが、本人的には気合いを入れるために形から入ったものであり、ゼイユからは「イキってて似合ってない」とストレートかつ辛辣に評価された。スグリの方はイキってることは否定しても似合ってないことは否定しなかった。

とはいえ、前編での髪型が好みのユーザーから、「髪型を変えるか否かの選択肢が欲しかった」という声もあったとかなかったとか。


目のハイライトについては、番外編でも村人達を1人で抑え込んでいる時や動揺した時などでなくなっているため、洗脳されていたのではなく、やはりゼイユと同様に元々感情が高ぶったり乱れたりすると瞳のハイライトが消える体質だったと思われる。

その事を踏まえると後編で瞳のハイライトが無い状態が多かったのは、それほどあの時のスグリの心に余裕がなかったと言うことになる。


また、後編では訛りも控えめになっていたが、これも番外編にて単に恥ずかしかったから抑えていたと明かしている。前編では地元かつ学園の生徒が自身と姉しかいなかったために表に出していただけで、変貌とは無関係に以前から学園では抑えていたのかもしれない。

復学して以降のスグリは様々な経験を乗り越えたことで成長し、訛りについても「気にならなくなった」と笑い飛ばして解禁している。前後編を通じて悩み続けた彼だったが、それを糧にして確実に前進できたことを感じさせるエピソードである。


  • 特別なポケモンに対する意識の変化

バトルのあり方と強さの根底を再認識したことで特別なポケモンに対する執着が無くなったようで、番外編でもモモワロウを捕獲した後、ペパーが「結局は主人公がゲットしちまうんだよな」というセリフに、笑顔で「んだな」と肯定している。

スグリとタッグを組む時にこちらがオーガポンやテラパゴスを出しても何も反応しない。


子供の頃から憧れていたオーガポンに対しては、執着は捨てたが親しく思う気持ちは変わらないようで、リーグ部の会話では彼女が元気にしているか気に掛けるセリフがある。

リーグ部のポケモン交換ではオーガポンは特別なポケモンであるため選ぶことはできないが、成長した今の彼であれば別の機会に相棒になれる可能性もゼロではないだろう。

オーガポンのデザインを担当したありがひとし氏もスグリとオーガポンが楽しげに笑い合う節分のイラストをxに投稿している。


  • 番外編におけるユーザーの反応

後編においては賛否両論を巻き起こしたスグリだが、憑き物が落ちたように元の性格に戻り、パルデア組とも仲良くなり、チャンピオン時代の自分の行動を反省してさらに成長した言動から、一変して好意的な声や、元のスグリに戻ってくれて安堵する声が多い。


特にネモ・モモワロウの連戦においては、「スグリがいなければ(背後から迫る村人達によって)詰んでいた」「スグリの背中がとても頼もしく見えた」「憧れていた鬼さまになれた」と評価する声がある。


番外編においても(主人公が喋らない上に雰囲気がギャグ寄りとはいえ)冷静なツッコミと天然なボケの才能を開花させたことも、ユーザーからの好評に繋がっている。


関連イラスト

スグリくん笑顔がかわいいスグリくん

おひるね♡

🍎スグリまとめ1

スグリスグリ

スグリ★

スグリスグリ


関連タグ

ポケモンSV ゼロの秘宝 碧の仮面 藍の円盤

ブルーベリー学園 キタカミの里

ゼイユ キタカミ姉弟 伝言係(ポケモン)

ユキノシタ ヒエ


後編スグリ


  • グリーン:ポケモンシリーズにおける初代ライバルチャンピオンの地位を得た上で主人公と対決する点、強さを求めた結果大切なもの見失っていた点が共通している。

  • ネモ:SV本編でのライバル。先にチャンピオンになった者として主人公待ち構える。ただしパルデア地方のチャンピオンは他の地方と異なり認定制であり、主人公に負けてもチャンピオンの地位を奪われることはない。


  • キリヤ:アプリゲーム「ポケモンマスターズ」でのライバル。主人公に負けて悩み始める・力を求めるようになる・ポケモンを失った事(正確には幼少時に世話していたポケモンを欲のある人間に捕獲され、作中では相棒のポケモンが消息不明になった)を切っ掛けに闇堕ちしたという共通点がある。


  • クロス:劇場版ポケットモンスター「キミにきめた!」に登場するポケモントレーナー。実力主義で片恨みな感情をエネルギーにしているライバル。ガオガエンを連れている。
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