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百合厨

ゆりちゅう

百合厨とは、厨(当記事の親記事を参照)の一種。
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概要

女性同士の恋愛関係である「百合」を極端に神聖視するばかりか、全く関係の無いジャンルにまで乗り込んで布教したり、百合とはいえないものも頻繁に公然と認定することから迷惑と思われている存在を指す蔑称。
ただし、百合やそのCP等に否定的な立場からは単なる百合好き全般がそう呼ばれる事もある。
決して一次創作を二次創作で百合にするのが問題なのではなく、あくまで一次創作(原作・公式)内において節度を守らず百合扱いを押し付ける事が問題視されている。

主な迷惑行為

  • 百合をメインテーマに謳っていない作品で女性同士の関係を「百合」と持ち上げ、周囲にもそれを認めるように強要する。
  • 2人でいるから百合一緒に買い物に行くぐらい仲が良いから百合驚きなどから来る照れを「照れたから百合」などの強引なこじつけ。
  • Likeの「好き」という言葉をLoveの「好き」に置き換え、百合認定する。
  • 万人受けするとは言いがたいジャンルであるにも関わらず、「みんなは百合が好きで当然だから万人受けするジャンル」という持論を展開していく。
  • 女性キャラ同士のやり取りが「そう見える」と言うだけでキマシタワーあら^~などのコメントを過剰に貼り付けていく。
  • 「百合は見出すもの」「今は(ただの)友情も百合」というお題目を掲げ、主張することにより自分の行いを正当化していく。
  • 公式の男女カップリングを否定し、「○○(女性キャラA)は××(女性キャラB)と一緒になるのが相応しい」という主張。
  • 男性キャラを徹底的にディスる。活躍はもちろん、単なる顔出しですらブーイングの対象となる。酷いパターンだと「(戦死した男性キャラクターの死を悲しむ女性キャラクターがいる作品で)百合の踏み台に男を抹殺した作品を信じろ」とヤジを入れる。ある意味これが一番ひどいと言える。※1
  • 「男女間の恋愛はおかしい、百合こそ真実の愛」「男女間の性行為は単なる肉体的な行為、百合は本能を超えた精神的なモノ」という主張。
  • 男性キャラクターと多少会話した女性キャラクターをビッチ等蔑称で呼ぶ。
  • 百合厨の迷惑行為に苦言を呈すると「百合を認めないお前はホモ!」などの決めつけ
  • 自分が満足するシチュエーションが出ると「どう見ても百合」「やっぱり百合じゃないか!」「レズレズじゃのう」などと茶化す。
  • LGBTに対して理解が深い素振りを見せるが百合しか話題に出さず、ゲイに対しては嫌悪感を見せる。


なぜこういったことが起こるのか

他のマイノリティジャンルでも上記のような迷惑行為を犯している場合もあるが、自分たちの存在を公にしたくない異質なジャンルだからひっそりと楽しもうという考えからかクローズドコミュニティを形成し、他人に迷惑をかけないようにしようという働きがある。
百合厨はその逆でとにかく自分の主張を見てもらおう他の人にも広めようという無自覚な考えで表に出てくるのである。
その結果、百合とは全く関係の無いジャンルまで進出し、主張をすることで結果的に迷惑がられるということになる。

なぜこのような広まり方をするのか

昨今の漫画やアニメなどは平たく言ってしまえば登場人物の大半が女性を占めたり、「ハーレムもの」が増加傾向にあり、それに伴って第一に出てくるのが「女性キャラクター同士のやりとり」である。
単なる友情に終始するやりとりのみならず、男性がこなす役割なども女性が担当することで「百合(のようなもの)に見えている」と言っても過言ではない。この「役割」というのは肉体的・精神的なモノを意味し、「肉体労働がメインなのに女性しかいない職場」というものや「登場人物の中には1人はいるセクハラキャラ」などが該当する。
ある作品では男女ともにいてもおかしくない公共施設なのに女性しかいない原作では男性キャラもいたのにアニメでは女性キャラのみになっている※2、スポーツ会場・ライブ会場での観客が女性だけというものもある。

そうした結果、女性同士のあらゆるやり取りが本来は恋愛を意味するはず百合と結び付けられ、今に至る。それと同時に過激派百合厨も現れ始め、「男は絶滅しろ」などの暴言をあげるようになってしまった。公式サイドが余計に悪乗りするというパターンも存在する。※3

なぜ男性キャラが嫌われるのか

百合厨が徹底的に嫌う要素として「男性キャラの登場」というのがある。
これは上述した通り、男性キャラクターが子供でも単なる顔出しでも激しいブーイングに見舞われることが実証されている。
彼らは作品中で女性に対して友好的だったり、敵対するようなどんな行動をしようとも激しく罵られ、存在自体が「禁忌」として扱われる。「男性が登場する=(そういったことが無いにも関わらず)付き合いたいと狙っているに違いない=そんな男性キャラクターはいらない」となり、このため、「男性キャラクターが登場しない=自分が不快にならない=安心して見られる作品」という歪んだ解釈が行われることになってしまう。
登場する女性キャラが男性キャラとくっつくことをよしとしない場合や、視聴者側が自分の感情移入した登場人物・主人公以外の男性キャラとくっつくことをよしとしない属性をもっている場合(ハーレム願望・独占厨)、現実として女同士で公認CPになることは稀であるため、女性キャラのみ登場するのであればよしと考え、男性キャラを廃するような発言や徹底的に男性キャラをバッシングするハーレム厨も層が被っている場合がある。その場合は主人公以外の男性キャラの存在を許さない(妄想であっても、誰とくっつくかや多少のスキンシップもアウト)という、やはり同じ思想から来ている。

実例

このパターンで激しく嫌われたのが「恋愛ラボ」の「ナギ」と「ヤン」の2人である。彼らは原作では割と早めに登場しており、作品がアニメ化した際も避けては通れない重要キャラクターとなっている。実際にアニメ放送後に彼らが出てきた時は「男を出すな!」「OPに出さないから詐欺アニメ!」など見当違いのブーイングが巻き起こり、悪質なパターンだと「恋愛ラボが男女恋愛作品だからガッカリした」とコラージュ画像を作って糾弾するパターンが出てきてしまう事態に。※4
これは後の「ブレンド・S」でも同様のことが起こっている。※5

本来の百合の意義

かといって、「百合」という言葉にきちんとした定義があるかというと人によっては様々で百合厨間でも「恋愛も含めて百合」「恋愛はレズ、友情は百合」「女装も百合」という「百合の定義」がバラバラなせいで直結しないのが現状である。
また、(自分たちが「レズ」という言葉を使っているのに)「レズは差別用語、本来は百合が正しい」と語源そのものをひっくり返すパターンも出てきているため、今後も定まった定義が完成しないのが目に見えている。
多種多様論を広めすぎた結果、定義のぶつかり合いが発生し、百合好き同士でも他ジャンル同様いざこざが起きるようになった。

巻き込まれる「百合好き」

これによりほぼ一方的に巻き込まれているのが従来の「百合好き」である。
本来の意味での愛好家である彼らの頭痛の種でもある百合厨の行動というのはジャンルファンの信用を落とすだけに限らず、その行動の原因として責任が転嫁され、百合好きも百合厨と同一視される可能性がある。
百合厨がそうなるように望んで行動しているかどうかは定かではないが、その行動の結果がジャンルへの敵視となっており、人によっては「百合」という言葉が本来の意味で出てきても毛嫌いされてしまうという誰も得をしない、百合厨のやっていることは「余計な世話焼き」と捉えられても仕方がない結果になっている。

公式サイドの対処例

もちろん、公式サイドが百合ではないということを否定しない限りは都合の良いように受け取って百合作品認定されてしまうのは明らかである。
直近ではSSSS.GRIDMAN新条アカネ宝多六花の関係が百合に見える」ということでニコニコ大百科では「百合ッドマン」という記事が作られたほどだがこの2人の関係性について、2018年12月27日発売のメガミマガジン2月号の雨宮哲監督がインタビュアーの質問に対し、

Q.アカネと六花の関係性について百合カップルの支持者から高い評価を得ているがどのように感じているか。
A.そういうジャンルがあることは知っていますが2人の関係は百合ではありません。シンプルに友達同士として描いたつもりです。

と答えている。
また、ビビッドレッドオペレーションの高村和宏監督もドッキングオペレーションの行為に対し、アニメディア2013年2月号において「百合ではない」と返している。
グリッドマンではアカネと六花は友人同士として描かれたし、ドッキングオペレーションもパワーアップするための必要なシークエンスであり、そこには百合厨の言うような「百合」は存在しないのである。
と、このように公式が「このキャラクターたちの関係性は百合ではない」とアクションを返さない限り、百合厨は百合であると押し付けを続けるのである。中には否定しても上記のお題目を掲げて認めない百合厨もいるのだが…

百合厨の対処方法

基本的にはスルーを推奨
これはどの荒らしにでも言えることだが、相手をしないことが一番である
それでも、百合厨の迷惑行為が酷い場合は相手を頭から否定せず、きちんと説明をするように心がけよう。
その際に乱暴な言葉を使えば反論の材料とされ、収拾がつかなくなってしまう。
自分が絡まれた場合も同様だが火に油を注ぐような事態になりそうであれば運営や掲示板の管理人など権限を持っている人に対処してもらうのも良い。
とにかく大事なのは「争いを広げないこと、早めに収拾を図ること」である。

関連タグ

厨房 百合 同性愛

注釈

※1…「ポッピンQ」では物語の重要人物に「レノ」という男性キャラクターが登場した。この時点でもそれなりにブーイングがあったのだが応援上映では登場する度に「死ね」「失せろ」「消えろ」「引っ込め」と誹謗中傷が発せられた。
※2…まんがタイムきららフォワードの「あんハピ♪」ではメインでは登場しなかったが男子生徒もいる共学の高校が舞台だった。アニメでは何故か男子生徒の存在が消され、女子高となっていた。
女子高になった理由は明らかにされていない。そのせいか、原作を読んで「男子生徒がいたのか」と驚く読者が多数存在していた。
※3…「ごちうさ」アニメ監督のツイッターに「ココアちゃんが好きだけど、どうやったら結婚できますか?」という問いが寄せられ「すまん…ココアにはもうチノと言う子が居て…」という返答。
もちろん、原作でチノとココアがそういう展開になっているわけでもキャラクター同士がそういう感情を持っている、と描写されているわけではない。
※4…そもそもの「恋愛ラボ」は「男女恋愛を主軸に置いたラブコメ作品」で主要キャラクターの真木夏緒の目的が「男性と恋愛をするために恋愛のノウハウを実践する」ことなので男性キャラクターが出ることを非難するのはお門違いなのだが。
因みに恋愛ラボの舞台が「女子中学校」だったので百合厨からは「女性同士の恋愛漫画」と勝手に解釈されたことがある。
※5…こちらは2巻で登場した恋愛ラボの2人と違い、美雨ひでり以外の主要メンバーが原作1話から登場している。アニメ放送に限って言えばOPにも登場しているし、PVで前もって予習することもできる。ただ、ここまで作品の内容が分かっていてもgoogleに「ブレンドS 男」と入力するとサジェストに「いらない」と出てきてしまう。

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