概要
ボンゴレ嵐の守護者、獄寺隼人が所持している匣兵器である。
C.A.I.(Cambio Arma Istantaneo;瞬時武装換装システム)の略称。
イノチェンティオリジナルの匣兵器。
基本的に単体で完結している他の匣兵器と異なり、ベルト状に連結された16個の匣で構成されている。
匣の中には単体で役に立たない道具しか入っていないが、それらは複数合体させることで異なる機能を発揮するマルチウエポンである。
嵐以外に雨・晴・雷・雲の計5属性の匣が含まれ、順序よく開けなければ真価を発揮せず。嵐以外の炎を灯すリング(リングは複数の匣の中に部品に偽装して隠されている。
5属性を適切に組み合わせることであらゆる状況に対応できるが、匣一つ一つでは何の効果も発揮しないため、常に最適な組み合わせを考えて使わなければならない。
見た目的には一番のDQNなのに作中屈指の頭脳派である獄寺にしか使えない兵器と言える。
ビアンキによれば10年後の獄寺はSISTEMA C.A.I.の殆どを残していったと言っていて、10年前の獄寺が使っていた16個の匣以外にもある模様。
獄寺が10年後の世界に来てから直ぐに手に入れた、同じくイノチェンティのオリジナル『フレイムアロー(10年前獄寺が命名)』という嵐の炎を放射する兵器と組み合わせて使う辺り、
SISTEMA C.A.I.のひとつなのか、それともフレイムアローを作った後にSISTEMA C.A.I.が作られたかは謎。
C.A.I.の兵器及び、組み合わせ
- シールド:獄寺の回りに浮遊する四枚の輪。嵐の分解+雨の鎮静効果により、防御として使う。
- コンタクトディスプレイ:標準や相手の距離、温度、湿度等を表示する。
- ホバー:炎による浮力と推進力で移動することが出来る。
- フレイムアローとの組み合わせ
- 嵐+雨 カプセルのようなパーツを装着し、フレイムアローに雨の炎の薄い膜をコーティングできる。これにより相手の防御を雨の炎で鎮静しつつ、嵐の炎で分解できる。
- 嵐+晴 弾倉ベルトのようなパーツを装着し、晴の炎の活性で不規則に変速する弾を発射でき連射可能。この時だけ炎の放射じゃなく実弾。ゲームにおける名称は「フレイムランチャー」
- 嵐+雲 カプセルのようなパーツを装着し、発射時に雲の炎の増殖で枝分かれして分裂するフレイムアローを発射できる。飛距離が遠いほど命中範囲が広くなる。ゲームにおける名称は「フレイムインフレーション」
- 嵐+雷 鉤爪がついたカプセルのようなパーツを装着し、雷の属性の硬化と組み合わせ高威力のフレイムアローを発射出来る。獄寺は『フレイムサンダー』と発言している。
- 嵐猫(ガット・テンペスタ)
SISTEMA C.A.I.の一つに入っている生物兵器。形状はヤマネコ。
獄寺が『瓜』と名付けたこのヤマネコは、見た目は子猫で戦闘能力も皆無。
獄寺になつかずに、引っ掻いたりと獄寺の悩みの種。
しかし晴の炎を受けることにより嵐豹(パンテーラ・テンペスタ)へと成長。戦闘能力も飛躍的に上がり、瓜もSISTEMA C.A.I.の一部なんだと再認識する。
しかしやはり獄寺にはなつかず、豹の姿で獄寺の頭に爪を立てた。
余談
3人の匣職人の中でも芸術家肌だったイノチェンティの作品だけあって、黒い骨の枠組みという怪しい装飾で構成された異様な形状をしている。
上記の通り最低でも嵐を含めた2つ以上の死ぬ気の炎の適性を有している必要がある。
作中では嵐・雨・晴・雷・雲の五属性が登場したが霧/大空の属性は未登場。