概要
リリムはメソポタミア神話における人間を襲う夜の悪霊、悪魔の一種。名前の発音はリリンともいわれ、元々はリリスの複数形である。
ユダヤ伝承のリリムは、リリスとアダムとの間に生まれた子供たちとされる。
リリム誕生の経緯として、アダムの命令に従わなかったリリスは悪魔と関係を持って子供を産み出していた。アダムは復縁を願ったので、3人の天使がリリスの下に遣わされて彼女を説得し、再びアダムと一緒になった。この際にリリスはリリムを産んだとされる。
なお、アダムと一度別れた時点でリリスは神から絶縁され、リリスと悪魔の間に生まれた無数の子供がリリムであるともいわれる。
また「タルグム・シェニー」(内容が追加されたアラム語訳エステル記)には、ソロモン王の前でリリムが舞踏を披露したという記述がある。
上記の神話からすると、我々人間から見て腹違いのお姉さんにあたる模様。
その性質から、サキュバスと関連付けられる事も多い。
創造作品において
サキュバスと同じように、男性を誘惑する淫魔として描かれるのが一般的。
その場合、サキュバスと比べると子供っぽく描かれる事が多い。
あと、何かと一部がでかかたりしたりする。