概要
第二次世界大戦中に満州国で鹵獲された、ドイツ製の謎の戦車。「クーゲルパンツァー」とはドイツ語で「玉戦車」を表す言葉である。
・・・見た目もまさにそのまま、ボール状の車体の戦車だ。
先ほど「謎の戦車」と書いたが、実物以外の資料はほとんど発見されておらず、未だに目的などに関してはよくわかっていない部分が多いらしい。また運用していたとされる日本陸軍にも特に戦闘記録は残っておらず、鹵獲された時点で戦闘による損傷の類もなかったとされている。
・・・もしガルパンの続編を作る機会があったら、こいつを出したら全力で褒めてやる。
仕様
車体は「玉戦車」の名の通り球形をしている。後方に小さな補助輪が付いており、旋回はこの補助輪によって行われたものと思われる。
乗員は一名のみ。装甲厚は5mm程度であり、これでは小銃弾を防ぐのが精一杯であろう。固定武装を持たず、前面に銃眼が付いておりここからサブマシンガンや拳銃などを発砲すると推測される。豆戦車を極限まで簡略化したような仕様であり、およそ戦闘の役には立ちそうにはなく、もっぱら偵察用として作られたと想定される。
動力は単気筒の2ストエンジンという、原付バイク並みの簡素なものを使用。